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#コードブルー 【藍白】大丈夫

藍 白 小説

朝のカンファレンス後、病棟を一周り終える頃にはもう昼近く、午後からのオペへと備えるため医局に戻ると、滅多についていることのないテレビの前へ医局員が集まっていた。 何となくその頭の隙間から画面をちらり、と見やると臨時ニュースを映し出しているようで、リポートしているアナウンサーの表情は硬い。 「あ、藍沢!」 「…何だ」 暇な奴らだと、その後ろを通過しようとしたところで新海に呼び止められ、ため息を隠さずに吐くと顔をそちらへ向ける。 視界の端に改めて見留めた臨時ニュースが伝えるのは、大規模な事故現場のようだ。 どこか、胸がざわつく。 そう言えば少し前、ヘリが飛んで行かなかったか? 「うちのヘリ行ってるらしいんだ。 大事になってるみたいだぞ」 気遣わしげな視線を寄越す新海の言葉がすり抜けていく。 今日のヘリ担当は誰だ。 朝、出掛けに彼女が何と言っていたか思い出そうとしてやめた。 この規模だと担当など関係なく救命スタッフ総動員だろう。 そして。 じわり、と腹の底から焦燥感が沸く。 ヘリが飛んでいく現場は何時だって最悪だ。 一度確認された安全が、何かの拍子で危険箇所へと変わることも稀ではない。 どんなに細心の注意を払っていても、ドクター自身に火の粉が降りかかることだったある。 自分が居た世界はそんな所だった。 そして、白石は今でもその世界で直向きに命と向き合っている。 そんな姿が誇りであるし、ヘリを降りてほしいなど一度も思ったことはない。 しかし、こんな事態が起こる度に考えてしまうのだ。 彼女が患者になって戻ってくる可能性を。 自分たちは指導医が、同期が。 救護作業中に負傷してしまう事案を経験している。 だから、考えずには居られない。 居られないが、既に救命を離れた身ではどうすることも出来ないのもまた事実だった。 コンサルが掛からなければ、現場はおろか初療室に駆けつけることすら叶わない。 ここで、患者と共に医師として戻ってくる彼女を待つことしか出来ないのだ。 その時、ドォン、という轟音がテレビから聞こえ視線を向ける。 途端に上がる火柱と、もくもくと上がる黒煙に胃のあたりがぐっと掴まれたような気がした。 マイクを持ったアナウンサーがその音に負けないよう、二次災害という言葉をしきりにがなる。 ああ、もうやめてくれ。 「藍沢、大丈夫か」 「…ああ」 その言葉を掛けるべきは、こんな安全な場所でテレビを見ている俺じゃない。 たった今、火柱が上がったあの現場にいる白石や救命のメンバーへだ。 俺が出来ることは、なんだ。 「…オペの準備してくる」 「は!?おまえ、何言ってる」 「何もかも投げ出して、あの場に駆けつけるのは簡単だ。 でもそんな事してみろ、あいつは一生口をきいてはくれないだろうな………それはキツイ」 医局の窓の向こう。 本当に小さくヘリの姿が見える。 患者を乗せているのか、タッチアンドゴーで医師を運ぶため空のまま戻ってきたのかは分からない。 今すぐヘリポートへと駆け出すことが出来たらどんなに良かっただろう。 でも、俺には俺のやるべき事がある。 「そうか…」 「そのうち、コンサルの連絡もあるだろう。 その時は新海、頼む」 そう言って、段々と大きくなるヘリの姿から視線を剥がすと、呼吸をひとつ。 オペ準備のため医局を後にするのだった。 薬品工場の爆発火災、負傷者多数。 消防からの一報通り、現場は混乱の一途を辿っていた。 鼻につく薬品の臭い。 人体に害は無いというが嗅覚がおかしくなるのも時間の問題かもしれない。 加えて、もうもうと立ちこめる煙を掻い潜りながらの救護作業は困難を極めていた。 他院から応援のドクターも居り、トリアージは比較的スムーズに進むものの何しろ黒と赤が多すぎる。 