アメリカ 新型コロナウイルス。 新型コロナ、治療代が820万円!? 試されるアメリカ医療保険制度

アメリカ合衆国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況

アメリカ 新型コロナウイルス

コロナウイルスの検査は保険適用 3月10日に行われた記者会見にて、「コロナウイルスの検査は保険適用であり、メディケア、メディケイドも適用である」ことをアメリカ副大統領マイク・ペンスが明言しています。 ニューヨークやワシントンなどでは、コロナウイルス検査費用については、州が規制する医療保険の加入者の一部負担金または免責額から免除するよう緊急指示を出してます。 また、大手医療保険会社もコロナウイルス検査に関する特例を出してます。 Cigna:多数のプランでコロナウイルス検査の一部負担(co-paysまたはcost-shares)を免除()• Aetna:コロナウイルス検査の一部負担を免除()• UnitedHealth Group:CDC認可施設でのコロナウイルス検査の一部負担(co-paysまたはcoinsurance および免責額を免除() この他にも多数の医療保険会社が特例を出してますので、医療保険に加入している場合はホームページなどでチェックしてみましょう。 隔離や治療が必要になった場合のコスト コロナウイルス検査の一部負担や免責額が免除になったとしても、隔離や治療が必要になった場合は医療費がかかります。 カイザーファミリーファンデーションによると、医療保険加入者当りの2019年の平均免責額は1,655ドルだったとのこと。 保険に加入していても、平均的に最初の1,655ドルは自己負担になるということです。 もしも医療施設での隔離が必要になった場合は、医療保険上は通常の入院扱いとなります。 自己隔離を行う場合に必要な診療も保険が適用されます。 ただし、標準治療ではない代替治療を受ける場合は、保険を適用できない可能性が大です。 診療も度重なればまとまった金額となるため、いざという時のために現金を確保しておくことが大事です。 アメリカでは、救急診療に1,000ドルかかったとしても、6割の人々がこれを支払えないという統計があり、3割以上はクレジットカードの与信枠やパーソナルローンなどでお金を工面しなければならないといいます。 コロナウイルスに感染した場合に想定される医療費 コロナウイルスに感染して診療や治療を受けた場合の医療費は、医療保険に加入しているかどうか、そしてどんなタイプの医療保険に加入しているかによって大きく異なります。 想定される診療/治療の費用を知りたい場合は、加入している保険会社へ問い合わせて確認しておきましょう(問い合わせ先は保険カードに記載されてます)。 コロナウイルス感染が疑われたマイアミのある男性(医療保険加入)は、救急外来を含む診療を受け、保険適用後に1,400ドルを自己負担しました。 また、政府により強制隔離された男性(医療保険非加入)は娘の分のコロナウイルス検査を含め、3,900ドルを超える医療費を請求されてます。 以下は、アメリカ医師会(American Medical Association)の項目別の医療費目安です。 実際にいくら請求されるかは、加入している保険のタイプによります。 また、によると、無保険で3日間入院した場合は3万ドル(!)の請求書を覚悟しなければならないとのこと。 無保険の場合は、この機会に加入することも検討してみましょう。

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「陰性」でも30万円以上? アメリカ人の48%は、保険に入っていても新型コロナウイルスの検査・治療費が払えるか不安

