痒み ヒスタミン。 かゆみのメカニズム|大日本住友製薬 医療関係者向け

【さがみ中央動物医療センター (旧 たけうち動物病院)】動物病院/神奈川県/伊勢原市/健康診断

痒み ヒスタミン

札幌厚生病院院長 狩野吉康氏に聞く 近年、肝疾患治療は有用性の高い新薬の登場と共に著しい発展を遂げてきた。 その一方で、強い痒みに悩まされ、QOL低下を余儀なくされる患者も少なくない。 そこで、慢性肝疾患に伴う痒みの現状や、これまでの痒みに対する治療の課題、レミッチの作用機序や使い方、「治療すべき疾患」として捉えた痒み治療を展開するためのポイントを狩野吉康氏(札幌厚生病院院長)に聞いた。 提供:大日本住友製薬 札幌厚生病院における慢性肝疾患患者の36. 9%が痒みを自覚 肝疾患患者は、痒みによってQOL低下を余儀なくされるケースが少なくない。 札幌厚生病院では、この実態を明らかにするため、404人の慢性肝疾患患者を対象に痒みの現状をアンケート調査したところ、36. 9%が痒みを自覚していることが分かった。 疾患名別に痒みを訴える患者の割合を見ると、最も頻度が高いのが原発性胆汁性胆管炎(PBC)で62%に上る。 さらに、C型肝炎38%、B型肝炎28%と続き、これらの3疾患は痒みを伴う慢性肝疾患患者数においても多数を占める( 図1) 今回は5人の患者のみの回答となったが、アルコール性肝炎に伴う痒みも60%にあった。 また、自己免疫性肝炎患者では50%、最近増加している非アルコール性脂肪肝炎患者では33%が身体の痒みを訴えている( 図1) これらのアンケート調査結果は、過去に報告されたデータと大きく異なるものではない( 文献1)。 だが、患者の声を汲み上げるためのアンケート調査で「痒みがある潜在患者が多くいる」という状況が明らかになったことから、「医師に痒みを訴える患者は少ない」と考察される。 慢性肝疾患患者で認められる痒みは、既存治療が奏功しない場合がある。 加えて、既存治療が奏功しない患者に対する有効な治療方法がなかったため、医師は患者の話を聞き流し、患者は痒くても言わなかったというのが実情と思われる。 慢性肝疾患での痒み、既存治療での奏功が困難なことも これまで慢性肝疾患患者が医師に痒みを訴えてきた場合は、保湿剤によるスキンケアに加えて抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、鎮痒性外用薬、ステロイド外用薬を用いる既存治療が行われてきた。 札幌厚生病院では、既存治療を受けた患者のうち、一部に治療しても効果が得られない症例が見られる。 このように痒みに対する既存の治療薬は、慢性肝疾患に伴う痒みに対して効果が十分でない場合がある。 慢性肝疾患に伴う中枢性の痒みに有用 痒みは、その伝達経路から末梢性の痒みと中枢性の痒みに大別される。 末梢性の痒みは、「蕁麻疹」や「虫刺され」など一般的に知られているもので、抗ヒスタミン薬等で奏功するものが多い。 一方、中枢性の痒みは、主に慢性肝疾患患者や透析患者に生じ、抗ヒスタミン薬等を投与しても効果が十分でない症例がある。 慢性肝疾患のそう痒症では既存治療で効果不十分な場合に 慢性肝疾患に伴う痒み治療も、他のそう痒症治療と同様に、まず、スキンケアや皮膚刺激の回避等の生活指導を行う。 次に抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、鎮痒性外用薬、ステロイド外用薬等の薬剤を投与する。 これらの既存治療で効果が不十分な場合は、レミッチの投与を検討する( 図2)。 慢性肝疾患に伴う痒みは、既存の薬剤で奏功しない場合がある。 札幌厚生病院では肝硬変やPBC患者において、既存の薬剤の効果が不良でレミッチを投与する症例が多く見られる。 PBCは、痒みの原因となる胆汁の流れが悪くなるため、肝硬変まで進行していない肝炎であっても強い痒みを訴える場合があり、レミッチによる痒みのコントロールが期待される。 8週間のレミッチ投与で効果のない場合は中止を検討 その一方で、原因は分かっていないがレミッチの有効性には個人差があることに留意する必要がある。 レミッチの開発治験においても、治療開始後12週の間で効果発現時期は様々であったことから( 文献2)、札幌厚生病院では8週間投与して効果がない場合には投与中止を検討する( 図2)。 同剤は、高額な薬剤(1カプセル2. 3円〈16年9月時点〉)であるため、「必要とする患者をしっかりと見極めて、セカンドラインできちんと使用する」概念がとりわけ重要となる。 服薬指導では眠気に注意 レミッチの用法・用量は、「1日1回1カプセル2. 服薬指導の留意点としては、国内臨床試験で約5%の頻度で眠気の副作用が発生しているため、同剤服用中の車の運転等には注意を喚起しなければならない。 また、レミッチが投与された非代償期肝硬変患者の臨床データも不十分であるため、もしこのような患者に投与する場合は、経過を十分に観察して投与する必要がある。 B型肝炎、C型肝炎、B・C型肝硬変では、有用性の高い薬剤が開発され、慢性肝疾患の治療は著しい発展を遂げてきた。 今後はこれらの原疾患と共に、肝疾患患者のQOL向上にも目を向ける必要がある。 中でも慢性肝疾患に伴う中枢性の痒みは、夜も眠れなくなるほどの状態となる場合もあり、慢性肝疾患患者のQOL低下を招く大きな要因の一つになっている。 だが、既存治療では奏功しない症例もおり、未だ医療ニーズは満されていない。 こうした中、レミッチの効能追加によって既存治療抵抗性の痒みが治療できるようになったことを契機に、「治療すべき疾患」として捉えた痒み治療の展開が望まれる。 薬剤師らによる患者への痒みの聞き取りもポイントに 積極的な痒み治療を展開するには、「肝疾患に伴って痒みが発症する」ことや、「慢性肝疾患に伴う既存治療で効果不十分な痒みも治療できるようになった」現況を、広く啓発していく必要がある。 また、病院や保険薬局の薬剤師、看護師らが医師をフォローする形で、慢性肝疾患患者に「痒みがないか」の聞き取りを行うこともQOL向上のキーポイントになる。 引用 1)厚生労働省,平成24年度 難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究事業 2)レミッチ承認時評価資料.

