明日 の ジョー。 あしたのジョー(劇場版)明日のためにの手紙の内容は

「あしたのジョー」の山谷とは東京のどんな場所だったのか

明日 の ジョー

ちばてつやの講演の一番前の席に座り、一心にメモをとりながら聞いている客がいる。 『はじめの一歩』の作者、森川ジョージである。 森川は人気作家であるから、編集者にひとこと言えば講演のチケットなど簡単に入手できるだろう。 舞台袖で見ることも可能だろうし、望めば楽屋に入ることだってできる。 だが、それじゃダメなんだ、と森川は語ったという。 あくまで一般の客として講演を聞かねばならない。 聞けば、森川は一番前の席をとるために、数時間並んで入場したという。 なんていい話だろうと思った。 『あしたのジョー』は、マンガ作品の最高傑作のひとつである。 これを知らない人生は不幸だと断言できる。 だから読みなさい。 しのごの言わずに読みなさい。 女房を質に入れても読みなさい。 質草にする女房がないなら親を入れなさい。 仕事が忙しくて読む暇がないなら……そんな仕事やめちまえ! これは、そういう作品である。 『あしたのジョー』には、すべてがある。 闘いも、友情も、信頼も、正義も、貧困も、嘘も、悪事も、成長も、敵も、次代も、よろこびも、かなしみも、恋愛も。 すべてが表現されている。 おまえの人生なんかより、たくさんのことが描かれているんだよ。 以上、『あしたのジョー』のレビュー終わり。 ……と、これだけですませたいし、これ以上何を言っても屋上屋を架すことにしかならないのだが、それでは役割を果たしたことにならぬので、駄文をつらねることにしよう。 たぶんまだ誰もふれてない話だ。 今回、何度めかに本作を手に取ったのは、ライバル・力石を失った後の、ジョーの迷走を読みたいと思ったからである。 力石の命を奪ったのは、ジョーがテンプルに放った一撃だった。 すなわち、ジョーは力石を殺してしまったのだ。 作中でも語られているが、少年院出身で家族もおらず、ドヤ街にさえ住むところのないジョーにとって、唯一の理解者は力石だけだった。 拳をまじえたことしかないが、力石は友だちだった。 そう呼べるのは彼だけだった。 そんな人間を、みずからの手で殺してしまったのである。 以降、ジョーはボクサーとして欠陥品になってしまう。 力石の命を奪った顔面攻撃は一切できず、できるのはボディ打ちのみ。 したがってボディさえしっかりブロックしていれば負けることはない。 敵に勝つためには顔面に向かって強いパンチを打たなければならないが、それをすればジョーはゲロをはいてしまう。 顔面打ちを身体が忌避してしまうのだ。 ジョーは格下の相手にも敗れ続け、ついにドサ回りの草拳闘にまで身を落とす。 舞台はライトに照らされた後楽園ホールではなく、神社の境内とかである。 スポーツですらないから、八百長だって普通にある。 にもかかわらず、彼はボクシングをやり続けるのだ。 ボクサーとしては終わってるのに。 浮かぶ瀬なんかあるはずないのに。 このくだり、異様に長い。 新書版のコミックスでまるまる3冊、ジョーは苦しみ続けるのである。 これは読者だって相当に苦しい。 現代のマンガであれば、こんなことはあり得ない。 主人公が苦しむのは同じである。 当然だ、苦しんだ上で勝たなければ、勝利の栄光は誰にも了解されないだろう。 しかし、苦しみは絶対に長く続くことはない。 なぜって、読者のほとんどは主人公が苦しむさまなど見たくないからだ。 みんな、勝つところが見たいのであって、苦しみはあくまでその前提としてちょっとあればいいのである。 読者の多くが求めていないもの。 そんなものを長く描き続けることは、連載マンガにはできない。 それをやると如実に人気が落ちてしまうからだ。 人気作が人気を失うことは、雑誌の売り上げにも影響を与えるたいへん大きな問題である。 誰もがやめろというだろう。 『あしたのジョー』がジョーの苦しみをこれほど長きにわたって描くことができたのは、上記のような作品の人気と雑誌の売上との関係が、作り手にハッキリと了解されていなかったためだ。 さらに、マンガがメディアとして新しかったことも、大いに関係している。 少年マンガ誌のマーケットは今よりずっと小さかった。 ために、掲載誌の売上下落はそれほど深刻なものではなかったのだ。 言いかえれば、現代のマンガでは決して得ることのできない位置が、「おちぶれたジョー」を描くことを可能にしたのである。 しかし、これはふれておかねばならない。 『あしたのジョー』がマンガの最高傑作であるのは、主人公ジョーの迷走と彷徨さえ、きちんと表現することができているからだ。 ほかのどんな作品が、友の命を奪ってしまった男の苦しみを描くことができただろう。 ここには拳闘というスポーツの本質とともに、人間という存在の本質も表現されている。 おそらく、これがなかったとしたら、『あしたのジョー』は凡百の作品で終わってしまったにちがいない。 森川ジョージが、ちばてつやの講演のいい席を得るために一般入場者の列に並んだりすることは、たぶんなかっただろう。

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あしたのジョー最終回で矢吹丈が死んだのか、それとも燃え尽きただけで生きてい...

