半導体 業界 動向。 「半導体市場」関連の最新 ニュース・レビュー・解説 記事 まとめ

【2020年最新版】半導体装置メーカーランキング2019❗️❗️ ~テクノロジーの製造者~

半導体 業界 動向

半導体市場も回復へ: 世界的なサプライチェーンの回復と消費者信頼感の向上、さらに最近のゲーム技術の進歩によって、2020年上半期には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大による損失が払拭される可能性がある。 少なくともある半導体アナリストは、半導体市場の先行指標となるGPU市場がV字回復すると予測している。 それによると、2020年の世界半導体市場は、メモリ市況の回復によって前年度比3. 3%増となるという。 さらに、2021年も同6. 2%増となると予測。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって先行きが不透明な状況であるものの、2年連続のプラス成長を見込む結果となっている。 これによると、2019年の2兆9141億円に対し、2030年は4兆2652億円に達すると予測した。 同レポートでは、今後5年間の同市場が、CAGR33. 35%で成長すると予測している。 Intelが長年トップに君臨しているこの市場で、AMDがシェアを急速に拡大しているのだ。 今回は、AMDの躍進の背景にいる2人の立役者に焦点を当てよう。 2021年には過去最高となる69億米ドルの投資額を見込む。 9%減の4154億米ドルになる、との予測を発表した。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による影響を踏まえたもので、前年比12. 5%増とした2019年12月の当初予測からは13. 4ポイントの下方修正となった。 ADAS(先進運転支援システム)のセンサーや電動車向けのパワー半導体の需要が市場をけん引し、2030年には2019年比1. 8倍となる586億ドル(約6兆3762億円)に拡大すると見込む。 0%成長: 米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)は2020年4月3日(米国時間)、2020年2月の世界半導体売上高の3カ月移動平均値が、2019年2月比で5. 0%増、2020年1月比では2. 4%減の345億米ドルだったと発表した。 2019年に発表した2019〜2023年度中期経営計画(以下、中計)において、同社は成長戦略の中核にパワエレシステム/パワー半導体を置いた。 特にパワー半導体については2023年度の売上高目標を1750億円(2018年度比57%増)とするなど、主力のIGBTを原動力に市場での存在感を高めていく方針だ。 今回、同社電子デバイス事業本部長、宝泉徹氏からその戦略や開発方針などを聞いた。 9%増)と予測し、2019年12月の前回予測4707億米ドル(同12. 5%増)から108億米ドル下方修正したことを明らかにした。 SIAは、「進行中の世界的な貿易紛争や製品価格の周期性などのさまざまな要因が重なった」と分析している。 また、半導体市場の拡大が見込まれる台湾にも、高純度オクタフルオロシクロブタンを年間150t生産できる設備を新設する。 9ポイント下がって4183億米ドルになったと発表した。 ベンダー別の売上高では、Intelが2016年以来3年ぶりに首位を奪還した。 2020年の半導体市場の見通しについて、「5Gをベースとした半導体がものすごく忙しくなると思う。 われわれも2019年より相当忙しくなるだろう」と述べた。 今回の売上高ランキングでは、Intelが引き続き第1を維持した他、ソニーセミコンダクタソリューションズが、今回初めてトップ10入りを果たすという偉業を成し遂げた。 同社ハイボルテージ・パワー部門バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャを務めるSteve Lambouses氏にインタビューした。 それによると、2020年の半導体市場は前年比5. 9%増と回復基調になるという。 その他、半導体市場動向分析記事「ようやく回復期に入った半導体市場」などを収録しています。 同社は2019年10月2日、SiCエピ成膜装置の新製品「PE106A」を世界に先駆け日本で販売開始。 東京都内で開催した記者会見で、日本市場に向けた事業戦略などを説明した。 