悪魔の手毬唄 感想。 シゲアキの悪魔の手毬唄ネタバレあらすじと感想!見逃し動画視聴はあるの?金田一耕助、ふたたび

「悪魔の手毬唄」ネタバレ感想~三度は違うキャストで・・・・。

悪魔の手毬唄 感想

【青池源次郎殺人事件】 ・鬼首村には、2大勢力である由良家(ゆらけ)と仁礼家(にれけ)があった。 ・仁礼家がぶどう栽培を初めて優勢になった時、 恩田育三という男が村へやってきた。 ・恩田は副業としてモール作りを広め、村の人たちは恩田から機械を買った。 ・仁礼家のぶどう栽培で劣勢になっていた由良家が、特に恩田をチヤホヤした。 ・ところが、 恩田の正体は詐欺師。 ・時を同じくして、亀の湯の長男・ 源次郎(渡辺大)が妻の リカ(寺島しのぶ)、息子の歌奈雄と村へ帰ってきた。 ・源次郎は恩田が詐欺師と見破り、恩田が住んでいた 放庵(石橋蓮司)の屋敷の離れに乗り込んだ。 ・ところが、源次郎は恩田に殺された。 ・妻のリカと放庵が「死体は源次郎」と証言したが、遺体の顔は黒焦げで判別は不可能だった。 ・ その後、重要参考人である恩田の消息は不明。 磯川は、リカの心の重荷を取り除くためにも、この事件の犯人を捕まえたいと強く思っていたのだ。 金田一は、共同浴場で出会った 多々良放庵(石橋蓮司)から、 元妻・おりんと復縁するという話を聞く。 放庵は庄屋の末裔で、昔は仁礼家以上の金持ちだったが、現在はすっかり落ちぶれている。 おりんは、放庵の5番目の女房だった女性(放庵は生涯で8人の妻がいた)。 リカは歌奈雄と泰子の結婚に猛反対 リカ(寺島しのぶ)の息子は、村で一番のモテ男・ 歌奈雄(小瀧望)。 歌奈雄には恋人・ 由良泰子(菅野莉央)の存在があって結婚の約束もしていたが、 なぜかリカは猛反対。 歌奈雄には、村一番の金持ち・仁礼嘉平の令嬢・ 文子(大友花恋)との縁談の話もあった。 嘉平が文子の縁談を急ぐのには、ある理由があった。 リカの娘は、 半身に赤痣のある 里子(大野いと)。 自分の醜さを恥じて人前では頭巾と手袋で肌を隠し、土蔵で暮らしている。 母親の 別所春江(国生さゆり)は、昔恩田の世話をしているうちに関係を持ったのだという。 この別所母娘の帰省を合図にしたかのように、連続殺人事件が起こる。 — 2019年12月月21日午前7時11分PST その夜、金田一は峠で腰の曲がった老婆ですれ違った。 彼女は顔を頭巾で覆っていて、 自分をおりんだと名乗った。 第一の殺人 第一の殺人が起こった。 被害者は 由良泰子(菅野莉央)。 死因は絞殺だったが、滝壺で口に漏斗(じょうご)を差し込まれて桝(ます)から水を飲む仕掛けがされていた。 昨夜最後に泰子を見たのは、里子。 里子は、泰子が腰が大きく曲がった老婆と2人で歩いていたのを遠目に目撃していました。 金田一が「それはおりんさんかもしれない!」と言って、岡山県警の警部補・ 立原寅蔵(生瀬勝久)たちも一緒に放庵の家へ。 放庵の失踪 放庵は、家にはいなかった。 殺されたのか、失踪したのかはわからない。 【部屋に残されていたもの】 ・2人分の食事と酒 ・吐血 ・女物の草履の足跡 ・ 毒草(トリカブト) 金田一は、おりんからの復縁を求める手紙を発見。 しかしそれは、一度封を開けられていて、消印にも細工がされていた。 この後は 磯川警部(古谷一行)も合流して、捜査にあたる。 磯川は 「今回の由良泰子殺人事件が、23年前の青池源次郎殺人事件と関連があるのではないか? 」と考えて、金田一に力を貸して欲しいと頼む。 悪魔の手毬唄一番 手毬唄キター — きしめんバリトゥード kishimenV 金田一たちは、由良家の長老・ 五百子(中尾ミエ)が鬼首村に昔から伝わる手毬唄があるというので聞きにいく。 一羽のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい 枡屋の娘 枡屋器量よしじゃがうわばみ娘 枡ではかって漏斗で飲んで 日がないちにち酒浸り それでも足らぬとて 返された 返された 桝屋(ますや)は由良家の屋号で、「枡ではかって漏斗で飲んで」は泰子の死体にされた細工、「返された」とは殺されたの意味です。 