明日 の ジョー

長い前髪と、引き締まった身体が特徴。 擦り切れたベージュのコートと、赤い(オレンジにも見える)をいつも身につけている。 ケンカ屋。 生まれてからずっと施設で育った。 しかし施設の退屈な暮らしに嫌気がさし脱走を繰り返し、やがて物語の舞台であるにフラリと現れた。 丹下段平と出会い、ボクシングの道を勧められたが、乗り気ではなく、相変わらずの非行を続ける。 ドヤ街で詐欺行為を行い逮捕、特等少年院に送られた後、プロボクサーであり、ライバルとなる力石徹と対面し、ドヤ街で出会った段平指導の下、ボクシングを始めることになる。 刑期を終えた後は段平と共にプロボクサーとしての道を歩み、多くのライバル達と拳を交えていく。 粗野でケンカっ早く素直では無い性格だが、時折明るくお調子者の一面ものぞかせる。 不遇な生い立ちからか、孤独なだったが、後に人間的にも成長をみせた。 女心に鈍感で細やかな人付き合いは苦手だが、本質的には堅く弱者に優しい人柄である。 しかし心の中に野獣のような荒々しい、恐ろしい一面が住んでいるのは事実で、丈と付き合いの長い人でも、その野獣の一面を感じて離れていってしまう悲劇も経験している。 力石徹をテンプルへ一撃をくらわせたことも死因となった理由から、一時期テンプルを打てない状態()になっていた時期があったが、のちに克服。 身体の成長による減量苦も同じく減量に苦しんだ力石への思いを武器に乗り越えた。 階級は。 一打必倒の威力を誇ると、ノーガード(両手ぶらり)戦法を得意とする。 並外れた強打と不屈の闘志で何度でも立ち上がる驚異的な打たれ強さに天性の勘、野性の本能を持ちクロスカウンターにさらにカウンターを合わせるダブルクロス、さらにそこにカウンターを合わせるトリプルクロスを使うなど技術力も高い。 力石戦以降はガードの技術も向上した。 対ホセ戦ではホセの使うコークスクリューパンチを無意識のうちに打ってしまうなどボクシングセンスもずば抜けている。 元々、ボクシングに詳しくなく、刑務所での拳闘も特殊なルールばかりであったことから、ボクシングの常識やルールを全く理解していなかったが 、反則にならない奇策を編み出してハリマオに一矢むくいたり、ホセ戦ではダメージで自分は片目が見えなかったが、ケガの功名で、自分でもどこに飛ぶか分からないパンチで、完璧な隙の無さをみせるホセにパンチを当て、さらには小技を使って自分は打たれ強いとアピールをしていたホセの心理トリックを見破り、実際には打たれ弱いのを見抜くなど 、頭脳的な面もみせるようになる。 最終的なボクシングキャリアは東洋太平洋チャンピオン(2度防衛)、WBC世界ランキング4位(アニメではWBA・WBCの1位のレオン・スマイリーにも勝利している)。 通称「拳キチ」 (「拳闘キチガイ」の略。 再放送では差別用語として音声が消される場合も)。 いつも腹巻をつけ、杖をついて歩いている。 かつては日本タイトルに挑戦するほどの強豪プロボクサーであったが 、左目の怪我が元でタイトルマッチを直前にしながら引退。 極西拳闘クラブというジムの会長に就任するも、所属選手との衝突などの理由から経営は軌道に乗らず、巨額の負債を抱えて解散に追い込まれる。 その後はなかば自暴自棄になり、ドヤ街でわずかな日銭を稼いでは酒に溺れる荒れた生活を送っていた。 偶然に出逢った丈の天性のパンチ力に惚れ込んだ段平は、彼を一流のボクサーに育てることを決意。 ジム再建のために酒をやめ、昼夜を問わず働き始める。 手紙による通信教育や、自ら少年院に出向き実地指導をするなどして彼にボクシングの基礎を叩き込んでいった。 策士な一面もあるが、丈に指示を無視されたり大舞台に呼ばれると舞い上がってしまうなどとしては未熟な面も見られる。 また、現役時代はそれなりの実績を残したにもかかわらず「自分の中では満足しない」など自分に厳しい一面もあるが、悪く言えば他人に自分の意見をおしつけるところがあり、丈の怒りを買うこともしばしばであった。 丹下拳闘クラブはの下にある粗末な木造小屋であり、そこで丈・西と3人で暮らしている。 丈が東洋太平洋チャンピオンになった後、泪橋の近くに新たなジム(丹下ジムに改称)を建設して移転し、門下生をとるようになった。 丈の最初で最大の友人。 腕っ節が強い巨漢で、丈が最初に入れられた少年院鑑別所で部屋のボスとして君臨していた。 特等少年院に送られてからは過酷な生活を送らなければならない恐怖から鑑別所時代の尊大な態度は全く影を潜め、気が小さく臆病な本性を露呈した。 少年院を退院後は、丈と共に丹下拳闘クラブに入門。 粗暴な不良少年だった頃とはうって変わって真面目な好青年に成長し、ボクシングの練習に励む傍ら林食料品店(通称:林屋)で働き始めた。 一時期、かなりの巨漢ゆえ、ミドル級(日本では実質的な最重量級)のリミットにするため、過酷な減量に耐えることが出来ず、夜な夜なうどんの盗み食いをし、ジョーに見咎められ仕置きを受けてからは真面目にボクシングに取り組むも、骨折を機に成績が上がらなくなり、ボクシングを諦め林屋に就職。 店を繁盛させ、新車を購入し古い車を丹下拳闘クラブに寄贈するなど商才を見せている。 後に林紀子と結婚、引退後は若干細身になっている。 原作では紀子と結婚後、ボクシングとは関わらなくなるが、アニメ版では最後までセコンドとして丈をサポートしている。 河野(こうの) 声 - (ゲームまっ白に燃え尽きろ!』) 新ジムの練習生として丹下ジムに入会。 原作漫画では引退後の西に代わってジョーのセコンドに付くがアニメ版では引き続き西がセコンドを務めており、実質その他の練習生として扱われアニメでの登場は確認されていない。 ジョーも期待しており、練習の面倒を見ることが多い。 入会前はチンピラも除けて通るほど鳴らしており、腕っ節は強いらしいが、ジョーとのスパーリングでは逃げ腰気味であった。 原作漫画ではホセ・メンドーサ戦のセコンドにも付いている。 カーロスのボタンを止めてやるのも原作漫画では河野の役であるが、アニメでは西であり、実質的にアニメでは存在しない扱いとなっている。 ただしアニメ『2』の33話において一度だけジョーからの指名でスパーリングを行っている(名前は「かわの」と呼ばれているがキャラクターは同一)。 本作のヒロイン。 の髪形で、いつも白っぽい服を身につけている美人。 気丈でプライドが高く、他人にも自分と同等の品性を求めるところもある。 物語の初期、彼女がドヤ街で慈善事業を行っていた事に目をつけた丈と子供達が企てた寄付金詐欺の被害者となる、その後段平と子供達を伴って、丈の送られた特等少年院へ慰問に訪れたが、彼女達が催した劇の内容に憤った丈に公衆の面前で罵倒される この一件がきっかけで、丈は初めて力石とリング上で闘う事になる この事から丈の事を嫌悪していた。 