人が足りない。 消防と警察、それから各地点に散っていったドクターたちの報告を纏めながら思わず零れそうになったため息の代わりに飛び出したのは高い火柱と黒煙。 それから轟音。 ハッと過ぎる二次災害という言葉に、身体が固まった。 私はまた、同じ過ちを繰り返してしまったのだろうか。 あそこには今、誰が。 臆病な私が、顔を出す。 「白石先生、あの地点はもともと安全確認がとれていません。 レスキューもドクターも居ないですよ」 冷静な消防隊長の一言に、ほう、息を吐いたものの、あの場で助けを待っている人が居たかもしれない。 そう思うと居ても立ってもいられない気持ちに襲われる。 けれど、そんなことは、考えても仕方のないことだ。 自身を危険に晒してでも突っ込んで行く。 それで命を救えれば美談になるかもしれない。 しかし、そんなものは結果論でしかなくて、もし医者が患者となってしまえば只でさえ人の足らない厳しい事態は、ますます悪化するだろう。 人の命を救いたくて医者になったはずなのに、トリアージは命の選別をするようで耐えられず、泣き崩れたのはフェロー一年目の頃。 病院では救えたかも知れない命を、現場ではどうすることも出来ない歯がゆさ。 搬送の優先順位を下げるのがとてつもなく怖かった。 赤から黒へタグを切るとき、指先が少し震えたのは今でも忘れない。 そんな思いをすべて抱え、いま私はここにいる。 それに、私は帰らないといけない。 指揮官になれ。 と、この背を押してくれた彼のもとへ。 「現時点での救出状況をまとめます。 報告お願いします」 絶対に帰らないといけないのだから。 三時間の予定は途中術式の変更などのイレギュラーで大幅に伸び、患者をICUへと送り出せた頃には十九時を過ぎていた。 オペを担当した患者の三台隣のベッドサイドには青いスクラブを着た医者が端末を覗き込んでいる。 「藤川、」 「おー藍沢!オペ長引いたんだってな。 お疲れ」 人好きのする笑顔を浮かべ、そう声をかけてくる同期に凝り固まった身体が少し、弛緩していくのは仕方がないことだろう。 「こっちもな、工場の爆発火災に駆り出されてもうヘトヘトよ!亡くなった方も多くてな…」 「ああ、テレビで見た」 「まあ、あれだけの規模だとすぐにニュースにもなるか!お前の奥さん、今回もバシバシ指揮してたぞ。 そのおかげか事後処理もスムーズでさっき帰って行った」 お前も疲れてるだろうが、労ってやってくれ。 その一言がどれだけの安堵を生んだだろう。 よろつく足元を隠すよう足早にICUを抜けかけて、一度後ろを振り返る。 捕まる赤信号に呼応するよう、ハンドルを握る指がトントン、と忙しなく動く。 無事だと聞かされていても、その姿をこの目で見るまでは落ち着きそうもなかった。 『オペ、長引いてるんだってね。 本当にお疲れさま。 私はもうあがりなので、先に帰ってご飯作ってるね。 』 更衣室に入り、私用のスマートフォンを確認すると彼女からメッセージが届いており、その内容に思わず目を剥いた。 臨時ニュースが流れるほどの事故現場で陣頭指揮をとったことなんて微塵も感じさせず、何よりオペが長引いている俺を労う言葉しかない。 もっと、自分を大切にしろ。 浮かんだ言葉は、しかし直ぐに愛おしさに変わる。 そんなところも含めて、彼女らしいと思う。 毎日厳しい現場を走り抜く彼女は強い。 きっと手放しではその身を委ねてはくれないだろうが、それでも。 どうしようもなく苦しく悲しい事で溢れる世界で戦う彼女を、一生かけて守りたいと思うのだった。 変わった青信号にアクセルペダルを踏み込む。 今はとにかく、彼女に会いたかった。 そこからは、もうよく覚えていない。 玄関の扉を開け、リビングから漏れる灯り、夕飯の支度をしているのか漂う匂いは食欲を誘う。 靴は揃えてって言ってるでしょ! まるでばあちゃんのようにそう言う彼女の声が聞こえた気がするが今日は。 