バリデーション 認知 症。 バリデーションは人を幸せにします。

バリデーションは人を幸せにします。

バリデーション 認知 症

認知症に対するバリデーションでは、患者が徘徊、叫んだりした場合にも 「意味がある」として、患者の今までの人生を考えつつ共に行動し「共感して接する」事に重点を置きます。 療法を行う側は「傾聴」「共感」をすることで認知症患者へ安心と安定を与え、本人の達成感や自尊心を高める事を目的としています。 バリデーション療法は、感情表現が乏しい方等にも効果があるとされています。 介護現場ではよく認知症患者を「ごまかす」事が多いです。 帰宅願望がある方には「ここが今住んでる家ですよ」等とよくやりすごす事があります。 バリデーション療法とは、その真逆で本人へ真実を伝え「どうして帰りたいのか」と根本的な原因を探り、解決していきます。 このように、バリデーション療法は、高齢者と接する際にうそをつかないこと、ごまかさないことに重きを置いています。 そうすることで、認知症患者との間で信頼関係が生まれ、高齢者からの「真の心の訴え」を理解することができると考えているからです。 認知症のバリデーション療法の実施 認知症患者に対してバリデーションを行うには、専門的な知識が必要となります。 そのための 「バリデーションワーカー」という資格があります。 バリデーションを実施するにあたり細かな方法がありますが、重要な方法として、まず センタリングです。 これは、患者へ同意が出来る様に介護者が自分の気持ちを安定させ集中する事です。 次に、 リフレージングです。 これは、患者の会話を繰り返して確認する事を現します。 患者と同じ言葉や会話の流れを繰り返すことで共感を生み出します。 レミニングは、悩み事等がある場合は相手の思い出話を聞き、どのように解決してきたかを聞いていくことです。 アイコンタクトは、患者の気持ちを目によって共感するために目線を合わせる、目を見てゆっくりと近づく事などを現します。 タッチングは、そのイメージ通り患者へ優しく触れ合う事(抵抗や拒否がある場合は行わない)です。 ミラーリングは患者の動作を真似て行動から合わせ感情を合わせていく事によって認知症患者の根本的な訴えはどこにあるのかを探り、解決していきます。

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認知症とバリデーション療法

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介護する側はよかれと思って笑顔をキープすることが多いが、自分が悲しんでいるときに笑顔で話しかけられると、認知症の人は「こんなに悲しいのに笑っていて、この人は分かってくれない」と心を開いてくれない場合が多いという。 バリデーションは、 認知症が進行しても最後まで失われない機能「感情」に働きかけ、認知症の人に共感することでコミュニケーションする対話法である。 アメリカのソーシャルワーカーであるナオミ・ファイルさんによって1960年代に開発された。 認知症になると、徐々に認知機能が低下していく。 現在の年月や時刻、自分がどこにいるかといった基本的な状況把握のことを「見当識(けんとうしき)」、その能力が衰えないよう「今日は何月何日か」といった質問を繰り返す方法を「見当識訓練法(リアリティーオリエンテーション)」というが、これを毎日行っても、いずれ認知機能は低下し、見当識は失われてしまう。 そうすると認知症の人は、自分では「間違っていない」つもりなのに、周囲に間違いを指摘され混乱するばかりとなる。 やがて介護者との間に感情のあつれきが生じ、それが暴言や徘徊といった周辺症状へとつながってしまう。 そこで、見当識という失われていく機能ではなく、最後まで失われない感情に焦点を当てたコミュニケーション法が「バリデーション」だ。 バリデーションを用いれば、 初期から末期の認知症の人まで、どの段階であっても意思疎通が可能となる。 しかし、それは認知症の人の感情を抑え、静かにさせることとは違う。 「バリデーションが目指すのは、 認知症の人が、怒りや悲しみも含めて感情を表に出し、その人が生きてきた意味や価値を確認する手助けをすることです。 バリデーションを実践することで、介護者と認知症の人との間に信頼関係が築かれ、互いに共感することが可能となります。 さらに、認知症の人が生きる希望を持つことができ、絶望を避けることができます」と、関西福祉科学大学社会福祉学科教授で、日本で最初のバリデーションティーチャーとなった都村尚子さんは話す。 介護者と気持ちが通じ合うことで、暴力や徘徊も減らせる また、 介護者と認知症の人の気持ちが通じると、二次的な効果として、徘徊や暴力、食事の拒否といった周辺症状が軽減されるのだという(バリデーションについて詳しく知りたい方はをご覧ください)。 では、バリデーションはどのように行えばいいのだろうか。 「バリデーションにはいくつかのテクニックがあり、介護現場でバリデーションを行っている専門家は、認知症の症状や進行具合に応じて、使い分けています。 これらのテクニックの中には、ご家庭でもできる方法がいくつかあります。 特に ご家庭で役立つテクニックは、(1)アイコンタクト、(2)カリブレーション、(3)リフレージング、(4)ミラーリング、(5)タッチングの5つです」と都村さん。 これら5つの方法について、一つひとつ解説しよう。 続きは「日経Gooday会員(無料)」、 「日経Goodayマイドクター会員(有料)」の方がご利用いただけます。 FEATURES of THEME テーマ別特集• 激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。 今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。 中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。 前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。 前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。 今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。 健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。 異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。 数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。 では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。 今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