力石とは親密な関係であった様で、丈との一戦に向けての苛烈な減量で疲弊しきり、錯乱して水を求める力石に涙ながらに白湯を差し出す 力石はその葉子の姿に正気を取り戻し、それを固辞した 等、大事に想っていたようである、それもあってか、丈との一戦で力石が命を落とした後、ボクシングへの情熱を失いかけた丈に対して「 丈も リングの上で死ぬべき」と痛烈な一言を浴びせている。 その後、再びボクシングへの情熱を取り戻し、ボクサーとして成長していく丈に思う所があったのか、会長を引退してジムを畳むという祖父・幹之介に直談判して、白木ジムの会長に就任、様々な問題から中々試合をさせて貰えない丈に対戦相手を仲介したり、丈にイップスを克服させる為にカーロス・リベラを来日させて対戦をセッティングしたり、丈に野性を取り戻させる為、ハリマオを探し出し対戦させる等、丈がボクサーとして成長する為のあらゆるサポートを行っていった。 物語の終盤、ホセ・メンドーサとの一戦を前にして、すでに重いパンチドランカーの症状に蝕まれていた丈に自らの想いを伝え、リングに上がらないで欲しいと懇願するも、丈はその想いを振り切ってリングに上がる、試合中にはホセに一方的にいたぶられる丈を見ていられずに会場から去ろうとしたが、丈の思いを汲み取り、彼の闘いを最後まで見届けるべく会場に戻り、タオルを投げようとしていた段平を制して、丈に激励の言葉をかけた。 ホセとの試合後、丈から「あんたに貰って欲しい」と血で染まったボクシンググローブを手渡されている。 大柄な体格と、彫りの深い顔が特長。 キザで無愛想だが、冷静さと優れた洞察力を持っている。 本来は6回戦でデビュー後、13連続KO勝利を続ける天才ボクサーであったが、試合中に野次を飛ばした観客を殴って負傷させたため、特等送りとなった。 特等少年院では丈の脱走を妨害し、以後、丈とボクシングの試合をすることになる。 当初は丈を見下していた力石だったが、特等少年院での対戦後は丈をライバルとして認めた。 その後、出所し、プロ復帰。 階級はで復帰した。 ジョーがバンタム級で活躍し始めると、力石は特等少年院での決着をつけるために、バンタム級まで自分が減量に挑むこととした。 壮絶な戦いの末にダブルクロスをによる、トリプルクロスで破り勝利を得たものの、試合終了直後、減量苦と試合でのダメージにより息を引き取る。 丈は力石の死後も、かなりの間、彼のトラウマに悩まされ続けた。 力石は丈のライバルでありながら読者ファンの間で人気が高く、連載当時には主催で、実際に力石の葬式が行われている。 力石にはモデルがおり、・のである。 元々は、力石は丈の少年院時代だけのライバルという設定であり、作画のちばてつやは力石を丈よりも大柄に描いていたが、原作者の高森朝雄が力石の顔を見て非常に気に入り、丈と力石をいずれプロボクシングの試合で戦わせたいと主張するようになった。 しかし、実際に丈と力石を試合で対戦させるには、丈と力石を同じ体重にする必要があり、読者にわからないようにいつの間にか階級を落としていくが 、力石に大幅な減量が必要になってしまい、上記のような過酷な減量が行われた結果、最終的に力石が死んでしまうというストーリー展開にせざるを得なかった。 力石は本来のウェルター級の66kgからフェザー級の57kgまで、さらにそこからバンタム級の53kgまで、合わせて13kgの差があり、それは元々絞っている状態であることを考えれば、13kgどころか遥かに越える驚異的な減量である。 ウェルター級からバンタム級まで減量することは絶対にありえず死んでしまうといわれ 、その点においては力石の死は極めて当然であったとも言える。 力石の死の直前に本作がアニメ化される話が持ち上がり、その時点で力石の人気は丈よりも上回っており、テレビ局と編集部側からは「力石を死なせない方がいいのでは?」との意見が出ていたが、ちばは「せっかくここまで辻褄を合わせたのが台無しになってしまう」とストーリーの変更に反対したという。 また、2人を同じ体重にするには上記の通り丈の体重を増やす方法も考えられたが、それでは痩せた力石とふっくらした丈が戦うのは絵にならないという理由で断念したちばは力石を「もっと万全な体調でリングに上げたかった」「彼には申し訳ないと思っている」と悔やんでいる。 アニメ第1期のエンディングテーマは力石。 白木葉子の祖父で、力石の死後は名誉会長を辞任する。 「未来の世界チャンピオン」「アジア拳の金の卵」と言われたバンタム級の大型若手ボクサー。 五分刈り頭。 性格は短気で、冷酷な部分もある。 全日本新人王決定戦でバンタム級の新人王となった直後控え室で絡んできた丈にストレートを放つが「クロスカウンター」の餌食となり丈と引き分ける。 以降「クロスカウンター」封じの「ダブルクロスカウンター」を編み出し丈と互いのA級ライセンス切り替えを賭けた試合に臨む。 その試合では丈に「ダブルクロスカウンター」を命中させダウンに追い込むも「ダブルクロス」にさらにカウンターした丈の「トリプルクロスカウンター」に敗れ顎を砕かれる、試合後にその試合で負った負傷がもとで引退に追い込まれる。 引退後はヤクザの用心棒となっていたが、喧嘩でゴロマキ権藤に痛めつけられているところを丈に助けられた。 原作ではその場で丈との接触はなく、一方的に丈に助けられたのみで、その後は丈とホセの試合で試合場にいることが確認できるのみであった。 アニメではその後、東洋太平洋チャンピオンになった丈と再会した折に、30万円を寸借詐欺して姿をくらましたように思われたが、世界タイトルマッチ直前にきちんと返済している。 また、劇中に恋人やその弟も登場した。 力石との試合後、破竹の勢いで連勝を重ねるジョーに危機感を持った他のジムの会長達による「ジョーの合法的な抹殺」の刺客として選ばれる。 ジョーのスパーリングを偵察し、ジョーが顔面を打てないと完璧に見切り2ラウンドでジョーを下す。 さらにはそれからジョーと対戦した原島のセコンドに立ってアドバイスする等徹底的にジョーを排除しようとした。 その後、カーロスと試合を行う事になり、意気揚々と試合に挑んだがそれまでのカーロスの演技に完全にだまされており1ラウンドわずか16秒でKOされ失禁までする醜態をさらしてしまった。 陽気な性格の。 世界ランクは6位に留まっているが、それはカーロスの実力を恐れた上位ランカーらが対戦を避けているためだと囁かれるほどの実力者。 その強さから「 」「 ベネズエラの戦慄」「 餓えた」など多くの異名を持つ。 本来は反則である肘打ちをパンチに織り交ぜ、それをレフリーに気づかせない等の高等技術としたたかさを兼ね備えている。 葉子が丈のを治させるために来日させ、丈を下した南郷や原島に対し、真の実力を見せずにラッキーパンチや相手の棄権という形で下す。 