今日だけは許してほしい。 つんのめるように三和土からあがると、足早に進み勢い良くリビングの扉を開けた。 「めぐみ、」 「藍沢先生、おかえり」 ふわり、と笑う彼女の身体を掻き抱く。 衣服越しに伝わる体温が、ここに在る何よりの。 張り詰めていたものが切れたのか、しなだれ掛かるよう彼女に身を預ければ、小さく笑われたような気がした。 「もしかして…ニュースになってた?」 「ああ」 「ごめんね、心配かけて。 でも、大丈夫だよ…大丈夫」 小さな子どもをあやすよう、彼女の手のひらがとんとん、と背を撫でていく。 「謝るな。 お前はフライトドクターなんだから災害現場に行くのは当たり前のことだ。 勝手に俺が心配してるだけなんだから」 「……ね。 藍沢先生、知ってた?私が大規模災害の現場へ飛ぶたびに思い出すことがあるの」 彼女の身体を拘束する力を少しだけ緩めれば、少しだけ低い位置から此方を見上げるくるりと大きな瞳とぶつかった。 「混乱する現場でどうしようもなくなって、昔の臆病な私が顔を出した時。 いつも貴方を思い出すの。 私に、指揮官になれって言ってくれた事を。 そうすると、すっと冷静になる。 ここで命を繋いだ患者さんを翔北に搬送すれば初療室には皆がいる。 更には藍沢先生がいる。 って」 ゆるり、とその器用な指先が頬へと伸ばされる。 その軌跡すら、温かい。 「現場へ一緒に飛ぶことは無くなったけど。 でも、私は近くに感じてる。 絶対に貴方の元へ帰るんだって思う。 今日だってそうだった。 だから、大丈夫よ」 敵わない、そう思う。 どれだけ不安に思った感情も、彼女の一言一言で霧散していく。 守りたいと思っていた存在に、守られている。 もう、自分の人生に彼女が居ないだなんて考えられない。 「この大丈夫は信用して良いんだな?」 「もう…またそういうこと言う」 面白くなさそうに、ぷっくりと膨らんだその唇を食むように捕えた。 触れては離れを繰り返し、喘ぐように息継ぎをするその隙に、最奥を舌でつつく。 胸をドンドンと叩かれ距離を作れば、ふは、と大きく息をする彼女の頬をその指で触れた。 「い、いきなりすぎよ…」 「もう今日は、片時も離れたくない」 それは、紛うことなき本音。 きょろ、と視線を泳がせたあとでゆっくりと視線が合わさった。 「もう、心配性なんだから」 その言葉とは裏腹に、彼女の腕が首に回されたことが合図となり、背後のソファに身を沈める。 彼女がヘリに乗り続ける限り、この心配はついてまわる、それはもうどうしたって避けようのない事実だ。 しかし、そんな彼女がここへ帰るんだと強く願うことでそれが力に変わるのであれば、それを一生かけて支えたいと思う。

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ばれんたいん藍×白

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」 上機嫌でナースセンターに現れた藤川は 藍沢の肩をおもいっきり叩き挨拶をする。 「痛って・・・、おはよ。 」 藍沢は叩かれたところをささすりながら、 藤川に挨拶をする。 「なんでそんなに上機嫌なんだよ。 」 「えっ、藍沢それまじで言ってんの? 」 自分の隣に座った藤川に問いかけると、 藤川はぽかんっという顔をして藍沢に言った。 「今日はバレンタインデーだぞ? 」 「あぁ・・・、そうか。 」 「あぁ・・・、そうか、じゃねーよ!! うきうき しないのか?」 「別に。 」 藍沢は藤川のほうは見ないで黙々とカルテ整理 をしながら言う。 「今年はいくら貰えるかなぁ? 」 「子供からはたくさん貰えるんじゃないか? 」 「藍沢ー!! 」 藤川の悲しい叫びを背に受けながら、藍沢は 診察に向かうためにセンターを出る。 「あ、藍沢君おはよう。 」 「おはよ。 