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肝硬変のかゆみに使われる薬

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2019年に発表された臨床試験の結果 このような状況のなか、 が出ました。 25個の研究をまとめたもので、対象におとなだけじゃなくて子どもも入っています。 これによれば、第二世代の抗ヒスタミン剤はアトピー性皮膚炎の症状緩和に、効果がなかったのです。 (SCORADスコアというもので評価しています。 ) ここで使われている抗ヒスタミン剤は• セチリジン ジルテック• フェキソフェナジン(アレグラ)• ロラタジン(クラリチン) どれも有名な抗ヒスタミン剤。 あまり効かないとは思っていたけど、残念ですね。 あくまでSCORADスコアでの評価なので、評価できないようなところに微妙な差はあるかもしれませんが、 明らかに効く!、、っていうことはなさそうですね。 もちろん、こういう論文の結果ですべての方の治療が決まるわけではありません。 ただ、大勢の患者さんに当てはまる結果とは言って良いでしょう。 使っちゃいけないわけじゃありませんが 、、、あまり積極的に使おうとは思わないですね。 第一世代の抗ヒスタミン剤は効果はあるのか? では、第一世代の抗ヒスタミン剤は、どうなんでしょう。 こちらもあまり強く有効だ、といえるデータはありません。 しかし、 なようです。 こちらの研究で出てくるのは• ジフェンヒドラミン(レスタミン)• ヒドロキシジン(アタラックスP)• サイプロヘプタジン(ペリアクチン) ですね。 第一世代は眠たくなる代わりに、痒みを抑える作用が強いですから、 夜は痒くて眠りにくいところにちょうど良いわけです。 ジフェンヒドラミンなんか睡眠薬のドリエルに入っている薬です。 かなり眠たくなります。 ベストな投与方法や治療期間って決まっていないんですが、 自分が飲むなら寝る前にだけ使います。 だって昼間眠いのは困ります。 仕事になりません。 以前、試しにペリアクチン飲んだら、翌日までずっと眠くて悲惨だった記憶があります。 こどもだって飲んだら勉強できなくなっちゃいますね。 どうせ体質を改善するような作用はなく、痒みをとって眠りやすくするくらいの効果しかないんです。 それなら寝る前にのみ使うっていうのは、かなりいい使い方だと思います。 昼も痒くて仕方がない場合には、昼飲めば良いですし、 飲むのか飲まないのか、どっちが得か、で判断しましょう。 検索: 最近の投稿• カテゴリー• 1 当ブログの人気記事• アーカイブ• 9 プライバシー•