同社CEOのFranco Preti氏は、「まずは、全体の売上における日本市場のシェアを現在の5%未満の状態から、5年以内に20%程度にまで上げていきたい」と語った。 7%減の354億米ドル。 このうちメモリ市場規模は同39. 6%減の93億米ドルであった。 この低迷ぶりは2019年7月の実績とほぼ同レベルで、数字の上ではまだまだ厳しい状況が続いているわけだ。 しかし、筆者としては「ようやく回復期に入ったのではないか」と今後の見通しを予想している。 必ずしも皆さんに賛同していただけるわけではないと思うので、今回はいくつかの着眼点について整理してみたい。 TPU、FPGA、ASICの活用が広がる中、AI用プロセッサ市場にx86 CPUが参戦してきた。 他に、OSSに貢献しないクラウドプロバイダーを批判するGoogleなどの記事をお届けする。 Yoleはさらに、同市場が「2018年から2024年の間、年平均成長率29%で成長する」としている。 0(PCIe Gen4)」がまさに今、プロセッサ市場に登場しようとしている。 しかし、多くの企業は既に、「PCIe 5. 0(PCIe Gen5)」が数年以内に登場すると見込んでいるようだ。 さらに、「PCIe Gen6」の開発も同時に進められているという。 6%減少するとの予測を発表した。 同社の前回予測3. 4%減からさらに下方修正した形であり、同社のシニアプリンシパルリサーチアナリスト、Ben Lee氏は、「米中貿易戦争やスマートフォンやサーバ、PCなどの主要アプリケーションの低迷によるメモリなどの価格下落は、世界の半導体市場を2009年以来の低成長へ向かわせている」としている。 製造業全体の求人件数は前月比だと横ばい、前年同月比では11%増でした。 また、ファーウェイ問題もあってか、半導体業界が中途採用を縮小しているようです。 本稿では、その挙動を示すとともに、その理由を考察する。 その上で、二つのメモリ市場の未来を展望する。 1%減のマイナス成長へ: WSTS(World Semiconductor Trade Statistics:世界半導体市場統計)は2019年6月4日、2019年春季半導体市場予測結果を発表した。 それによると、2019年の世界半導体市場規模は、前年比12. 1%減の4120億8600万米ドルになるという。 こうした状況を受け、米国の市場調査会社であるIHS Markitは、2019年の世界半導体売上高予測を10%以上の大幅下方修正を行った。 今回は、5G(第5世代移動通信)とエンタープライズネットワークを取り上げる。 最近のFMS(2018年8月に開催)で公表された情報の1つに、半導体市場調査会社MKW Venture Consulting, LLCでアナリストを務めるMark Webb氏が「Annual Update on Emerging Memories」のタイトルで述べた、半導体メモリの技術動向に関する講演がある。 その内容が興味深かったので、講演の概要をシリーズでお届けする。 世界半導体市場統計(World Semiconductor Trade Statistics/WSTS)によると、2019年1月の半導体売上高は、四半期ベース、年間ベースの両方において急激に減少したという。 半導体売上高が前年比で減少した月は、2016年7月以来のことになる。 同社は現在、50年間の歴史の中で、最も重大な岐路に立たされている。 依然として、半導体市場における優位性を確保しているが、その優位性をあとどれくらいの間にわたって維持できるのかは不明だ。 アナリストたちは、「Intelは、差し迫った状況に対して重大な決断を下すことにより、同社が今後、どれくらい耐えられるのかが決まるだろう」とみているようだ。 2017年の世界市場規模(メーカー出荷金額ベース)は177億4500万ドルとなり、リーマンショック前を大きく超える市場規模に到達した。 再エネやEVの普及が市場成長を後押しする。 2017年比で13. 4%増加している。 売上高ランキングでは、Samsung Electronicsが2017年に続き首位を維持した。 一方で、米中間では貿易摩擦が勃発し、その影響は半導体業界にも及んでいる。 2019年のエレクトロニクス業界はどうなるのかを、IHSマークイットのアナリスト4人が予測する。 まずは、2019年の業界全体について取り上げる。 市場調査会社のIC Insightsが発表した。 この不足した状態が「供給過剰」状態に転じようとしている。 