金田一は、2番の手毬唄も聞きたいと言いますが、五百子は覚えていなかった。 村で手毬唄の歌詞を知っているのは、五百子の他には法庵だけ。 放庵が、手毬唄の歌詞になぞらえて泰子を殺したのか? 敦子(斉藤由貴)は「秘密があるのは仁礼家の方じゃ!文子(大友花恋)は嘉平の娘ではない!嘉平の妹の咲江(有森也実)の娘じゃ!」と爆弾発言。 その頃、嘉平は『亀の湯』を訪れて歌奈雄に文子との縁談を強く勧めていた。 交換条件として里子の結婚と『亀の湯』の安泰を約束すると言われて、迷う歌奈雄。 リカは心配する。 第二の殺人 泰子の通夜の晩、今度は 文子(大友花恋)がいなくなった。 翌朝、文子の死体が仁礼家のぶどう酒工場で見つかる。 死因はやはり絞殺だったが、遺体の腰には竿秤が差し込まれ、秤の皿には正月飾りに使われる作り物の大判小判が置かれていた。 『あなたの亡くなったお父さんについて秘密をお教えします 放庵』という泰子の時と同じ手紙も見つかった。 やはり犯人は、失踪した放庵なのか? 悪魔の手毬唄二番 金田一は、第二の犠牲者・文子(大友花恋)が、鬼首村の手毬唄二番の歌詞になぞらえて殺されたことを知る。 二番目のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい 秤屋の娘 秤屋器量よしじゃが爪長娘 大判小判を秤にかけて 日なし勘定に夜も日もくらし 寝るまもないとて 返された 返された 「秤屋」は仁礼家の屋号で、「大判小判を秤にかけて」が泰子の死体にされた細工で、「返された」は殺されたの意味。 「やっぱり歌の通りに細工されている」と確信した金田一は、三番の歌詞も知ろうとするが、五百子はまたしても覚えていなかった。 青池源次郎の過去 金田一は、青池源次郎(渡辺大)の過去についてリカから聞く。 ・泰子は恩田と由良敦子(斉藤由貴)の娘。 ・文子は恩田と仁礼咲江(有森成美)の娘。 (外聞を気にした嘉平が、文子を自分の娘として育てた) つまり、大空ゆかり/別所千恵子(中条あやみ)と泰子と文子は、恩田が父親の腹違いの姉妹だったのです! 3人もの女性を妊娠させて殺人まで犯した恩田とは、どんな人物なのか? 足の中指 金田一は、大空ゆかり(中条あやみ)から 恩田の足の中指が異常に長かったという情報を得る。 その後、残っていた源次郎の遺体写真から足の中指も異常に長かったことがわかり、 殺されたのが源次郎ではなく恩田だったことを確信する! 源次郎は、まだ生きている? そして、おりんが去年に死亡していたことも判明。 では、金田一が峠で出会った老婆は何者だったのか? 金田一は「この事件の源は神戸にあると思う」と言って、神戸に向かう。 ・温泉宿の息子として生まれた源次郎は、村の人たちから差別されていた ・ 源次郎は、自分を見下した鬼首村の人々を憎んでいた ・そのうえ「亀の湯」は村の金持ちに取られて、一族全員路頭に迷った ・ 源次郎の写真 ・放庵が書いた「鬼首村手毬唄考」( 手毬唄の全ての歌詞が載っている) 謎解きはこれから 金田一は、仁礼家に由良敦子(斉藤由貴)、仁礼咲江(有森也実)、別所春江(国生さゆり)の3人を集めてもらった。 20年前に恩田に妊娠させられた3人の美魔女は、金田一が見せた青池源次郎(渡辺大)の写真を見て 「恩田だわ!」と腰を抜かさんばかりに驚いた。 源次郎=恩田育三だったのだ! 源次郎がこの鬼首村を出たのは5歳の時、それ以降、この村の人間は源次郎の顔を見ていなかった 金縁眼鏡にちょぼひげを生やした源次郎が現れても、気付く人がいなかったのも納得。 事実、源次郎はリカと歌奈雄を先に村へ来させ、自分は村に帰らなかった。 その間、源次郎は恩田に化けて、村に詐欺を働いていたのだ。 幼少期に村から差別されて家族ごと追い出された源次郎は、村への復讐を実行したのだ。 詐欺だけでは満足しなかった源次郎は、妙齢の村娘の敦子、春江、咲江を妊娠させた。 