その真の実力を見抜き彼に興味を持った丈と白木ジムでスパーリングを行い、当初は軽い気持ちだったが、丈の「クロスカウンター」を受けてついに本気になる。 丹下たちによりスパーリングは中断するも、後日、丈を下したタイガー尾崎に真の実力を見せつけ勝利。 両者の希望と葉子の提案で、特設リングにてエキシビションマッチを行う。 腕でロープの反動を封じる戦法で「クロスカウンター」を封じ丈をダウンさせるも、今度は丈に攻撃をかわされアッパーでダウン。 最後は頭突きや肘打ちなどお互いにルールを無視した反則だらけの試合になりノーコンテストになる。 その後、ホセとの試合でコークスクリューパンチを受けたことにより、重度のになる。 それを機にマネージャーにも見捨てられて行方不明になり、丈のハリマオ戦で再会した際に白木ジムが引き取った。 1945年生まれ。 冷徹ささえ感じさせる正確無比のテクニックから、「氷のチャンピオン」「精密機械」「戦うコンピューター」など数々の異名を持つ。 5歳の時、での悲惨な経験 から血を見るのが苦手になり、試合後は手を入念に洗わないと気が済まないトラウマを負う。 戦争による食料不足の時代に幼少期をおくったため、胃袋が小さいままで、ゆえに減量苦もない。 そうした過去のトラウマを自分の強さのよりどころにしている節があったが、力石の死を思い出して奮起し鬼気迫る勢いで迫るジョーに気圧され、顔から流血したジョーの姿を見て過去を思い出してしまい、隙を見せた末に敗退する。 相手をダウンさせる隙を与えないほど殴り続ける「チョムチョム(舞々)」作戦が得意技。 漫画版では27歳だが、アニメ版では朝鮮戦争の時期(1950年)とアニメ2期の放映時期(1981年)との問題で珍しい36歳の高齢ボクサーという設定になった。 劇場版では、ほぼ試合はダイジェストのみで、ジョーの減量苦や彼の生い立ちも丸々カットされている。 レオン・スマイリー 声 - (パチスロ『2』) アニメ版オリジナルキャラクター。 との世界バンタム級1位にランクされる強豪で、13人目のキングと呼ばれている。 が得意。 丈の対戦相手としてテレビ関東が日本に呼び寄せるが、丈はホセとの対戦を目指していたため、他のボクサーとの対戦に消極的であったが、この試合の勝者がその後行われるバンダム級統一戦の王者と対戦することを知り、ホセの勝利を確信する丈が、最高の王者と闘うなら最高の挑戦者でいるべきという理由から対戦する。 試合は最終ラウンドまでもつれ込み丈が判定勝ちをものにするが、これは丈のボクシング人生で唯一の判定勝ちである。 試合後のドライブ中、衝突事故をおこして死亡する。 色黒で小柄な体格。 言葉は現地語しか分からず、精神年齢も高い方ではない。 チョコレートが大好物で、興奮して暴れる彼をなだめるのに使われている。 ジャングルの村にやって来たイギリス人からボクシングを教わり、現地において野性味あふれる精神や運動能力を駆使して活躍した。 葉子が丈の野性味を復活させようとジムの幹部に命じて探し出し、丈の東洋太平洋バンタム級王座に挑戦する。 くちひげが特徴。 「コンピューター付きファイティングマシーン」と呼ばれるほどの正確な技術と、冷静沈着な頭脳をもつボクサー。 世界中から「キング・オブ・キングス」の異名で呼ばれている。 単に強いだけではなく、非常に紳士的かつ常に愛する妻子への思いやりを欠かさない人格者。 ある意味ジョーとは境遇、性格とも正反対な人物。 丈とは祝賀パーティで出会い、カーロスに関する誤解が解けた後は最大のライバルと見なすようになる。 その後、WBA同級王者カロルド・ゴメスを倒しバンタム級の統一王者になった。 カーロス・リベラをたった一撃のコークスクリューパンチで、パンチドランカーにしてしまうほどパンチ力が強く、さらに、後にホセと対戦したWBA王者カロルドに至っては、死亡したほど。 アニメではハワイでやをしていた。 丈との試合では序盤は圧倒的に勝っていたが、そのダメージで丈は片目が見えなくなり、自分でもどこに飛ぶか分からないパンチを打ちだすようになった。 その変則性にホセは対応できず、パンチをもらいつづけ、ダメージを蓄積する。 壮絶な打ち合いの末、判定で勝利を収めたものの、試合を進める中で、廃人になることも厭わぬ丈の亡者のごとき執念に次第に恐怖を感じ、しばし取り乱して反則行為におよぶほど精神的に追い詰められ、試合終了後はその恐怖に白髪になってしまった。 赤いスカートと下駄を常用。 屋台のおでんを盗み食いして、ヤクザ鬼姫会に捕まったところを丈に救われた。 丈に好意を寄せている。 大きめサイズのを被っている、背の低い男の子。 ツギハギだらけの学生服を着用。 丈と初めて出会ったさいに因縁をつけ喧嘩を仕掛けるが、返り討ちに遭う。 それ以降、丈を兄貴分として慕うようになる。 ヒョロ松 声 - 肝付兼太(話数により)(1) 丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。 痩せ型の出っ歯の少年。 原作ではチュー吉だが、アニメ版第1作では名称が変更されていた。 痩せて出っ歯の少年。 アニメ版第1作では名称が変更されていたが、アニメ版第2作で原作に準拠した名称に戻った。 しかし、髪型はボサボサ頭へと変更されている。 いびつな坊主頭に、ブタ鼻でほっぺたの赤い男の子。 チビ 声 - (アニメ『1』) 丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。 目が小さく眉毛がハの字でイガグリ坊主の男の子。 ゴンタ 丈を兄貴分と慕うドヤ街の子供たちの一人。 初期には頻繁に登場していたが、中盤からは登場機会が減っている。 本作のもう一人のヒロイン。 愛称は「紀(のり)ちゃん」。 明るく優しい性格で、林屋の看板娘とされている。 一時期、丈に好意を抱き、甲斐甲斐しく丹下ジムに出入りして世話を焼いていたが、丈の「真っ白な灰だけが残る」という言葉に、自分には丈の後を付いて行くことは出来ないと悟り、丈を諦め、後に西と結婚する。 丈は初対面時に葉子と見間違えるほどの美人。 小柄な外見に似ず、少年院帰りの西と丈を快く雇ってやる優しさと大きな度量の持ち主。 豪快な「肝っ玉母さん」タイプの女性。 普段は丈に厳しく接するが、根は優しい性格。 〜) 演 - (1970年実写映画版) 東光特等少年院で一番ひ弱な少年で院生からは「青びょうたん」とばかにされていたが、丹下のコーチによって高度なテクニック「こんにゃく戦法」 を習得し、少年院の寮対抗ボクシング大会でジョーを苦戦させる。 それはジョーに防御を覚えさせるための丹下の計らいであった。 試合前までジョーに憎まれていたが、試合後丹下の意図を理解したジョーとの間に友情が生まれる。 そしてこの戦法は後にホセ戦でジョーが活かすこととなった。 アップル加藤(アップル かとう) 力石戦後のジョーが復帰第2戦で闘った巻き毛カーリーヘアの猿顔ボクサー。 