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認知症治療で使うバリデーションって何?どうやってやればいいの?

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どのような特徴があるか バリデーション療法では、 認知症患者さんの訴えや行動……例えば突然騒いだり徘徊したりすることにも、「何か意味が隠されている」と捉えます。 なぜそのような行動をとるのかを考え、共感して接することに重きを置いているのです。 認知症になって言葉を理解できなくなったとしても、患者さんは「相手が自分の話を聞いてくれているかどうか」はわかります。 発言に対して適当にあしらわれたと感じれば、当然傷付きますし、不愉快な思いもします。 バリデーション療法は患者さんと真摯に向き合い、彼らの見ている世界を教えてもらう……つまり 「傾聴」して寄り添うことで、信頼関係を深めていくのが特徴です。 それによって、患者さんが本当は何を訴えたいのかを理解できるようになります。 基本的な14のテクニック バリデーション療法には基本とされている14のテクニックがあります。 どのようなものが提唱されているのか見ていきましょう。 センタリング 認知症患者さんに共感し、同意できるように精神を統一します。 深呼吸などを繰り返して気持ちを落ち着けましょう 集中して行いましょう。 オープンクエスチョン オープンクエスチョンとは「はい」「いいえ」で答えられない、5W1Hでの回答が必要となる質問のことです。 自由に回答できる問いかけをすることで、患者さんの考えを具体的に知ることができます。 リフレージング リフレージングとは、相手の発言や言葉を同じように繰り返すことです。 例えば「これはもういらない」と言われたら、「これはもういらないですね?」と返します。 声の大きさや口調も近づけられるとなお良いですね。 患者さんは自分の発言を確認できると安心します。 アイコンタクト 患者さんと視線を合わせ、長く見つめましょう。 親しみを込めた眼差しを向けることで、患者さんの不安を取り除くことができます。 タッチング 肩に手を置いたり、両手でそっと頬を包み込んだり、患者さんに優しく触れることで相手の不安を取り除きます。 ただし、患者さんが触れられることに抵抗感を持つようであれば中断しましょう。 極端な表現を使う 会話の中で最高・最低、最悪など、極端な表現を用いてみましょう。 患者さんの感情を発散させる補助ができます。 反対のことを想像させる 訴えに対して反対のことを想像してもらうように促しましょう。 困難から立ち直った若い頃の記憶を振り返り、その解決方法を導き出すことができます。 レミニシング 会話や質問を過去に結び付け、懐かしい思い出話をします。 日時など、自分の置かれている状況がわからなくなる見当識障害を持つ患者さんが、昔自分で行っていたことや考えていたことを再び取り戻すきっかけになります。 曖昧な表現を使う 「それは面白いですか?」「その人が困らせてくるんですか?」など曖昧な表現を用いることで、患者さんの発言が聞きとれなかったり意味を察しきれなかったりしても、コミュニケーションをとることが可能です。 患者さんの好きな感覚を理解する 視覚・触覚・嗅覚などの中から、患者さんの好きな感覚を見つけましょう。 「ふわふわ」「きらきら」など、それを連想させる言葉をコミュニケーションで活用することで、患者さんは「自分を理解してくれている」という安心や心地よさを感じることができます。 はっきりとした低く優しい声 患者さんと話す際には、低い声ではっきりと話すことを意識しましょう。 ゆっくりと落ち着いた優しい口調も、患者さんに安心感を与えることができます。 高齢者は高音をうまく聞き取れません。 相手に合わせて、きちんと伝わる話し方ができているかどうか注意しましょう。 音楽を使う 患者さんが昔好きだった音楽は、忘れてしまった過去を思い出させるいい刺激になります。 気持ちを落ち着かせることに繋がりますので、積極的に音楽をかけていくと良いでしょう。 ミラーリング ミラーリングとは、相手の表情や声の大きさ、行動などを真似ること。 