これにより大幅な価格下落が起きるだろう。 同予測によると、2018年の世界半導体市場規模は前年から15. 9%成長し4779億3600万米ドルになり、2019年には4901億4200万米ドル(2018年比2. 6%増)に成長するという。 昨今の自動車業界が自動運転や電動化などで注目度が高まっていること、これに伴って車載半導体に求められる内容が変わりつつあること、などについて言及した。 その中で、より注目すべき点として、自動車メーカー自身のビジネスモデルも変曲点を迎えつつあること、その要因がエレクトロニクス業界との融合であることを忘れてはならない。 今回は、そちらについて述べてみたいと思う。 首位は、引き続きTexas Instruments(TI)が維持している。 4%増となる見通しだ。 メモリの高成長などにより、2年連続の2桁成長を見込む。 WSTSが発表した。 同社は2018年3月に、2018年の設備投資費は約8%増加すると予想していた。

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半導体 業界 動向

半導体を知る 「半導体」というと、IC(集積回路)やLSI(大規模集積回路)などをイメージすると思います。 しかし、本来、半導体とは「ある特性を持った物質」を意味します。 物質には、鉄やアルミ、銅などの電気をよく通す「導体」と、陶器やゴム、ガラスなどの電気を全く通さない「絶縁体」がありますが、半導体は名前の通り、その中間的な性質を持っています。 代表的なものには、シリコンやゲルマニウムがあります。 電気を通す、通さないという性質には、それぞれの物質固有の「電気抵抗率」が大きく関係しています。 純粋なシリコンやゲルマニウムの結晶は、電気抵抗率が高く、そのままの状態では絶縁体と同じく、いくら電圧を上げてもほとんど電気は流れません。 しかし、そこに異なる物質を添加したり、熱や光を加えることで、電気抵抗率を変動させることができるのです。 この大きな特性を利用して電力を制御するためにつくられたのが、一方向のみに電流を流す「ダイオード」や、スイッチングを行う「サイリスタ」などの「半導体素子」です。 さらにそれらを集積して、より複雑な電力制御を可能にするのがICやLSIなどの集積回路です。 現在は、この集積回路まで含めて「半導体」と呼ぶのが一般的になっています。 半導体の歴史は、1940年代後半、アメリカで「トランジスタ」が開発されたことで幕を開けました。 1950年代には、日本メーカーが世界初の「トランジスタラジオ」の開発に成功。 それまでの「真空管ラジオ」を凌駕する機能性と経済性から、世界的な大ヒット商品になりました。 その後も半導体は各企業の激しい競争の中で高性能化、小型化が進められ、さまざまな電化製品の実用化において大きな役割を果たしました。 さらに1970年代になると、小型ながら高い情報処理が可能な「マイクロプロセッサ」が登場し、コンピュータの時代が到来しました。 現在は、PCなどのコンピュータだけでなくスマートフォンやタブレットなどの新たなデバイスにも半導体が搭載されています。 今、あなたが見ているそのPCやスマートフォンも半導体があるからこそ機能しているのです。 近年インターネットに接続できるデバイスは先述したPC、スマートフォン、タブレット以外にも家電製品や住宅、その他さまざまなものに広がっています。 例えば「照明器具」がインターネットにつながることで、「点灯していた時間」「消灯した時間」「照度」など、照明器具の状態や稼働状況などのデータの発信や記録が可能になり、それをもとに、遠隔地に住む家族の安否確認を行うサービスなどが実現しています。 また、「コンピュータによる制御」が当たり前になった自動車業界でも、危険を検知して自動でブレーキをかける「衝突防止システム」などの実用化に伴い、半導体は欠かせない存在になっています。 「自動運転技術」の研究開発も積極的に進められていることから、数年後に、ハンドルもアクセルもない無人自動車が街を行き交うようになるという予想もあり、自動車の新たな進化は半導体と密接に関わっています。 その他にも、洗濯機やエアコン、冷蔵庫など家電製品から鉄道や信号、産業ロボットなどの産業・社会インフラまで、ありとあらゆるものに半導体が活用されていることに加え、急速に進化する「クラウドサービス」に特化した半導体も登場するなど、その用途やニーズはさらに拡がり続けています。 半導体は、実はとても身近な存在なのです。 