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ランド・ポール上院議員。 彼のそれまでの2週間の振る舞いは、新型コロナウイルスへの米国の対応について、何が問題なのかを物語っている。 ポール議員は肺に疾患を抱えている。 そのため彼は、注意をする必要を感じ、新型コロナウイルスの検査を受けるべきだと考えた。 しかし、検査をしてから陽性との判定を受ける6日後まで、ポール議員は周囲の人々を保護するような対策を何ひとつ取っていなかった。 それどころか、彼は他の上院議員に会い、上院の議場で投票を行い、プライベートクラブでゴルフを1ラウンド楽しみ、そして上院プールでのひと泳ぎさえこなしていたのだ。 新型コロナウイルスの大流行を抑え込んでいる国々では、そのように無責任な行動は許されていない。 そうした国々では、ポール議員は刑務所行きにさえなっていたかもしれない。 彼は新型コロナウイルスについて、自分が罹患していたら大変だから検査を受けよう、と考えるほど心配していたのだ。 そうであるならば医師(眼科医)として、誰よりも、自らの行動が周囲にもたらす危険についても配慮すべきだった。 シンガポールや韓国で行われていること いかなる感染性病原体の伝播を抑えるのにも、積極的な行動が求められる。 新型コロナウイルスほど伝染性が強いものは、特にそうだ。 休業したり、社会的距離を保ったりするような防衛措置が効果を発揮するのは、病気の蔓延の先を行く、厳しい組織的努力と組み合わせられた場合のみである。 新型コロナウイルスの感染拡大を止めたシンガポールや韓国、その他の国々では、公共衛生機関が以下のようなシンプルなプロセスを実施してきた。 最初に広い範囲でPCR検査を実施する。 そして症状が出る前であっても(大半の人は感染しても症状が表れない)感染者を特定した。 さらに濃厚接触者の追跡調査が行われ、感染者が関わりをもったすべての人々が14日間の強制的隔離対象となった。 このシンプルなプロセスによって抑え込んだものは、疾病の大流行だけではない。 他の国々で用いられたような、過激なロックダウン手法もこれによって回避された。 このプロセスの成功は、大量検査、接触者追跡、そして隔離の義務付けだ。 成功は、妥協なしの取り組みにかかっている。 だが米国は、その全てを行ってこなかった。

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アメリカで新型コロナウイルスに感染したら医療費はいくらかかる?