徘徊時は一緒に歩き、立ち止まれば一緒に止まる……こうすることで、言葉以外のコミュニケーションを取ることができます。 非言語でのコミュニケーションによって、患者さんがどう考えて動いているのかを感じ、気持ちを察することができます。 満たされていない人間的欲求と行動を結びつける 患者さんが不穏な行動・言動をするのは、「愛されたい」「人の役に立ちたい」「感情を発散させたい」という人間的欲求のいずれかが満たされていないことが原因かもしれません。 どれが理由に当てはまるのかを考えることは、患者さんの行動や言動に隠れた本当の訴えを知ることに繋がります。 バリデーション療法の効果 関西福祉大学の都村尚子教授の研究によれば、バリデーション療法によって、 普段話さない患者さんの発語が増える・笑顔が見られるようになる・情緒面が安定するといった変化が見られたといいます。 また、バリデーション療法によって、高齢者に向き合う介護者にも変化が起きたとされています。 バリデーション療法を実施していない時でも認知症高齢者への接し方が変わったり、利用者さんの状態について理解が深まったりと、日常におけるケアの姿勢改善にも効果があるようです。 そのほか、患者さん以外の接し方……同僚や友人に対しての態度に変化があった介護者もいたようです。 バリデーション療法の効果は認知症患者さんだけにとどまらず、幅広い対象者に有効であると考えられています。 参考:関西福祉科学大学紀要「」都村尚子ほか(2014年1月) どのような場面に使えるか?事例 それでは、どのような場面でバリデーション療法が使えるのか、事例を見てみましょう。 「部屋に誰か入ってきた!」と訴える患者さん 認知症の患者さんは不安などから幻覚・幻聴に苛まれ、「部屋に誰か入ってきた!」「知らない人が部屋にいる!」と訴えかけてくることがあります。 そのとき、 「そうですね、一体誰でしょうね」と返すのは望ましくありません。 患者さんはそんな介護者の態度に、話をはぐらかされた、ごまかされたと感じてしまうからです。 利用者さんから訴えがあった場合には、「それはどのような人ですか?知っている人ですか?」「部屋のどこにいましたか」など、利用者さんの見ている世界に対して理解しようとする姿勢を見せましょう。 相手の感情を理解することで不安要素を取り除けたり、話を真摯に聞くことで患者さんの気持ちを落ち着かせたりできます。 「家に帰りたい」と訴える患者さん 帰宅願望から「家に帰りたい」と訴える患者さんは少なくありません。 この時、ケアを提供する側は「ここがあなたの家ですよ」とごまかしたり「今日はもう車もないので戻りましょうか」と気をそらしたりすることもあるでしょう。 しかしこうしたやり方は、認知症患者さんに「嘘をつかれた」という気持ちを与えてしまいます。 バリデーション療法では、「家はどこですか?」「ご家族の構成は何でしたっけ?」などの会話をすることで、患者さんが どうして自宅に帰りたがっているのかを探ります。 介護者が患者さんを理解しようとする姿勢を見せることで、相手も落ち着いた状態になり、自分がどうしてここにいるのかもわかるようになることもあるのです。 第1回:オリエンテーション/バリデーションに必要な基本的人間観• 第2回:第1段階(認知の混乱)で使われるすべてのテクニックの説明、実演と実践演習• 第3回:第2段階(日時・季節の混乱)で使われるすべてのテクニックの説明、実演と実践演習• 第4回:第3段階(繰り返し動作)で使われるすべてのテクニックの説明、実演と実践演習• 第5回:第4段階(植物状態)で使われるすべてのテクニックの説明、実演と実践演習/バリデーションと他の手法の違い• 第6回:最終試験(筆記・ビデオによる実技試験) 講義は10時~16時半で開催されます。 テキスト代込みの受講料29万5千円を払わなければ申し込みできませんが、高価な講座にもかかわらず毎回満員で開催されています。 バリデーション療法への関心がどれほど高まっているか窺い知れるでしょう。 認知症患者はこれからも増え続けていくことでしょう。 ぜひこの機に、バリデーション療法について学んでみてはいかがでしょうか。

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