1 Medical Products 医療現場を支えるCTスキャン、MRIなど• 2 Industrial 生産ラインの自動化を支える産業用ロボット、各種制御装置や最先端の放送機器など• 3 Networking IoT環境を実現するクラウド構築支援やデータセンター設備機器など• 4 Infrastructure 快適・安全・安心な社会を支えるシステム監視・制御機器や空調省エネシステムなど• 5 Consumer Products 健康で豊かな生活を支える家電、ヘルスケア機器など• 6 Computer Applications ビジネスに不可欠なパソコンやプリンター、プロジェクターなど• 7 Automotive IT化、エレクトロニクス化が進む自動車関連製品・機器など 半導体の研究開発や製造は、多くの場合「半導体メーカー」が行います。 「半導体メーカー」には「半導体や半導体製造装置の研究開発や設計を行う会社」「評価検証を行う会社」「生産プロセスの検証を行う会社」など、多種多様な事業スタイルがあります。 中には「研究開発だけを行う会社」「設計だけを行う会社」「製造だけを行う会社」などもありますので、技術系の企業に限ってもかなりの数に上ります。 そんな半導体メーカーとお客様を結び、販売や流通、マーケティングなどを担っているのが「半導体商社」です。 その役割は、半導体を仕入れてお客様に納品するだけではありません。 お客様に代わり、国内外の半導体メーカーの日々進化する技術や製品の最新情報や市場動向の調査、仕入れの交渉、物流、品質管理など、その役割は多岐にわたります。 近年は、半導体の種類もますます増えていますので、半導体商社が持つ専門的な知識や、豊富な経験に寄せられる期待はさらに高まっています。 部品を仕入れる役割から、最適な製品の提案や開発サポートまで行う技術パートナーへと、半導体商社のあり方も大きく変わっているのです。 IoT IoTとは「Internet of Things モノのインターネット 」の略。 かつてはインターネットに接続するデバイスといえばPCでしたが、今やスマートフォンなどの新たな情報デバイスはもちろん、インターネットに接続できるテレビやデジタルオーディオプレイヤーなどが登場したのはご存知の通りです。 さらに、冷蔵庫・洗濯機といった家電製品や、ドア・街灯・自動車など、街中のあらゆるものがインターネットでつながる時代。 IoTが注目される背景には、新たな技術によって、従来のビジネスやサービスにもイノベーションが起こるという期待があるのです。 机や壁がディスプレイとなり、遠くの人と話しながら食事をしたり、VR(仮想現実)と組み合わせて、自宅に居ながらリアルタイムのパリの街を散策できるなど、まるでSFのような生活を実現できるサービスも登場するかもしれません。 さらには人間の脳までもコンピュータに繋いで、他の人との意思疎通が脳波でできるようになる可能性まであるのです。 クラウド/仮想化技術 PCやスマートフォンなどのデバイスにアプリケーションをインストールするのではなく、インターネット上で機能やサービスを利用できるのが「クラウドサービス」です。 アプリケーションを買い換える費用や手間がかからず、どこからでもアクセスできる手軽さから、利用者は年々増加し、新たなサービスも次々と登場しています。 そのクラウドサービスの基盤となるのが「仮想化技術」です。 これは、1台のコンピュータを、まるで複数台あるように機能させる技術のこと。 「ストレージ仮想化」や「デスクトップ仮想化」などの種類がありますが、その中でも特に注目を集めているのが「サーバー仮想化」です。 従来は1つのサーバーで動作できるOSはひとつというのが常識でしたが、この技術によりサーバー1台で複数のOSを稼働させることができるようになります。 サーバーの台数を最小限に抑えることができるためコスト面のメリットも大きく、現代のITソリューションにおける花形技術のひとつとなっています。 こうしたクラウドサービスや仮想化技術向けの新たな半導体デバイスの研究開発が進んでいることに加え、近年では半導体開発の環境を提供するクラウドサービスの活用も広がるなど、半導体業界にもすでに様々な影響が及んでいます。 AI(人工知能) 「コンピュータの能力が人間を超える」という「2045年問題」がリアリティーを持って多くの人に受け止められている背景には、近年のAI(人工知能)の急速な発展があります。 