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メルカゾール(チアマゾール)の作用機序 メルカゾール(チアマゾール)は甲状腺ホルモンの生産を抑える作用があるため甲状腺機能亢進時に処方されます。 どのように甲状腺ホルモンの生成を抑えるのか、作用機序について簡単に説明したいと思います。 甲状腺ホルモンは、 ヨウ素と、アミノ酸の一種である チロシンによって生成されます。 メルカゾールは甲状腺ホルモンの元となるヨウ素の生成を抑えることで甲状腺ホルモンの生成を抑えます。 では、メルカゾールがどのようにヨウ素の生成を抑えるのでしょうか。 ヨウ素は体の中でヨウ素化合物がペルオキシダーゼという酵素によって分解され作られるのですが、メルカゾールは ペルオキシダーゼを阻害することで、ヨウ素化合物からヨウ素が作られるのを阻害するのです。 副作用でかゆみ・脱毛ある? メルカゾールを服用すると頻度は不明ですが「 発疹や じんましん」「 皮膚のかゆみ」が報告されています。 発疹やじんましんが出た場合は基本的に薬剤を切り替えますが、症状が軽い場合は抗ヒスタミン薬といわれる薬で様子をみます。 また皮膚の痒みに関しても、痒み止めの塗り薬や抗ヒスタミン薬と呼ばれる内服薬が処方されることがあります。 「 脱毛」も頻度不明で報告されています。 メルカゾールの副作用は下記のとおりです。 頻度不明 肝 臓 AST GOT 上昇、ALT GPT 上昇等 皮 膚 脱毛、色素沈着、瘙痒感、紅斑等 消化器 悪心・嘔吐、下痢、食欲不振等 精神神経系 頭痛、めまい、末梢神経異常等 過敏症 発疹、蕁麻疹、発熱等 筋・骨格 こむらがえり、筋肉痛、関節痛 血液 好酸球増多 その他 CK CPK 上昇、倦怠感、リンパ節主張、唾液腺肥大、浮腫、味覚異常(味覚原体を含む) 併用(飲み合わせ)に注意する薬 「メルカゾールを服用しているけど ロキソニン( ロキソプロフェン)を飲んでいい?」 「風邪薬との飲み合わせは?」 といった飲み合わせについて聞かれることがあります。 メルカゾールを服用中に併用に注意しないといけないのは、血液が固まるのを防ぐ ワーファリン(成分名:ワルファリン)や ジゴキシンなどのジギタリス製剤です。 ロキソニンやバファリン、風邪薬、葛根湯などの飲み合わせは問題ありません。 妊娠・授乳中の服用 妊娠中のメルカゾールの服用ですが、「 治療上の有益性が上回る場合のみ投与すること」となっています。 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される 場合にのみ投与すること。 [本剤はヒト胎盤を通過することが報告されている。 ] 引用元 メルカゾールインタビューフォーム 「授乳中はメルカゾール服用しても大丈夫?」 と聞かれることがありますが、製薬メーカーの説明書では「授乳を避けることが望ましい」となっています。 本剤投与中は授乳を避けさせることが望ましい。 [ヒト母乳中へ移行(血清とほぼ同等レベル)し、乳児の甲状腺機能に影響を与えることがある。 ] 引用元 メルカゾールインタビューフォーム しかし、大分県の小児医会、産婦人科医会、薬剤師会による資料によると 1日10mgまでなら授乳と両立可能となっています。 カテゴリー• 4 こんにちは。 現役薬剤師Yu(ユー)です。 2006年に京都薬科大学薬学部を卒業し、薬剤師免許を取得後、調剤併設ドラッグストアと調剤薬局にて勤務する現役薬剤師です。 健康食品や市販薬、内科、整形外科、皮膚科、小児科、在宅医療まで幅広く患者さんと関わってきました。 「一人の患者さんが抱える薬の疑問は、みんなが抱える疑問かもしれない」 私が薬剤師として活動する中で、患者さんに聞かれたことや、患者さんが知っておく必要があると思った情報をまとめるためにサイトを立ち上げました。 最近は患者さんだけでなく、ヘルパーさんや看護師さんなど医療従事者の方も薬の勉強のために閲覧をいただいております。 「薬に関わる疑問を少しでも解消したい。 」 そのような思いで日々サイトを磨いてまいります。 まだまだ成長過程の薬剤師ですが、一人でも多くの方がこのサイトがあってよかったと思っていただるように自分の抱える知識を発信してまいります。 スポンサーリンク.

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