村の人々は誰も恩田=源次郎とは気づかなかったが、放庵だけは気づいた。 源次郎同様に村に恨みを持っていた放庵は、源次郎に力を貸して村を陥れようと企んだ。 青池源次郎殺人事件の真相 金田一たちは、亀の湯に乗り込んだ千恵子がリカに首を絞められている現場に乗り込んだ! 源次郎を殺した犯人は、 妻のリカだった。 リカの告白は、以下です。 私は、どうしてもあの人(源次郎)が許せなかった。 幸せだったのに……。 それが突然、鬼首村に移住すると言い出して。 源次郎は自分は神戸から動かず、私とと歌奈雄だけを村へ行かせた。 源次郎は、最初から恩田育三となって詐欺を働くつもりだった。 しばらくしてリカは、噂の人物恩田が人相や背格好から源次郎ではないかと疑い、会いに行った。 やはり恩田の正体は源次郎だったが、源次郎は金を持って満州へ高飛びするつもりだった。 リカは必死で説得するが、源次郎は「この村を破滅させるのが目的で、もうお前らには用はない」と突き放した。 リカは、衝動的に源次郎を殺害。 目撃した放庵は、リカに源次郎の顔を焼かせて偽装工作させて、リカと関係を持った。 鬼首村連続殺人事件の真相 今になってリカが放庵を殺した理由は、金田一耕助が村にやってきたから。 放庵は「探偵が村にやってきた。 バラされたくなかったら言うことを聞け」とリカを脅したのです。 磯川は「金田一さんに亀の湯を紹介したわしが、リカさんを追い詰めたのか」と嘆いた。 リカが、三人の娘(泰子、文子、ゆかり)の殺害も決意した理由は、大空ゆかりの帰省。 子供の頃に歌奈雄と仲が良かったゆかりがこんなに綺麗になって帰ってきたら、歌奈雄のことが好きな泰子と文子が焦るに違いないから。 歌奈雄と三人の娘は兄妹だから、結婚させるわけにはいかない。 リカの犯行の全容は以下です。 ・おりんからの手紙を盗んで消印に細工をして、最近おりんが放庵に手紙をよこしたかのように見せかけた。 ・おりんに化けて放庵の家を訪れて夕飯に毒を混ぜて殺害。 ・リカは、三人娘(泰子、文子、ゆかり)の殺害を計画して、放庵の仕業に見せかけるために、鬼首村の手毬唄の歌詞を利用した(放庵は「鬼首村手毬唄考」を書くほど手毬唄に詳しい人物)。 ・しかしリカは、ゆかりと間違えて里子を殺してしまった。 ・リカが犯人と気付いた里子が、ゆかりのバッグ(リカが手紙を入れた)を奪い、身代わりとして待ち合わせ場所に来たのだ。 ・里子は、泰子の通夜の晩にリカの手ぬぐいを拾って老婆の正体がリカであることを確信して、なんとかリカの犯行を止めたかったのだ。 ・そのために里子は、文子の通夜の晩に顔の痣もさらしたのだ。 ・その後、沼に沈んでいた放庵の死体が上がる。 悪魔の手毬唄四番 金田一たちは放庵の死体を確認しに行ったが、 磯川(古谷一行)は一人でリカのそばに残った。 磯川は昔話をした後「リカさんの三味線が聞きてえ」と言って、 リカを逃がした。 実は、鬼首村の手毬唄には四番があった。 四番目のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい 桶屋の娘 器量よしじゃがやきもち娘 橋の上から川面を眺め 色街帰りの旦那を待った 待った 恨みが強いとて返された 返された リカは橋の上から川に飛び降り自殺した。 磯川警部は、リカを逃がした責任を取って退職。 歌奈雄と一緒に田舎へ帰って、一緒に田畑を耕して生活するという。 歌奈雄は「父親が詐欺師で、母親が5人も殺した殺人犯!こんな呪われた血は俺で終わりにしたる!」と自殺を考えたが、ゆかりに「私はずっと詐欺師の娘、人殺しの娘と言われて辛い思いをしてきた。 でも歌奈雄さんと里子ちゃんが励ましてくれた。 だから生きて下さい!いつかいいことがあるから!」と言われて思いとどまったのだ。 金田一は村を去り際、「磯川さん、あなたリカさんのこと……」と言いかけてやめた。 (原作では金田一は「リカのことを愛しておられたんですね」と言う) 『悪魔の手毬唄2019』Twitterの評判と感想・原作との違い 『悪魔の手毬唄2019』のTwitterの評判と感想を見てみましょう。 