」 廊下を歩いていると、前から白石が挨拶をしてきた。 挨拶をして通り過ぎようと思ったら、 「藍沢君! 」 背後から白石に呼び止められ、後ろを振り返る。 「ごめん、また後で話すね。 」 「いいよ、行って来い。 」 「うん。 」 白石は藍沢に一言謝り、ヘリへと走っていった。 藍沢はそれを見送ると、自分も診療に向かうため、 エレベーターに乗り込んだ。 昼休み、診療を終えてナースセンターに戻って みるとなんだか中がそわそわしていた。 「あっ、藍沢先生! 」 一人の看護師が藍沢に気づき、近づいてくると、 「ハッピーバレンタイン、看護師みんなからです。 」 そう言って小さな箱を藍沢に渡した。 「ありがとう。 」 藍沢は素直にそれを受け取ると、いつもの席に座った。 「これ、全部あんた宛。 」 机の上に置かれた袋の中にはたくさんのチョコが。 緋山がいろんな患者から預かったらしい。 「モテモテね。 」 そう一言だけ言って、緋山再び回診へと向かった。 「えっ、それ全部藍沢の!? 」 藤川は藍沢の目の前にある袋をみるなり、 近寄ってきた。 「らしいな。 」 「いいよなぁー、モテルやつは。 」 そういう藤川を見てみると、手には袋が。 「お前もモテてるじゃないか。 」 「これは全部子供からのなんだよー。 」 藤川は残念そうに袋を見る。 「いいんじゃないか、どうせ1つは貰えるんだろ? 本命。 」 藍沢は藤川を慰めるように言う。 藤川はその言葉を聞き、みるみるうちに笑顔になる。 「そうだよな!! なぁーに落ち込んでるんだ俺。 」 藤川はそう言って午後の診療へと向かっていった。 「単純なやつ。 」 そんなことを呟いて、藍沢は仕事に戻る。 でもふと、朝の白石の言葉を思い出す。 『あの・・・、今日時間があるようだったら・・・、』 一体あれはなんだったんだろう? そんなことを考えていると急患を知らせる 電話が鳴り、藍沢は急いで処置室へと向かった。 「あぁ・・・、結局会えなかった。 」 白石は着替えを済ませ、薄暗い病院の廊下を歩く。 そして鞄の中にある綺麗にラッピングされた箱を取り出す。 「渡せなかったな。 」 白石は箱を見つめて呟くと、1つため息をつく。 そして昼休みの、緋山の言葉を思い出す。 『えっ? 』 『だーかーらー、藍沢よ。 袋いっぱいの チョコ貰ってたのよ。 』 『そうなんだ・・・。 』 『もうあれ以上はチョコいらないだろうね。 』 会話を思い出し、立ち止まる。 「渡しても意味なかったよね。 」 そう呟くと、白石は箱を自分の鞄へと戻し、 歩き出した。 外に出ると冷たい風邪が顔にあたり、 白石はマフラーを口が覆われるぐらいまで 引き上げる。 そして鞄に入っていた手袋をはめて、帰ろう としたその時、 「白石。 」 突然後ろから声をかけられた。 声をするほうへ振り返ってみると、 「藍沢君・・・。 」 そこには藍沢がいた。 白石はなぜ藍沢がいるのか分からずに 立ち尽くしている。 そして藍沢が白石の元へやってくる。 「今、帰りか。 」 「えっ? ・・・う、うん。 」 藍沢に声をかけられて、白石は正気に戻る。 そしてふと目に入ったのがチョコが入ってる であろう袋。 白石はそれを見て悲しくなる。 「それって、チョコ?」 「あぁ。 」 白石の問いかけに、藍沢はそっけなく返す。 「藍沢君はやっぱりもてるんだね。 」 白石は悲しい顔を見せないように、笑顔を向ける。 「今朝の、何のようだったんだ?」 「あっ・・・、えっと・・・、」 藍沢が今朝のことを聞いてきて、返事を返そうと 思ったが、言葉に詰まってしまう。 「えっと・・・、藍沢君にチョコあげようかなって 思ったんだけど・・・、たくさん貰ったみたいだし、 もう私のはいらないよね。 」 白石は早口で話し終えるとじゃあね、と 藍沢に挨拶をして、先に帰ろうとした。 すると藍沢が白石の腕を掴み、自分に引き寄せる。 