原作はおろかアニメ第1作にも登場しないアニメ版第2作オリジナルのキャラクターで、バンタム級にも輝いたホープという設定。 〜) ジョーがドサ周りの草拳闘に身を投じたときの草拳闘ボクサーのリーダー。 かつては日本フェザー級タイトルの挑戦者だった。 草拳闘ボクサーの中で浮き上がっていたジョーに対する唯一の理解者となる。 ジョーとの試合の途中で彼に中央へ戻ることを促し、ジョーが試合を放棄して去った後、皆で祝福した。 ウスマン・ソムキッド 声 - (あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ! 〜) のバンタム級チャンピオンにして東洋太平洋バンタム級5位の選手。 愛称は「ソーマー」。 キックボクシングから転向したことでスリップ・ダウンすらしたことがない体を駆使していたが、ジョーとの対戦ではボディーへの攻撃を受けるべくガードを下げたところ顔面に強打を受け、敗北。 大井川 豪平(おおいがわ ごうへい) 声 - (1) 丹下ジムの向う岸に掘っ立て小屋を建てて、押しかけホームドクターとして売り込んできた医者。 本名は不明。 実家がを営んでおり、そこで女湯をしたために少年院入りさせられた。 少年院以来登場はなかったが、丈とホセの世界戦では会場に足を運んでいる。 カロルド・ゴメス アニメ版オリジナルキャラクター。 WBAの世界バンダム級王者で4年にわたり王座を防衛する不敗の強豪王者。 ジョーと対戦したレオン・スマイリーは、かつてカロルドのスパーリングパートナーであった。 WBC王者であるホセと統一戦を行い、一時はホセを追い詰めるが、ホセの強打の前に倒され、その時のダメージがもとで死亡する。 本名は不明。 少年院にジョーが来るまでは、寮内のリーダー格だった。 剣持 健(けんもち けん) 東洋太平洋バンタム級チャンピオンの金竜飛が来日してノンタイトル10回戦を行うに当たり、2階級上のにもかかわらず対戦相手として選ばれた大洋ジム所属のボクサー。 『ゴロマキ』はやくざの世界で喧嘩を意味する。 ボクサーを引退してヤクザの用心棒になっていたウルフ金串との喧嘩では顎を砕いて圧倒したが、戦意を失ったウルフになおも挑みかかる態度に怒ったジョーによって倒される。 だがジョーに敬意を抱き、ウルフとの喧嘩がきっかけで警察沙汰になりかけたその場から密かにジョーを脱出させ、後にはハリマオ対策の特訓に協力する。 アニメ版第2作ではジョーの理解者として登場回数が多くなる。 強面の風貌とは対照的に常に紳士的で、丈にも敬語で接している。 サム・イアウケア ハワイのチャンプ。 を担ぐ労働者上がりのハードパンチャーで90%台のKO率を誇り「ハワイの猛牛」の異名をとる。 作中にてホセと対戦したがコークスクリューパンチで1ラウンドでKOされてしまった。 再起不能と思われる重傷を負った。 フリーのルポライターだが、特ダネを仕込んで新聞や週刊誌に売り込む「トップ屋」。 学生時代にボクシングをやっており、丈をデビュー時から追いかけている。 滝川 修平(たきがわ しゅうへい) 声 - (あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ! 〜) 東洋バンタム級8位から、同6位の吉岡満にKO勝ちして6位に浮上した横倉ジムのホープ。 丈の挑戦者としてから呼び寄せたハリマオを東洋太平洋のランキングに入れるため、白木葉子から法外なファイトマネーを餌に、ハリマオの日本デビュー戦の相手に指名され、ハリマオの超変則的なファイトスタイルに翻弄され倒される。 アニメ版ではすでにハリマオが東洋太平洋のランカーとなっていて、来日第一戦で丈と対戦するため登場しない。 〜) ボクサーの健康管理に関する研究で世界的な権威とされるハワイ大学の医学博士。 ホセ・メンドーサの主治医も兼ねており、パンチドランカー症状を診断する見識に優れる。 禿げ頭にチョビひげで恰幅のいい中年男性。 沼田(ぬまた) 声 - 小林清志(1) 少年院の院生。 東光特等少年院の寮対抗ボクシング大会(第2回)に向けて、第七寮からの代表に確実視されていた。 しかし、寮対抗の選手決定戦において同じく第七寮所属の青山に血だるまにされ、医務室へ運び込まれた。 パンチョ・レオ 声 - (1) のバンタム級8位で、全身に無数の古傷を持つキャリア10年のベテラン選手。 全盛期には東洋タイトルに挑戦した実力者でフットワークは衰えたがパンチ力は健在と段平から評された。 フェザーからバンタムへ転向した力石徹の、バンタム級でのデビュー戦の相手として呼び寄せられた。 ハリー・ロバート 声 - (1、あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ! ベネズエラの貧民街でカーロスをスカウトした。 白木葉子の招きでカーロスと共に来日した。 世界チャンピオン戦でカーロスが1ラウンドで負けて廃人になり、彼を見捨ててしまう。 その後については不明。 下の名は不明。 髪を七・三に分け眼鏡をかけた、謹厳実直そうな若い男。 原作では禿げてチョビひげを生やした中年であった。 Missオヤマ 声 - (1) マンモス西の応援を依頼された、元のオカマ。 紀子のセーラー服とスカーフで変装した。 村上 輝明(むらかみ てるあき) 声 - (2) 元・全日本ライト級チャンプの経歴を持つが、10年前に引退した焼き鳥屋台の親父。 かつて海外で、まだ新人だった頃のホセ・メンドーサと対戦したことがあり、ホセのことを聞くためにジョーが会いに行く。 原作およびアニメ版第1作には登場しないが、アニメ版第2作オリジナルキャラクターで第26話に登場した。 村瀬 武夫(むらせ たけお) 声 - 吉川寛司(あしたのジョー 〜まっ白に燃え尽きろ! 〜) プロボクシング六回戦に念願のデビューを果たしたジョーが、プロのリングで闘った最初のボクサー。 ユリ 声 - (1) ドサ回り巡業の同僚・稲葉と山歩きをしている途中で足をくじいたジョーが手当てをしてもらった桧山牧場の娘。 原作には登場しないオリジナルキャラクターで、アニメ版第1作の第69話に登場した。 脚注 [ ] []• プロテスト時の書記テストは0点だった。 ホセは対戦相手の肩をつかんで「いくらでも打て」と言わんばかりに相手に打たせたが、肩を掴んだ状態ではちゃんとしたパンチを打てず、全く威力がないことにある(実際に丈はそれを証明するためにホセの肩を掴んでパンチをもらいつづけたが、全然ダメージはなかった)。 ただし、「拳闘に命まで掛ける必要はない」と考えており、丈と闘いたい為に減量した力石の考えには賛同せず、丈がバンタム級にとどまる為に減量をした時も賛同しなかった。 