クルマのボディの塗装修復に限らず、塗装全般に下塗り、中塗り、上塗り、と3回塗るのがベストな方法でしょうね。 しかし、プロの仕事ではありませんから、中塗り(ボディカラー)、上塗り(クリア)でも十分でしょう。 コンパウンドを掛ける作業(ヤスリがけ)は意味合いとしては、塗面を均すことと、上塗りの食い付きを良くする、という2つの面があります。 クリア塗装は基本、仕上げ塗装になりますので、コンパウンドの作業はクリアのツヤを消してしまうものになります。 と、いうことですから、クリア塗装の後に「ツヤ消し」作業をしない様にして下さい。 ところで、クリアのタッチペンって、ありましたっけ?クリア塗装は、エアーブラシ、スプレーでしかキレイに仕上がらないと思いますが・・・ 補足について メタリック、パール、マイカといった塗料の特徴は、塗料の中に「粉末」が混合されている処にあります。 この粉末が、それぞれの光沢感を出していますので、他の塗料より塗装面の食い付きが悪いか、もしくは、そのままではマットな表面に仕上がり、ツヤが出難いということがあるのでしょう。 クリアを塗装することで、簡単にツヤも出ますし、今のクルマ用塗料は、コンパウンドで軽く磨く事でツヤが出し易い塗料になっている様ですね。 私も勘違いしていたのですが、クリアの後のコンパウンド仕上げは、この場合全く問題が無いと思われます。 ただし、塗料の完全乾燥状態を確認する必要はあるでしょうね。 おそらく、塗装面をタッチペンでキレイに均す事は出来ないはずですから、ボディ色を塗った後、クリアを塗った後、両方でコンパウンドがけするのがベストではないでしょうか?.
次の【あて紙】 塗装時に、補修箇所以外に塗料が付かないようにあてがう段ボールや厚紙のこと。 【色移り】 他のものに当たってその色がバンパーやボディに付着すること。 【色ずれ ぶれ ・個体差】 メーカーの塗装工場 生産ライン や製造時期などでカラーナンバーが同じにも関わらず色の差が出ること 【ウレタンクリアコートスプレー】 2液性のクリアで通常のクリアに比べて塗膜の厚さ・光沢が優れている。 また耐候性・耐ガソリン性も高い。 補修経験者向け 【エクボ】 えくぼのような小さいへこみ・キズのこと。 【エポキシパテ】 主剤と硬化剤を混ぜて硬化する柔軟性・密着性のある2液性のパテ。 【カーペイント アンチラストペイント 】 車の補修用スプレー式塗料。 アンチラストペイントやミニミックススプレーも同じ 【外装部品色】 ツートーンやスリートーンカラーだが、車体には上部色のみ記載されているカラーのこと 【カラータッチ】 傷付いた塗装面に同色の塗料を小ハケで塗布する補修用品。 【カラーナンバー】 車のカラーを英数字の組み合わせで番号化。 ボンネット内・ドア部・トランクなどに明記されている。 【キャンディカラー】 キャンディ用下塗りシルバーを塗装したあと、キャンディカラーをスプレーすることで透明度の高い鮮やかな色調が得られる特殊塗料。 【グラスファイバー】 ガラスを溶かして繊維状にしたもの。 【クリアペイント】 メタリックやパール・マイカ車の最終塗装時に用いるツヤ出し用スプレー。 メタリック、パール・マイカ色はペイントすることで車本来のカラーになる 【コンパウンド】 ボディのキズ除去やツヤ出し作業時に用いる研磨剤。 用途に応じてチューブ、半ねり、液体がある。 【サンドペーパー】 補修工程やパテ研磨などの作業時に使用する紙やすり。 水をつけても使用できる耐水サンドペーパーもある。 【シーラー】 経年劣化などによりガラス部やトランクなどのゴムと鋼鈑の隙間を埋めるために使用するシーリング剤のこと。 【地金】 塗装の一番下の部分の金属部のこと。 【下地処理 足つけ 】 パテや塗装作業の前に必要な処理のこと。 例 パテが密着しやすいように行うペーパーがけなど。 【シリコンリムーバー】 汚れや油分などを取る脱脂剤。 【巣穴】 パテの中に空気が入ることにより出来た気泡 空洞 のこと。 【スプレーダスト】 スプレー塗装の際に塗料中の溶剤が蒸発してできる粒状の塗料カスのこと。 【洗車キズ】 洗車時にスポンジなどで付いた同心円状などのキズのこと。 【ソリッド塗装】 メタリックやパールといった、キラキラとした光輝性粒子をまったく含んでいない、原色だけのボディカラーのこと。 最近のソリッド色は耐候性やツヤを考慮しクリア塗装している。 【パール マイカ 塗装】 パール 真珠 やマイカ 雲母 などの素材が入った塗装の上に、クリア塗装しているボディカラー。 通常は3コート塗装でパール下塗り、パール上塗り、クリアとなっている。 【パテ】 小さなキズやへこみを埋めるために用いる紙粘土みたいなもの。 【バリ】 キズ付いた部分のとげのようにはみ出しているもの。 【バンパープライマー】 バンパー部を塗装する時に、カーペイントの密着性を良くするために塗るスプレーのこと。 【プラサフ】 カーペイントをボディの金属部への密着力を高める下塗り剤。 防錆効果もある。 ホワイトプラサフは特にボディカラーが赤や黄色系に適している。 グレープラサフは全塗装色対応。 【プレスライン】 ボディを構成するパネルを成形する際にできたパネルのラインのこと。 【ボカシ剤】 補修作業で塗装した部分と元の塗装部分の境目のスプレーダストを溶かしてなじませるスプレーのこと。 【ポリエステルパテ】 超微粒子ポリエステル樹脂を使用し、主剤と硬化剤を混ぜて硬化する2液性のパテ。