臭い(笑)! 悪魔の手毬唄と言えば珍しく風呂に入る金田一が見られるアレっすね。 稲垣吾郎金田一も入ってたよね。 腰の曲がり具合については、過去作(1977年のドラマ、映画)とほぼ同じです。 お幹(木南晴夏)と立原寅蔵(生瀬勝久)が面白い こういうおとぼけキャラいるとなごむなぁ — きしめんバリトゥード kishimenV 確かに生瀬さんの演じ方はトリックのそれだよなあ…。 — 内田 2019年へ…。 kenshiss 生瀬さんと木南さんのおかげでちょいちょい楽しいからいいわ — りーさん riisaan2 なんかいざとなったら、ヅラ飛ばしそうな刑事さんだね。 金田一への「お前に捜査権はない」って、ドラマ『相棒』を彷彿とさせるのですが(笑)。 迷推理を堂々と披露して、部下にないがしろにされている姿が、ホント面白かったです。 お幹(木南晴夏)もうわさ大好きチャキチャキ娘で、コメディ要員でしたね。 だから斉藤由貴さんにしたのかしら。 — タリホー@サラリーマン山田 sshorii10281 今回のドラマのテーマが「女同士の醜い争い」ですが、美魔女3人が見事に体現してくれました。 斉藤由貴さん演じる由良泰子のキャラが原作と大きく違ってましたが、ストーリーをわかりやすくするために良かったんじゃないかと思いました。 原作:感情を秘めていてそんなに取り乱さない。 ドラマ:わめきちらすなど感情を表に出す。 恩田の写真を見せられた時の3人の反応も、面白かったですね。 今までにない斬新さで、良かったと思います。 おりんの声が女性だったことから犯人は女性と推理していましたが、これは原作と違いますね。 原作では、里子が真犯人を知っていることから犯人はリカと推理します。 違いを以下にまとめてみます。 原作 ・結果として詐欺を働くが、最初は詐欺をするつもりはなかった。 ・3人の美女に手を出して妊娠させたが、春江(国生さゆり)とは本気の恋で2人で高飛びするつもりだった。 ドラマ ・最初から詐欺目的だった。 ・復讐目的だけで3人の美女を妊娠させて、1人で高飛びするつもりだった。 ま~どっちにしろクズはクズなんですが、 原作の源次郎の方がまだマシなんですよね。 恩田に化けたのも故郷の村の人たちが自分を相手にしてくれないとわかっていたからこその苦肉の策で、最初は本当に村に副業を広めるつもりだったのが、モール会社が倒産して結果的に詐欺になったという感じです。 — 影夜叉 haganemimi 物語のキーパーソン・放庵も、原作よりかなりドクズに描かれています。 原作 ・源次郎と組んで詐欺を働いていない。 ・リカに命じて源次郎の顔を焼かせて証拠隠滅を図ったが、その後リカを脅してない。 ・痩せても枯れてもプライドが高く、人の弱みに付け込むようなことはしない。 ドラマ ・源次郎と組んで詐欺を働く。 ・リカに命じて源次郎の顔を焼かせて証拠隠滅を図って、その後リカに関係を強要した。 ・探偵(金田一)が来ると聞いて、再びリカを脅して関係を迫った。 原作のお庄屋はもっと達観した雰囲気の人物で、村人たちに恨みも持ってません。 リカに生活費の面倒はみてもらっていたようですが、お庄屋が無理強いしたことではありません。 ドラマの法庵は、ザ・ワルって感じで本当に根っからのドクズ。 四番目の手毬唄に驚愕!磯川警部はなぜリカを逃がしたの? 原作には四番は存在しないので、これは完全なドラマオリジナルです。 また、原作の磯川はリカを逃がして自殺させるようなことはしません。 ドラマの磯川がなぜリカをあえて逃がしたのかについては、リカを楽にしてやりたかったからでしょうか? 当然磯川はリカの自殺を予期していたと思われますが、それでもリカを逃がしたのは、ちょっと私なんかには想像できない深い思いがあったからなのでしょう。 磯川がリカにベタ惚れで深い愛情を持っていたのは明白で、そんな磯川がリカに不利益なことをするとは言思えないから。