人間と同じような知能(学習、類推、判断など)を持ったコンピュータシステムを意味するAIですが、かつては人の手で膨大なデータやルールを教える必要があり、考えをめぐらせることができる範囲も特定の分野に限られていました。 しかし、コンピュータが膨大なデータの中から物事を分類する「機械学習(マシンラーニング)」や「深層学習(ディープラーニング)」などの新たな技術の登場によって、2010年代以降、その能力は飛躍的な進化を遂げています。 また機械翻訳システムや、画像解析、インターネット広告などのアドテクノロジー分野ではAIの活用が広がっています。 さらにIT大手企業などの参入で話題となった自動車の「自動運転技術」など、AIが私たちの生活を支える時代は、すぐそこまで近づいています。 私たちの生活を大きく変えようとしている最新技術領域を見てきましたが、これらの発展は、半導体業界にどのような影響をもたらすのでしょうか。 クラウドサービスやIoTが進展する上での大きな課題は、これまでとは比較にならない膨大なデータを、どのように扱うかということです。 安定的にクラウドサービスを提供するためには、データの管理や転送を円滑に行うシステム環境の整備や強化が欠かせません。 また、IoTでインターネットにつながるモノの数は2020年までに500億個を超えるとの予想もあり、そこから生じる膨大なデータを処理し、安全に管理する必要性がますます高まります。 そんなデータ管理のカギを握っているのが、サーバーやストレージなどの機器の設置や運用を行う「データセンター」です。 インターネット経由でアプリケーションなどを使用できるクラウドサービスが拡大すれば、会社や自宅に設置されるサーバーの数は減少する一方、それらに代わってデータ管理を行うデータセンターの役割はさらに大きくなるでしょう。 また、IoTによるデータ量の増大は、データセンターに求められる機能や設備環境そのものにも大きな変化をもたらすでしょう。 こうしたデータセンターの変化に対応し、従来のハードディスクドライブ(HDD)よりも高速・大容量なデータの処理や管理に適したフラッシュメモリーを活用したソリッドステートドライブ(SSD)を搭載したオールフラッシュストレージへのシフトが進むなど、半導体業界にもすでに新たな動きが生じています。 また、AIの分野でも、機械学習、画像処理といったそれぞれの技術に特化した、新たな半導体の研究・開発などが活発化しています。 新たな技術の登場とともに、そのニーズに適した半導体が登場する。 そんなサイクルのもとで成長を続けてきた半導体業界にとって、IoTやクラウド、AIによって新たな市場が開拓されることは、大きなチャンスであり、新たな進化、そして新たな成長の波が押し寄せているのです。

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半導体 業界 動向

半導体を知る 「半導体」というと、IC(集積回路)やLSI(大規模集積回路)などをイメージすると思います。 しかし、本来、半導体とは「ある特性を持った物質」を意味します。 物質には、鉄やアルミ、銅などの電気をよく通す「導体」と、陶器やゴム、ガラスなどの電気を全く通さない「絶縁体」がありますが、半導体は名前の通り、その中間的な性質を持っています。 代表的なものには、シリコンやゲルマニウムがあります。 電気を通す、通さないという性質には、それぞれの物質固有の「電気抵抗率」が大きく関係しています。 純粋なシリコンやゲルマニウムの結晶は、電気抵抗率が高く、そのままの状態では絶縁体と同じく、いくら電圧を上げてもほとんど電気は流れません。 しかし、そこに異なる物質を添加したり、熱や光を加えることで、電気抵抗率を変動させることができるのです。 この大きな特性を利用して電力を制御するためにつくられたのが、一方向のみに電流を流す「ダイオード」や、スイッチングを行う「サイリスタ」などの「半導体素子」です。 さらにそれらを集積して、より複雑な電力制御を可能にするのがICやLSIなどの集積回路です。 現在は、この集積回路まで含めて「半導体」と呼ぶのが一般的になっています。 半導体の歴史は、1940年代後半、アメリカで「トランジスタ」が開発されたことで幕を開けました。 1950年代には、日本メーカーが世界初の「トランジスタラジオ」の開発に成功。 それまでの「真空管ラジオ」を凌駕する機能性と経済性から、世界的な大ヒット商品になりました。 その後も半導体は各企業の激しい競争の中で高性能化、小型化が進められ、さまざまな電化製品の実用化において大きな役割を果たしました。 