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・ 先ほど、以下の記事を投稿させていただいたのですが、その後、ちょっと興味深いことを知りまして、連続となりますが、記事を投稿させていただきます。 ・ In Deep 2020年1月27日 ここから、以下のアメリカの報道について、ご紹介させていただきます。 米国の科学者がビル・ゲイツ財団と共にパンデミックのシミュレーションを発表したのは武漢ウイルス発生の2ヵ月前 中国の武漢で発生したコロナウイルスの拡大は止まっておらず、おおよそ「毎日 1000人ずつ症例が増えている」という状況となっています。 そのような中、ちょっとすごい話を知りました。 武漢のウイルスの最初の感染者が確認されたのは、昨年 12月のことでしたが、それから2ヵ月ほど前の 2019年10月に、アメリカのジョンズ・ホプキンス健康安全保障センター(Johns Hopkins Center for Health Security)の科学者が、 「次に起きるパンデミックはコロナウイルスによるもの」 だと想定した上で、 「コロナウイルスのパンデミックの想定シミュレーションを公開していた」 のでした。 それは、当時の以下の日本語の報道などでも知ることができます。 本演習は、深刻な広域流行病が経済・社会に及ぼす影響の緩和に向けた世界規模での官民協力の必要性を浮き彫りにするものです。 ビル・ゲイツ先生が絡んでいるのですが、それはともかく、問題は「そのシミュレーションの内容」です。 大ざっぱに書きますと、以下のような内容なのです。 感染開始から 6ヵ月でウイルスは世界のすべての地域に広がり、1年後には、6500万人の人たちが亡くなる。 というものなのです。 6500「万」人ですよ。 このシミュレーションを発表した 2ヵ月後に武漢で新型のコロナウイルスが発生するというのは・・・まあ、タイミングがいいというのか何というのか。 そして、その内容から思いますのは、 現時点までの状況に関しても「シミュレーションと似ている」のでした。 シミュレーションをおこなったエリック・トナーさんという方は、「パンデミックが影響を及ぼすのは、健康面だけではなく、経済や社会全体に及びます」というようなことを言っておりまして、シミュレーションでは、例えば以下のようなことも計算されています。 シミュレーションでの集団感染の発生は小規模に始まった。 養豚場の何人かの農民たちにインフルエンザや肺炎と似た症状が見られ始めた。 そこから、このウイルスは南米の貧困地域に広がっていった。 各地で航空便はキャンセルされ、旅行の予約は 45%減少した。 そして、ソーシャルメディアではさまざまな噂や偽情報が出回り始めた。 その後、ウイルスの流行は世界的な金融危機を引き起こした。 株式市場は 20%から 40%下落し、世界の国内総生産は 11%急落した。 動物と接触した数人の人たちから感染が始まり、また、さまざまな偽情報がネット上に出回り、その後、航空便や人の移動が制限され、また株価の下落や経済の停滞が起きてくる・・・というのは、まさにその通りとなっている感じがいたします。 そして、このシミュレーションから連想することは、 「航空機の飛行停止などの移動の制限をしても、感染の拡大が止まらない」ように響く部分です。 ここにある、1年後の想定死者数の 6500万人というのは、2003年の SARS (致死率が約 10%)を想定しているものだと思われまして、現在の武漢ウイルスの致死率は 3%程度ですので、そこから考えますと、想定される死者数は 2000万人程度ということになるのですかね。 いずれにしましても、このようなシミュレーションがつい最近公表されていたということを知りまして、ご紹介させていただこうと思います。 アメリカのビジネス・インサイダーの記事です。 専門家たちのシミュレーションでは、そのウイルスは「6500万人を殺す可能性がある」ことを示唆した 2019年の秋に、米ジョンズ・ホプキンスの科学者は、致命的なコロナウイルスがパンデミック規模に達した場合にどうなるかをモデル化した。 そこでシミュレートされたシナリオは、感染開始から 18か月以内に 6,500万人が死亡する可能性があると予測していた。 米ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターの科学者であるエリック・トナー(Eric Toner)氏は、今年 1月初旬に中国の武漢で謎のコロナウイルスが発生したというニュースが伝えられた際にも特にショックを受けなかった。 というのも、トナー氏は、それより 3か月以上前に、コロナウイルスが関与する世界的な感染症の大流行のシミュレーションをおこなっていたのだ。 コロナウイルスは通常、気道に影響を及ぼし、肺炎や風邪などの症状を引き起こす可能性がある。 コロナウイルスは、2000年代初頭には、約 8,000人に影響を及ぼし、774人が亡くなった中国の SARS (重症急性呼吸器症候群)の発生の原因ともなった。 トナー氏は以下のように言う。 「新しいパンデミックが引き起こされるとすれば、その可能性が最も高いウイルスはコロナウイルスであると私は長い間考えていました」 中国武漢で発生したコロナウイルスは、現時点ではパンデミックとはみなされていないが、すでに、中国以外でも、タイ、日本、韓国、台湾、ベトナム、シンガポール、サウジアラビア、そしてフランスでもでウイルスが報告されている(1月25日時点)。 アメリカでは 1月21日に最初の症例が報告された。 現在、感染の拡大が続いているこのコロナウイルスについて、トナー氏は以下のように述べた。 「現在拡大しているウイルスにどれほどの伝染性があるかはまだわかりません。 人から人へとすでに広まっていることは知っていますが、どの程度の伝染性があるのかまではわかりません」 「印象として 2003年の SARS よりも大幅に穏やかであるということです。 