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悪魔の手毬唄(1977)のレビュー・感想・評価

悪魔の手毬唄 感想

ぷらすです。 今回ご紹介するのは、前年公開された「」の大ヒットを受けて制作されたシリーズ第2弾『悪魔の手毬歌』ですよー! 本作では、の依頼者で相棒役の磯川警部にを迎えるなど、前作に劣らぬ豪華キャストでしたー! 画像出典元URL: 概要 1976年公開の『』の大ヒットを受け、前作同様に監督、主演でのシリーズ第2弾。 ただし本作は制作・配給ともに映画になっている。 あらすじ 古い因襲に縛られ、文明社会から隔離された岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村(オニコベムラ)が舞台。 探偵()は、親交のあるの磯川警部()の依頼で、そんな鬼首村にやってきていた。 この村では旧家である由良家と、新興ながら武道で名を成した仁礼家が勢力を二分していた。 しかし20年前、恩田という詐欺師に騙されたことが原因で由良家は没落し、今は 仁礼家の天下になっていた。 磯川警部の以来はその20年前に起こった殺人事件の再調査。 恩田の詐欺を見抜いた、旅館亀の湯の主人源次郎は止めようとしたが、恩田に殺害され事件は迷宮入りに。 磯川警部は、実は殺されたのは恩田の方だったのではと考え、20年間コツコツと真相を調べていたが行き詰まり、再調査を金田一に依頼したのだ。 金田一が石川警部と調査に乗り出した矢先、とんでもない事件が起こってしまう。 由良家の娘で、亀の湯の息子 歌名雄の恋人だった泰子が、何者かに殺害され、その遺体は村に伝わる手毬唄を模した見立て殺人であった。 感想 映画史研究家のさんの著書「と『』」の中で、版「金田一シリーズ」の完成形と書かれていたので、本作をレンタルしてきました。 金田一役には前作に引き続き、その他に磯川警部役のを始め、、(の奥さん)、など、前作「犬神家~」に劣らぬ豪華キャスト。 また、「よし、分かった!」の、前作では神官役だったなど、お馴染みの面々も出演しています。 入り組んだ人間関係をスッキリ観せる力 まず、驚くのが前作以上に込み入った人間関係や人数を整理し、観客が迷わないようにスッキリ整理された構成でした。 すべての事件は20年前に村にやってきた詐欺師、恩田という男に起因しています。 元々、この村一番の実力者は多々良家という庄屋。 その多々良家の土地や山林を買い叩いて手に入れのし上がったのが、旧家だった由良家。 しかし、その後武道と葡萄酒作りで財を成した仁礼家が頭角を表したのに焦った由良家は恩田の口車に乗せられて、没落してしまいます。 この恩田というのが悪い奴で村人を詐欺にかけただけでなく、当時の庄屋 多々良放庵の家を根城に、由良家と仁礼家に出入りし、別所春江()、由良家の敦子()、現仁礼家当主の妹 司咲枝()と関係を持つというとんでもないヤリチン野郎。 その上、詐欺を見抜き止めようとした亀の湯の主人源次郎を殺して逃亡するという極悪人。 そして20年後、色々あったものの村には平穏が戻り、亀の湯の女将リカ()の息子、歌名男()と泰子は恋仲に。 しかし、仁礼家当主の嘉平は仁礼司咲枝の娘で養女の文子を歌名男と結婚させたいと思ってるわけです。 そして、由良敦子の娘 泰子()が殺され、文子(永野裕紀子)も殺され、そしてリカの娘 里子()も……。 ね、ややこしいでしょ? こんな入り組んだ人間関係を、混乱させることなく折り込みながらドラマを作っていくんですから、ほんと驚きです。 がいい! 本作のキャストの中で一番光っていたのは、何といっても磯川警部役のさんです。 それまで、ヤクザや剣客のようなを演じてきた若山さんですが、本作では人情に溢れ愛嬌のある警部役。 さんによれば、本作以降、そうした人情実のある役を多くこなしてるそうなので、本作は若山さんにとって転機になった作品なのでしょうね。 そんな、人懐っこい磯川警部ですが、不意に見せる鋭い視線で、実は切れ者であることが分かるようになっています。 