ただし、丈からは「名前は知ってるがたいして強くなかった」と言われ、段平も、顔を赤らめて何も言えなくなった形で否定しなかった。 他にも、試合判定に納得せずリング上で対戦相手や審判に暴行をふるったり、野次に憤慨し観客と乱闘騒ぎ起こすなど、様々な問題を起こしている。 それら過去の行為が原因で、丈のために新たにジムを再開させようとするも、他のジムの会長達からの猛反対を受け、ライセンスの再交付が認められなかった• 西を気遣った丈が新居のアパートを訪れ、ジムに練習生もいるのでセコンドはもういいからと断ろうとしたさい、ずっと丈のセコンドでいさせて欲しいと懇願している。 「・力石徹のモデルがいた」『』、。 "あしたのジョーのライバル・力石徹のモデル". 2006年9月21日放送. 2011年2月13日• その結果、過去の段平の行為で、ジムライセンスの交付が認められない中、丈が記者達の目の前でその実力を見せつけたことにより、面目を潰された金串の所属ジムの会長が試合で挽回しようと、他のジムの会長達を説得しライセンスを再交付させている。 原作では最初ににてで対戦するが、丈がリング下に転落し、リングに戻ろうとした際にセコンドの段平が手を貸し反則負けとなり、そのことに納得がいかない両者の希望で、葉子がセッティングしたで正式な対戦をしている。 アニメ版第1作では、反則らしい反則はせず、殴り合ったままストーリーが終了し、第2作でも大がかりな反則もなく引き分けとなっている。 飢えから自分の父親をそうとは知らず撲殺した• 原作およびアニメ版第1作では、単に『世界バンタム級チャンピオン』とされているが、アニメ版第2作では当初、王者として登場し、後に王座を獲得し、統一王者になる• 観客席にいたカーロスに驚いて、その隙に初めてのパンチをもらったが、ホセ自身は「それが原因で自分が打たれるようになったのではない」と認めていた。 ただし前述の5人はほぼワンセットでレギュラーだったのに比べ、原作・アニメ第1作ともに出番が著しく少ない。 アニメ版第2作に至っては未登場。 軽やかなフットワークで相手を翻弄し、相手の攻撃をかわしたりガードするなど、疲弊したところをなまくら刀のような威力が低めのパンチを何度もお見舞いさせてグロッキーにさせるというもの。 あまりのえげつなさに、プロボクサーである力石ですら顔に冷や汗を浮かべ戦慄を覚えていた。 原作ではほとんど「ソムキッ ト」と表記されていたが、試合前の両選手紹介のコマのみ「ソムキッ ド」表記だった。 アニメ版第2作では、終始「ソムキッ ド」に統一された。 原作では、剣持 弘(けんもち ひろし)となっている。

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あしたのジョー(劇場版)明日のためにの手紙の内容は

明日 の ジョー

さらに2011年に山下智久、香川照之、伊勢谷友介などで実写化されて、大きな話題を呼びました。 2018年には「メガロボクス」というSFアニメとしてリメイクされていることから、今なお根強い人気を持つボクシング漫画といえるのです。 作品で登場するモデルになった、南千住のいろは商店街や泪橋、玉姫公園などは2011年に実写映画化されたことから町おこしとして聖地化され、巡礼ビジネスに乗り出しています。 アニメで矢吹丈の声優を担当したあおい輝彦、丹下段平を演じた藤岡重慶は生粋のアニメ声優ではありませんが、すさまじいはまり具合でした。 劇場版やアニメ2作品目でも他のキャストの交代はあったにもかかわらず、彼らは続投したそうです。 そんな原作以外でもとことん愛される本作の名言を、ランキング形式で見てみましょう。 第3位 「もう一度……もう一度、力石の顔を…… いいだろうおじょうさん……」 (『あしたのジョー』9巻より引用) 力石が死んだときに彼の控室にて、ショックを受けている葉子に向かって言ったセリフです。 彼女のことを「おじょうさん」と呼ぶ時は、今まで大抵からかうように言っていました。 ですが、この時は驚くほど厳かで、丁寧な振るまいと言葉づかいだったのです。 なぜ彼は、このような言い方をしたのでしょうか。 おそらくは死んだ力石に対する、彼なりの敬意を表したかったのでしょう。 彼は粗野に見えて、ここぞというときはしっかりした振る舞いをします。 たとえば力石が少年院を退院したとき、全員の前であいさつをしようとすると、案の定ヤジを入れる輩が現れました。 それを見た彼は「くだらねえやじをいれてんじゃねえよ」とたしなめるのです。 敬意を払うときは敬意を払う。 それが矢吹丈なのです。 第2位 「まがりなりにも拳闘の世界で血を流しっこして生きてきたからには… いまさら中途半端なかたちでつかれただの拳闘をやめたいだのと ぜいたくは言えねえ気がするんだよ」 (『あしたのジョー』14巻より引用) 紀子と珍しくデートしたとき、彼女からボクシングをやめた方いいと言われ、返したセリフ。 ジョーは負けた人間や弱者に、情をよせてしまう一面があります、力石の死から立ち直れることができず街中をさまよっていたある日、入った喫茶店でウルフ金串を見かけました。 彼は、ヤクザの用心棒に成り下がっていました、そんな時、彼と敵対していたヤクザも用心棒を連れてきました。 それが、ゴロマキ権藤です。 ウルフ金串は、ゴロマキ権藤と決闘をしてこてんぱんにやられてしまいますが、ジョーは彼を助けるために思わず止めに入ってしまいます。 ウルフ金串はドヤ街のチビ達を痛めつけた憎き敵のはずなのに、なぜか彼は助けてしまうのです。 こんなエピソードもあります。 カーロス・リベラとの4回戦エキジビジョンマッチの際、場外に倒れたジョーがリングに上がろうとすると、うっかり段平が彼を押してしまい、失格になって試合が無効になってしまいます。 観客から凄まじいブーイングが起きましたが、その際も彼は段平をかばったのです。 ジョーがバンダム級にこだわり続け、燃え尽きるまで拳闘の世界で生き続けた理由。 それは、今まで彼が戦い、傷ついていった者たちへの思いがあったからかもしれません。 第1位 「燃えたよ……真っ白に……燃え尽きた」 (『あしたのジョー』20巻より引用) 第1位は、やはりこれ。 本作の最終回は、梶原一騎ではなく、ちばてつやが考えたのだそう。 20通りくらいのパターンを考えて、かなり迷ったのだとか。 結局担当の人が、紀子とのデートの時のセリフを思い出し、己の好きなことで真っ白な灰になって燃え尽きる、これが1番ふさわしいのではないのか、ということで決定したのだそうです。 彼の最後は、未だにファンの間で議論となっています。 死亡説もささやかれていますが、筆者はボクシングに一区切りつけて、パンチドランカーのリハビリを終え、そして日常生活に困らない程度に回復をして穏やかな暮らしをしているのではないか、と思いを巡らせています。 『あしたのジョー』登場人物の魅力を紹介!