さらに1970年代になると、小型ながら高い情報処理が可能な「マイクロプロセッサ」が登場し、コンピュータの時代が到来しました。 現在は、PCなどのコンピュータだけでなくスマートフォンやタブレットなどの新たなデバイスにも半導体が搭載されています。 今、あなたが見ているそのPCやスマートフォンも半導体があるからこそ機能しているのです。 近年インターネットに接続できるデバイスは先述したPC、スマートフォン、タブレット以外にも家電製品や住宅、その他さまざまなものに広がっています。 例えば「照明器具」がインターネットにつながることで、「点灯していた時間」「消灯した時間」「照度」など、照明器具の状態や稼働状況などのデータの発信や記録が可能になり、それをもとに、遠隔地に住む家族の安否確認を行うサービスなどが実現しています。 また、「コンピュータによる制御」が当たり前になった自動車業界でも、危険を検知して自動でブレーキをかける「衝突防止システム」などの実用化に伴い、半導体は欠かせない存在になっています。 「自動運転技術」の研究開発も積極的に進められていることから、数年後に、ハンドルもアクセルもない無人自動車が街を行き交うようになるという予想もあり、自動車の新たな進化は半導体と密接に関わっています。 その他にも、洗濯機やエアコン、冷蔵庫など家電製品から鉄道や信号、産業ロボットなどの産業・社会インフラまで、ありとあらゆるものに半導体が活用されていることに加え、急速に進化する「クラウドサービス」に特化した半導体も登場するなど、その用途やニーズはさらに拡がり続けています。 半導体は、実はとても身近な存在なのです。 1 Medical Products 医療現場を支えるCTスキャン、MRIなど• 2 Industrial 生産ラインの自動化を支える産業用ロボット、各種制御装置や最先端の放送機器など• 3 Networking IoT環境を実現するクラウド構築支援やデータセンター設備機器など• 4 Infrastructure 快適・安全・安心な社会を支えるシステム監視・制御機器や空調省エネシステムなど• 5 Consumer Products 健康で豊かな生活を支える家電、ヘルスケア機器など• 6 Computer Applications ビジネスに不可欠なパソコンやプリンター、プロジェクターなど• 7 Automotive IT化、エレクトロニクス化が進む自動車関連製品・機器など 半導体の研究開発や製造は、多くの場合「半導体メーカー」が行います。 「半導体メーカー」には「半導体や半導体製造装置の研究開発や設計を行う会社」「評価検証を行う会社」「生産プロセスの検証を行う会社」など、多種多様な事業スタイルがあります。 中には「研究開発だけを行う会社」「設計だけを行う会社」「製造だけを行う会社」などもありますので、技術系の企業に限ってもかなりの数に上ります。 そんな半導体メーカーとお客様を結び、販売や流通、マーケティングなどを担っているのが「半導体商社」です。 その役割は、半導体を仕入れてお客様に納品するだけではありません。 お客様に代わり、国内外の半導体メーカーの日々進化する技術や製品の最新情報や市場動向の調査、仕入れの交渉、物流、品質管理など、その役割は多岐にわたります。 近年は、半導体の種類もますます増えていますので、半導体商社が持つ専門的な知識や、豊富な経験に寄せられる期待はさらに高まっています。 部品を仕入れる役割から、最適な製品の提案や開発サポートまで行う技術パートナーへと、半導体商社のあり方も大きく変わっているのです。 IoT IoTとは「Internet of Things モノのインターネット 」の略。 かつてはインターネットに接続するデバイスといえばPCでしたが、今やスマートフォンなどの新たな情報デバイスはもちろん、インターネットに接続できるテレビやデジタルオーディオプレイヤーなどが登場したのはご存知の通りです。 さらに、冷蔵庫・洗濯機といった家電製品や、ドア・街灯・自動車など、街中のあらゆるものがインターネットでつながる時代。 IoTが注目される背景には、新たな技術によって、従来のビジネスやサービスにもイノベーションが起こるという期待があるのです。 机や壁がディスプレイとなり、遠くの人と話しながら食事をしたり、VR(仮想現実)と組み合わせて、自宅に居ながらリアルタイムのパリの街を散策できるなど、まるでSFのような生活を実現できるサービスも登場するかもしれません。 