「よし、分かった!」と言いながら、調子っぱずれの推理を展開する立花警部役のさんとは真逆です。 磯川警部は、新人時代の20年前に 亀の湯の主人源次郎殺人事件の調査に参加、その時以来、未亡人のリカに恋をしてるんですね。 そんな、不器用な恋心も若山さんは見事に演じています。 金田一の役割も若干変化 前回の「犬神家~」の感想でも書いたんですが、本作でも金田一は基本的に事件を解決しません。 これは、監督の意向で、金田一は『事件を解決する探偵』ではなくて、『事件の概要を観客に説明するナレーター』と捉えているからです。 とはいえ、本作の場合「犬神家~」と違って、事件の糸口が神戸にあるからなんですね。 そのヒントを観客に伝えるためには、金田一が神戸に飛んで過去を探るシーンを描かないわけにはいかず、本作では『事件解明』に挑む金田一を見ることができます。 『オカルト』から『ミステリー』へ 「犬神家~」ではミステリー要素よりも、因習や因縁といったおどろおどろしい要素や、ショッキングでたっぷりのオカルトチックなシーンが目立ちましたが、それに比べると本作はいささか大人しい印象を受けました。 いや、僕のほうが慣れただけかもしれませんがw で、その分ミステリー要素の方が前に出てきている印象を受けたんですね。 好みは分かれるかもですが、事件のあらましや犯人の動機付けは、本作の方が腑に落ちるかもしれません。 また、本作は2時間24分と長尺な作品でもあるんですが、少なくとも観てる間はとてもドキドキハラハラしながら見入ってしまいましたよ。 興味のある方は是非!! aozprapurasu.

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石坂・金田一最高傑作『悪魔の手毬唄』ネタバレ感想

悪魔の手毬唄 感想

土曜プレミアム「悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜」ドラマ感想まとめ あっという間の二時間だった。 昭和の悪魔の手毬唄が記憶に焼き付いている私にとって、良い意味で新しい時代の悪魔の手毬唄だった。 そう、これこれ!と思うシーン有り、ここはこう来たかー!と驚くシーン有り。 総じて加藤シゲアキの金田一耕助はとても愛らしかったと思う。 — y. wTp6lVEm1sSYEvU 古谷一行が金田一帽子をかぶるシーンはジーンときた… 恩田を殺すシーン、赤ちゃんの鳴き声がおどろおどろしく雰囲気出てた… 四番目の娘の唄に驚き!三、五、七のなになにづくしじゃなくなっちゃうじゃん 笑 中条あやみは女王蜂の大道寺智子役で見てみたい。 青池家の内情とか色々深く掘り下げていた事で見てて分かりやすかったと思います。 りかはやり過ぎだよね。 悲しい人だけど一種のサイコパスかな。 以前深読みで、弁士としての華やかな時代を忘れられずに途中から変装したり声音を変えたりを嬉々として行動してる感があるって言ってたけど、何か今回の寺島しのぶバージョンは当にそんな感じ。 — TAKA narulinjane 部屋に置いてあった帽子をおもむろに被り「懐かしいなぁ〜」と連呼する古谷一行が見れて感無量。 あの瞬間だけ、古谷一行金田一が蘇りました。 — ミナト jyaminoshizuku 「悪魔の手毬唄」 駈け足な展開で、最初はどうかと思いましたが、意外と楽しめました。 古谷一行さん、寺島しのぶさん、石橋蓮司さんの演技は別格だと思いました。 殺人しなければならなかった人は最後の歌詞とおりに死ぬのがつらかった。 — ヤマトー霧原真帆 MIzuharayu まさに面白怖い…。 ちょっと変わっていて、周りにお構い無しに行動するもどこか憎めず、尚且つ人を惹き付ける金田一耕助の印象そのもの。 風景や建物から感じる村独特の空気や手毬唄に、鬼首村が本当に存在するかのようだった。

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