実は論理的な男だった矢吹丈 第3位 「ジョー立てえ! この力石徹と決着をつけんうちにこのまま消え去る気かあ~!」 (『あしたのジョー』7巻より引用) ウルフ金串にダウンさせられた際に、ジョーにかけた言葉です。 彼らは、不思議な因縁で結ばれています。 力石がいなければ、彼はあそこまでボクシングにのめりこまなかったでしょう。 力石は元々優秀なボクサーでしたが、初期のころは彼の挑発に乗ってしまうなど、まだ未熟な一面もあります。 けんかの天才であるジョーは、プロボクサーの技術を学習し、そして対抗策を考えて敵を挑発します。 「けんか」という己の領域に敵を引き込んで、プロボクサーを次々に倒していくのです。 そんな彼を倒すには、純粋で完璧なボクサーにならなければなりません。 彼が最後に勝てたのはけんかではなく、最後まで完璧に「ボクシング」をやっていたからだったのです。 第2位 「この痩せさらばえたカサカサのからだで りっぱに矢吹と打ち合って見せます」 (『あしたのジョー』8巻より引用) 力石は過酷な減量のために、試合前にとうとう限界がきて、水を求めてジムをさまよっていました。 その時、葉子が白湯を差し出して「ほんの少しでも人間らしい弱さがあったことの方がうれしいの」と涙ながらに言います。 しかしそこで彼は差し出された白湯を捨てて、「もう少しでくじけるところでした」と言ったあとにこう続けるのです。 2人は、どこか騎士と姫のような間柄にも見えます。 実際彼が魅力的に見えるのは、彼女への騎士的な振る舞いをしているとき。 だから、力石は女性人気が高いのです。 第1位 「おわった……なにもかも……」 (『あしたのジョー』8巻より引用) ジョーを倒したとき、カウントを取る前に言ったセリフ。 浮ついた自信ではなく、確信を感じとったからこそのセリフです。 はっきりいってこの試合は、力石にとってなんのプラスにもなりません。 名誉も栄誉もなく、ただ男の意地だけで試合を望みました。 まさに悲壮的なまでのストイシズム。 けれど力石にとっての最高の名誉は、ライバルからの称賛と、己が忠誠を誓った姫である葉子の熱いまなざしのみ。 それだけがあれば十分なのです。 彼を大男に描いたのは、ちばてつやの独自の判断によるもの。 ちばてつやは当時ボクシングのことを何も知らなかったため、階級差を考えずあのようなキャラクターにつくってしまったそうです。 そのために力石は、過酷な減量で階級を下げねばならない羽目となりました。 結末は担当者とちばてつや、梶原一騎と散々話し合ったそうですが、結局死ぬ方針になってしまったそう。 しかし編集部は、力石が人気キャラクターだったので猛反対しました。 その結果、彼が死んだとき、ファンの間で葬儀を執りおこなうという前代未聞の騒動となったのです。 主催者は、劇作家の寺山修司。 彼の劇団員の1人が力石の死にショックを受けたため、彼の葬儀を劇団でおこなおうとしたのです。 それを聞いたちばてつやは、「じょうだんはやめて」と思ったのだそう。 力石は初登場時、あまり感じがよくありません。 ジョーに手紙を配ったときわざと落として、拾おうとした彼の手を自転車のタイヤで引くような男でした。 彼が魅力的になるのは、葉子が登場してからです。 前述しましたが、彼は彼女の近くにいるときは、姫に遣える高潔な騎士のようにふるまっています。 だからこそ彼女を公然と侮辱したジョーを、彼は許せなかったのです。 しかし、いざ戦えば彼女を侮辱したこの無法者は、血の出るような修練により短期間でクロスカウンターを身につけてしまうような化け物だったのです。 このけんかの天才に勝つには、純粋なパーフェクトボクサーになるしかない、と彼は考えます。 ジョーがボクシングにのめりこんだのは力石がきっかけですが、彼をパーフェクトボクサーにしたのはジョーといえるでしょう。 ちなみに梶原一騎自身は元々、彼をどんなキャラクターとしてイメージしていたか気になるところです。 ジョーとプロの世界で戦わせるという構想は初期のころからあったようなので、体格は彼と同じくらいと思われます。 もしかしたら美男子だったかもしれません。 丹下段平の名言ランキングベスト3!(声優:藤岡重慶) 第3位 「そうか…そんなにみんなこのジョーをたすけたいのか、 それならこいつを警察に引き渡すのを手伝うんだな、 ジョーは今鑑別所へおくられるのが一番幸せなんだ」 (『あしたのジョー』1巻より引用) ジョーがドヤ街のチビ達を利用して詐欺を働いたとき、段平は涙ながらに彼を殴り飛ばした。 このとき、彼に加勢をしようとしたチビ達に言ったセリフです。 この時のジョーは、段平を本気で殴ることができませんでした。 彼は段平をうっとおしい拳闘キチガイ(ケンキチ)とさえ思っていて、訓練を受けるふりをして小遣いまでせびっていました。 しかし彼は、この男を心から憎むことができなかったのです。 前述したようにジョーは本来、弱者に情をよせてしまう優しい心の持ち主。 彼をだまして金をせびることはできても、かつての夢を諦めきれず、ケンキチと蔑まれているこの男に、どこか情を寄せてしまったのです。 そして涙を流しながら上記のセリフを言って、悪さをした彼を殴る段平。 それはまさに、父親そのものでした。 第2位 「人間は絶望的なピンチよりもたちの悪いピンチがある… そいつはなまじにせものの希望のあるピンチってやつだ…」 (『あしたのジョー』10巻より引用) 力石が死んだあと、一時的にジョーが復活したときのセリフです。 段平が言うと重みが違います。 結局ジョーは、力石を殺してしまったトラウマから抜けきることができず、頭部を殴れないという弱点ができてしまいます。 第1位 「理屈に弱いむかしの拳闘家なればこそ かえって本能にひらめく直観なんだ!」 (『あしたのジョー』12巻より引用) 白木ジムでカーロスとジョーがスパーリンクをやっていた時に、乱入してカーロスの危険性を説いたときのセリフです。 この時カーロスはわざとふざけた陽気な男になって、へたくそなボクサーを演じていました。 しかし段平は、彼の底知れない危険性を直感だけで見抜いたのです。 『あしたのジョー』登場人物の魅力を紹介!丹下段平という男 残念ながら段平は、よいセコンドとはいえません、すぐ感情的になるし、観客ともけんかするし、悪酔いして醜態さらすし、いらんことをしてジョーの足を引っ張ることもあります。 (ジョーの方が冷静だったりします) しかし上記のセリフのとおり、直感は鋭いです。 カーロスの底力をすぐに見抜いたり、ジョーがパンチドランカーであることも見抜きました、しかしその直感を生かすだけの思考力や実現力がなく、結局損ばかりしています。 ジョーと会うまで彼は、明日の見えない男でした。 彼のボクシングテクニックを教える際の前口上「明日のために」は、自分に希望の光を見せてくれたジョーのことを意味していたのではないか思います。 