次のタッチアップペイントとは クルマを色あざやかに飾っている塗装には、「金属を蝕むサビからボディーを守る」という大切な役割がある。 このため、ほんの些細なキズでも、塗膜が剥がれて鉄板面がむき出しになっていたら要注意!マッチ棒の先ほどの些細なサビも、ひとたび発生してしまうと塗膜の下に広がっていき、収拾がつかなくなってしまうからだ。 また、下地塗料(アンダーコート)が残っていたとしても、放っておけば塗料の剥がれが広がる可能性があるため安心は禁物だ。 ただちにタッチアップしておきたい。 さて、タッチアップとは傷ついた塗装面に同色の塗料を小ハケで塗布する補修方法で、プロ並みの仕上がりさえ期待しなければ簡単に行うことができる。 ハケ付きキャップの小ビンに入れられた専用塗料が市販されているので、まずはこれを1本手に入れたい。 純正品と社外品がある 純正品と社外品 タッチアップ塗料はカーメーカーの純正品の他にケミカル用品メーカーからも市販されている。 いずれも純正色が用意されており、内容量や質に大きな違いはない。 そして、純正品ならカーディーラー、社外品ならカー用品店にいけば手に入れることができる。 ただし、売れ筋のカラーは網羅されているものの古い車種や人気のないクルマのカラーはラインナップから外される傾向にある。 このため、タッチアップ塗料を購入したくても、愛車に合致する色がなく、そもそも設定すらされてなかったといった経験をしたことがある人も多いとことと思う。 そんなときは国産車全車種の純正色をその場で調色してエアゾール缶に詰めてくれる、ホルツの「MINI MIX」やソフト99の「オーダーカラー」を利用するとよい。 そのままではタッチアップには使えないが、適当な小皿にスプレーして塗料を取り出せば筆塗りできるからだ。 また、ソフト99の場合、タッチアップ塗料もオーダーすることができる。 困ったときは問い合わせてみるとよい。 ここに訂正いたします。 まずは愛車のカラーNO. を確認! カラーNO. を確認 ボディカラーは同じように見える白でも5~6種類はある。 それも同一のカーメーカーで、数種類ということも珍しくない。 このため、タッチアップペイントを購入するときは愛車のボディ色に合致するカラーを識別する必要がでてくるのだ。 とはいえ、特に難しいことはない。 どこのメーカーのホディカラーも「カラーNo. (純正色番号)」で管理されているからだ。 表記場所はエンジンルーム内に取り付けられている型式プレート内。 そこの「COLOR No. 」あるいは「COLOR CODE」という項目に記載されている数字がそれだ。 なお、ホンダ車および一部の車種はドアピラーの周囲に単独で表記されている。 見当たらなかったときは探してみたい。 そして、もしもこれが不明なら、カーディーラに問い合わせるか数種の色を比較検討する必要がある。 社外品には2種類の記号が記されている 小筆を用意したい タッチアップ塗料のキャップ裏には塗布用の小筆がセットされており、通常は何も用意することなくタッチアップを行うことができる。 が、この小筆。 細部に塗布するには太く、かつ硬くて柔軟性に欠ける。 出先でキズに気付いたときにサッと塗る、といったときには重宝するが、お世辞にも使いやすいとは言えないのだ。 このため、本気で補修に取り組もうと思ったなら、模型用の小筆を利用することをおすすめする。 毛先がしなやかで弾力があり、先端が尖っているため付属の小筆よりもはるかに作業がしやすくなるからだ。 なお、この手の小筆はプラモデルを扱っている模型屋や文具店で手に入れることができる。 通常、太さの異なる小筆を数本セットにしたパックで売られており、製品によっては小皿も付属している。 また最近は、カー用品メーカーからもタッチアップ用と称した小筆が販売されている。 例えば右側の写真は99工房の「タッチアップペンこだわりセット」で、細いキズでも塗りやすい小筆と取っ手付きの塗料皿にタッチアップ専用うすめ液もセットされているのだ。 いずれにしろ、別途購入しておきたい。 筆先を斜めにカットすれば使いやすくなる.
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