白石はなにが起こっているか理会できすに、 されるがままになっている。 「そのチョコくれないの?」 藍沢が白石の耳元で囁いてくる。 「えっ? 」 白石はびっくりして目を見開き、藍沢を見上げる。 「俺、白石のが欲しいんだけど。 」 そう言い、藍沢は白石を抱きしめる。 「そ、そんな無理しなくていいよ・・・、藍沢君。 」 「無理なんかしてない。 」 白石は突然のことでさらに目を見開いる。 そして藍沢と目を合わせていられないのか、 顔を真っ赤にして俯く。 「好きなやつからのチョコが欲しいんだ。 」 藍沢は白石から離れて、白石を見つめる。 白石は鞄から箱を取り出し、藍沢に渡す。 」 藍沢は普段見せないような優しい笑顔で受け取る。 白石はそんな笑顔に驚きながらも、つられて 自然に笑みがこぼれる。 「食べてみてもいい?」 「うん。 」 藍沢はラッピングをはずし、箱をあけ 中にあるチョコを口に含んだ。 「どう・・・、かな?」 白石は不安そうに尋ねてくる。 「おいしいよ。 」 藍沢の返事に白石は笑顔になる。 「これからなんか予定あるか?」 「ううん、ないよ。 」 「じゃあどっか行くか。 」 「うん。 」 藍沢は白石の手を握り歩き出した。 「あっ、」 藍沢は突然立ち止まり白石のほうを向く。 白石はなんで藍沢が立ち止まったかわからず、 藍沢を見る。 貴方の気持ちを知ったり、笑顔を見れたのは きっとチョコの魔法.

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藍白物語

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囚われたまま生きている。 記憶の欠片が、夢か過去かわからない思いを運んでくるから、囚われてしまう。 そんな啓介は、運命の番に出会う。 過去に縛られた自分を直視したくなくて目を背ける啓介だが、宗弥の想いが伝わるとき、忘れたい記憶の欠片が消えてく。 希望が込められた記憶の欠片が生まれるのだから。 輪廻転生。 オメガバース。 フジョッシーさん、夏の絵師様アンソロに書いたお話です。 kindleに掲載していた短編になります。 今まで掲載していた本文は削除し、kindleに掲載していたものを掲載し直しました。 残酷・暴力・オメガバース描写あります。 苦手な方は注意して下さい。 フジョさんの、夏の絵師さんアンソロで書いたお話です。 表紙は 紅さん xdkzw48 記憶の雨が降ってくる。 眠っているはずの記憶が蘇るのは今か、それとも。 出会った時に感じた運命。 でも逃げなくてはと脅迫的に思う七生。 守りたかった。 後悔を胸に今、一樹はここにいる。 後悔を繰り返さないために。 輪廻転生。 オメガバース。 残酷・オメガバース・不憫・切ない描写ありです。 苦手な方は注意して下さい。 フジョッシーさん、夏の絵師様アンソロに書いたお話です。 kindleに掲載していた短編になります。 今まで掲載していた本文は削除し、kindleに掲載していたものを掲載し直しました。 ユンは歌う。 海に消えた番の元に届くように。 恐らく海に消えたのだろう番を想い、歌うユンは、日に日に衰弱していった。 それを引き留めるのはユシカ。 それは歌うユンのそばにいつもあった想い。 フジョッシーでのヤンデレアンソロジーに書いた短編のお話です。 ヤンデレ風に書いたつもりですが、あまりヤンデレてない気もしています。 不憫・切ない・残酷・オメガバース・メンヘラ描写あります。 苦手な方は注意して下さい。 kindleに掲載していた短編になります。 今まで掲載していた本文は削除し、kindleに掲載していたものを掲載し直しました。 後日談書き下ろしました。

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