それは安心材料になるとは思います。 しかしその一方で、感染力に関しては、少なくとも現時点の感じでは、SARS より高いかもしれません」 トナー氏のシミュレーション上の「仮想の致命的なコロナウイルス」によるパンデミックでは、感染開始から 6か月後に、世界中のほぼすべての国でウイルスの症例が発生することを示唆した。 そして、発生から 18か月以内に、6500万人が死亡する可能性があることを示した。 ウイルス性パンデミックは6500万人を殺す可能性がある トナー氏のシミュレーションでは、CAPS という名称がつけられた架空のコロナウイルスを想定した。 この分析は、世界経済フォーラムとビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団との共同研究の一環で、ブラジルの養豚場でパンデミックが発生した場合にどうなるかを調査したものだ。 なお、武漢のウイルスは、生きた動物を販売する食糧市場で発生している。 トナー氏の想定したシミュレーション上でのウイルスは、現代のあらゆるワクチンに耐性がある。 そして、その病原性は SARS よりも致命的で、しかも、感染力はインフルエンザと同じ程度の強い伝染性を持つ。 シミュレーションでの集団感染の発生は小規模に始まった。 養豚場の何人かの農民たちにインフルエンザや肺炎と似た症状が見られ始めた。 そこから、このウイルスは南米の貧困地域に広がっていった。 その後、各地で航空便はキャンセルされ、旅行の予約は 45%減少した。 そして、ソーシャルメディアではさまざまな噂や偽情報が出回り始めた。 6か月後、シミュレーション上のウイルスは世界中のあらゆる地域に広がった。 感染開始から 1年後、地球上の 6500万人が死亡した。 1918年のスペイン風邪の流行では、5000万人もの人が亡くなっている。 トナー氏のシミュレートしたパンデミックでは、その後、ウイルスの流行が、世界的な金融危機を引き起こした。 株式市場は 20%から 40%下落し、世界の国内総生産は 11%急落した。 トナー氏は言う。 「私たちが 10月に行ったシミュレーションで指摘しようとしたことは、ウイルスによるパンデミックが生み出すものは、健康への影響だけではないということなのです。 経済にも社会にも影響を与えるのです」 トナー氏は、現在の武漢のコロナウイルスも、症例の総数が数千規模に達した場合は、経済に大きな影響を与える可能性があると述べていた。 仮想ウイルス CAPS のシミュレーションでは、科学者たちはパンデミックの拡大をを止めるために間に合うワクチンの開発はできなかった。 そして、これはシミュレーションとはいえ、現実的な仮定でもある。 トナー氏は以下のように語る。 「感染発生から数ヶ月以内にワクチンを接種できるようになった場合、感染状況に大きな変化をもたらすでしょう。 しかし、それはワクチンの開発に成功するということだけではなく、それを世界規模でどのように製造し、そして世界中の人々にどのように配布して、管理されるかについてさらに考える必要があります」 もし、科学者たちがワクチンを、より迅速に開発する方法を見つけなければ、危険なアウトブレイクは拡大し続けるだろうと言う。 都市がより混雑し、通常は野生生物のために確保されている場所に、人が暮らすようになり感染症の繁殖地を作り出しているためだと、トナー氏は言う。 「それこそが私たちが今住んでいる世界の一部なのです。 私たちは感染症のエピデミックの時代に生きています」 ここまでです。 英ランカスター大学などの研究では、 「 1人が 3. 6人から 4. 0人に感染させる」 と計算されていまして、感染力は SARS などより相当高いはずです。 さらに、ウイルス全般にいえる厄介な部分としては、 「どんどん変異していく」という点と、「感染者が多くなればなるほど変異しやすくなる」という点です。 どんなウイルスでもそうですが、ウイルスというのは信じられないほど「単純」な構造でして、たとえば、2014年にアフリカで流行したエボラウイルスについて、米ハーバード大学の生物学者たちによる解析のことをにしたことがありましたが、その時わかったのは、 「何とエボラウイルスは、たった 7個の遺伝子を持つだけ」 の存在だったのです。 比較でいえば、私たち人間は約 20,000の遺伝子を持っています。 解析にあたった生物学者たちは、そこで、「壮絶な様子」を目の当たりにします。 それは、「目の前でどんどんウイルスが変異していく様子」でした。 ハーバード大学のパラディス・サベティ博士は、米 NPR にこのように語っていました。 「私たちは、250以上の突然変異を発見しています。 それらは、私たちが見ている目の前で、リアルタイムで突然変異を起こしたのです」 こういうように、どんどんと変異していく中で、場合によっては、感染力や毒性に変化が出ることもあるのだと思います。 現時点では、武漢のウイルスは「毒性が比較的弱くて、感染力が強い」というものになっていますが、それがどのように変化していくかはわかりません。 武漢のウイルスに対しての医学的な対応にしても、今後出現してくるかどうかはわからないですが、何しろ、SARS などは、2003年から 17年経っている現在でも、治療薬もワクチン的なものもまだ存在しないのですから、コロナウイルスというのは手強い相手なのかもしれません。 以下の記事でご紹介しましたように、中国では、科学者たちが、ずっと SARS の研究をしているのに、医学的な対抗措置はいまだに見出されていないのですから、簡単なことではなさそうです。 武漢ウイルスが、かつての SARS や MERS のように、ある程度感染が広がったところで、自然と消滅していくのか、それとも、トナー博士のシミュレーションのように、全世界に拡大するまで感染は止まらないのか今はわかりません。

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