さらには人間の脳までもコンピュータに繋いで、他の人との意思疎通が脳波でできるようになる可能性まであるのです。 クラウド/仮想化技術 PCやスマートフォンなどのデバイスにアプリケーションをインストールするのではなく、インターネット上で機能やサービスを利用できるのが「クラウドサービス」です。 アプリケーションを買い換える費用や手間がかからず、どこからでもアクセスできる手軽さから、利用者は年々増加し、新たなサービスも次々と登場しています。 そのクラウドサービスの基盤となるのが「仮想化技術」です。 これは、1台のコンピュータを、まるで複数台あるように機能させる技術のこと。 「ストレージ仮想化」や「デスクトップ仮想化」などの種類がありますが、その中でも特に注目を集めているのが「サーバー仮想化」です。 従来は1つのサーバーで動作できるOSはひとつというのが常識でしたが、この技術によりサーバー1台で複数のOSを稼働させることができるようになります。 サーバーの台数を最小限に抑えることができるためコスト面のメリットも大きく、現代のITソリューションにおける花形技術のひとつとなっています。 こうしたクラウドサービスや仮想化技術向けの新たな半導体デバイスの研究開発が進んでいることに加え、近年では半導体開発の環境を提供するクラウドサービスの活用も広がるなど、半導体業界にもすでに様々な影響が及んでいます。 AI(人工知能) 「コンピュータの能力が人間を超える」という「2045年問題」がリアリティーを持って多くの人に受け止められている背景には、近年のAI(人工知能)の急速な発展があります。 人間と同じような知能(学習、類推、判断など)を持ったコンピュータシステムを意味するAIですが、かつては人の手で膨大なデータやルールを教える必要があり、考えをめぐらせることができる範囲も特定の分野に限られていました。 しかし、コンピュータが膨大なデータの中から物事を分類する「機械学習(マシンラーニング)」や「深層学習(ディープラーニング)」などの新たな技術の登場によって、2010年代以降、その能力は飛躍的な進化を遂げています。 また機械翻訳システムや、画像解析、インターネット広告などのアドテクノロジー分野ではAIの活用が広がっています。 さらにIT大手企業などの参入で話題となった自動車の「自動運転技術」など、AIが私たちの生活を支える時代は、すぐそこまで近づいています。 私たちの生活を大きく変えようとしている最新技術領域を見てきましたが、これらの発展は、半導体業界にどのような影響をもたらすのでしょうか。 クラウドサービスやIoTが進展する上での大きな課題は、これまでとは比較にならない膨大なデータを、どのように扱うかということです。 安定的にクラウドサービスを提供するためには、データの管理や転送を円滑に行うシステム環境の整備や強化が欠かせません。 また、IoTでインターネットにつながるモノの数は2020年までに500億個を超えるとの予想もあり、そこから生じる膨大なデータを処理し、安全に管理する必要性がますます高まります。 そんなデータ管理のカギを握っているのが、サーバーやストレージなどの機器の設置や運用を行う「データセンター」です。 インターネット経由でアプリケーションなどを使用できるクラウドサービスが拡大すれば、会社や自宅に設置されるサーバーの数は減少する一方、それらに代わってデータ管理を行うデータセンターの役割はさらに大きくなるでしょう。 また、IoTによるデータ量の増大は、データセンターに求められる機能や設備環境そのものにも大きな変化をもたらすでしょう。 こうしたデータセンターの変化に対応し、従来のハードディスクドライブ(HDD)よりも高速・大容量なデータの処理や管理に適したフラッシュメモリーを活用したソリッドステートドライブ(SSD)を搭載したオールフラッシュストレージへのシフトが進むなど、半導体業界にもすでに新たな動きが生じています。 また、AIの分野でも、機械学習、画像処理といったそれぞれの技術に特化した、新たな半導体の研究・開発などが活発化しています。 新たな技術の登場とともに、そのニーズに適した半導体が登場する。 そんなサイクルのもとで成長を続けてきた半導体業界にとって、IoTやクラウド、AIによって新たな市場が開拓されることは、大きなチャンスであり、新たな進化、そして新たな成長の波が押し寄せているのです。

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