「明日のために」とは「ジョーのために」という見方もできるのです。 しかしそんな彼ですが、ジョーが暴れたり危険なことをすると血相を変えて止めようとしたり、紀子を気遣ったりするなど、大人としての分別はちゃんと持っています。 結果的に飲んだくれのケンキチではなく、どこか愛嬌があって憎めないおやっさんとして落ち着くことができました。 明日のために生きようとしたのはジョーだけでなく、彼もだったのです。 稲葉 粂太郎の名言ランキングベスト3!(声優:小林清志) 第3位 「奴の目をさましていいのかい」 (『あしたのジョー』11巻より引用) ジョーがドサまわりのボクサー達を次々倒してしまったので、業を煮やしたドサ回り専門のプロモーターが、リーダー格の稲葉に彼を懲らしめてくれるように頼んだ際のセリフです。 彼は元日本フェザー級タイトルの挑戦者で、そこそこの実力を持った男ですが、落ちぶれてドサに身を落としてしまった男。 しかし生来人柄がいいのか、ドサ回りのボクサー達のまとめ役として周囲から慕われています。 しかし彼もまた、ドサに身を落としながらも拳闘屋としての誇りを持っていました。 そんな彼だからこそ、ジョーの胸の内に眠るくすぶりを見抜いたのでしょう。 第2位 「さっさと…東京へけえちまえ いねむりやろう…」 (『あしたのジョー』11巻より引用) ドサの試合をしながら、ジョーにはっぱをかけるセリフ。 ジョーは旅館のテレビでカーロスの試合を食い入るように見ているうちに、彼が誰にもわらないように肘打ちを混ぜたパンチをくり出していることに気づきます。 そんな高等反則技を見抜いた様子から、噂以上のボクサーだと見抜き、こう言ったのでしょう。 第1位 「いまひとりの人間があたらしい門出に立とうとしているんじゃねえか みんなで祝ってくれよ」 (『あしたのジョー』11巻より引用) ジョーがドサの試合をほうりだして東京へ戻っていったときの、稲葉の激励のセリフです。 彼はドサに身をやつしながらも、小粋で誇り高いボクサーでした。 もしかしたらジョーに、自分の果たせなかった夢を託したかったのかもしれません。 そんな彼に出会うことができたのが、ジョーにとって密やかな救いになったのではないでしょうか。 登場したのはわずかでしたが、味のあるいいキャラクターです。 白木葉子の名言ランキングベスト3!(声優:西沢和子) 第3位 「矢吹、矢吹って…… 彼が何だっていうの、みんなくるっているわ!! 」 (『あしたのジョー』4巻より引用) 力石もマスメディアもジョーに夢中になっているのを見て、呆れたように出てきたセリフです。 しかしどう考えても初期のころからジョーにぞっこんだったのは、このおじょうさんの方。 まさに元祖ツンデレ女といっても過言ではありません。 第2位 「すきなのよ矢吹くん、あなたが!! ……すきだったのよ 最近まで気がつかなかったけど」 (『あしたのジョー』19巻より引用) 最後のホセ・メンドーサ戦での、ジョーの控室での告白シーン。 最近まで気がつかなかった、などというあたりに葉子の意地っ張りな一面が表わされています。 彼女らしい不器用な愛の告白シーン。 ジョーを廃人にしたくない一心で、控室の扉を立ちふさいでしまいます。 しかしジョーは彼女を優しく横にどけて、「ありがとう」と言って試合に行ってしまうのです。 第1位 「力石くん… わたしはあなたがかわきに耐えかねて 減量をあきらめたことをかなしんだりしていません、 それよりもあなたが少しでも、ほんの少しでも 人間らしい弱さをもっていてくれたということがとてもうれしいの」 (『あしたのジョー』8巻より引用) 原作屈指の名場面です、力石の項で前述しましたが、この場面では彼が減量に耐えかねて水を求めてジムをさまよっていました。 そんなときに、白湯を差し出して言った葉子のセリフです。 紀子と比べると、いまいち母性的でない彼女ですが、力石にだけはどこか母性的な愛情を注いでいるような気がします。 しかし、そんな彼女の思いさえも、彼はやんわり払いのけて戦いに行ってしまうのです。 心のどこかで愛に飢えているのに、女たちの差し出す手をはねのけてでも好敵手との戦いを望んでしまいます。 本作は愛情や平穏な暮らしを払いのけてリングに上がり、消えゆく前の蝋燭のように激しく燃える、男の悲壮的な生きざまを語る物語でもあるのです。 白木葉子はなぜジョーに惚れたのか? 葉子といえば、初期のころはやや高慢なおじょうさん。 そして成長すると、白木ジムの会長におさまり冷静沈着で海千山千の拳闘屋が戦慄をおぼえるほどの、やり手のプロモーターへと成長します。 そんな彼女がどうしてジョーに惚れてしまったのか。 その理由はきっと、ただ1つ。 彼女は「アウトロー萌え」の女の子だったからではないでしょうか。 その証拠にカーロスのエキジビションマッチの後、彼がドヤ街に現れて橋の下のジムでジョーがスパークリンクをすることになったとき、彼女は徐々に荒々しくなるジョーを見て普段の冷静さをかなぐり捨ててこう叫びました。 「ああ矢吹くんが野獣に戻っていく、野生にかえっていく、 あんなに全身けもののようになった矢吹くんを見るのは何年ぶりかしら!! 」 (『あしたのジョー』13巻より引用) こう言いながら、ミーハー少女のようにはしゃぎまくっている場面があります。 (隣にいるカーロスのマネージャーのロバートがドン引きしていました。 ) そもそもカーロスをベネズエラから呼び出したのは、力石の死によって腑抜けてしまったジョーの野生を取り戻させるためでもありました。 さらに彼が東洋チャンプとなった後、タレントのようになった彼に我慢がならず、本物の野生児ハリマオをどこから連れてきて戦わせようとしていたほど。 金と人脈を使ってここまでするとは、もはや業の深い女と言わざるを得ません。 そんな葉子がホセ戦前に彼に言った愛の告白で、「最近まで気がつかなかったけれども」というセリフは彼女がケダモノのような彼ではなく、1人の人間としての彼を好きになった、という意味かもしれません。 だいたい力石がいるとはいえ、学生時代から慰問団を設立して少年院に出入りしているような女の子です。 もしかしたらあれも猛獣のようなアウトローたちに会いたいという目的があったかも。 こんな彼女ですが、最終的にはジョーと結婚したのでしょうか。 それとも諸事情で別の人と一緒になったのでしょうか。 世界バンダム級!ホセの名言ランキングベスト3!(声優:宮村義人) 第3位 「富ト栄光ヲヒキカエニリングデ殴ラレスギテ廃人二ナル… 多クノ仲間ヤ先輩ノタドッタ悲惨ナ末路ヲワタシハタドリタクハナイ 愛スル私ノ家族ノタメニモネ!」 (『あしたのジョー』16巻より引用) ホセが海水浴場で家族と団らんした後、主治医のキニスキー博士の元へ健康診断に行こうとしたときのセリフです。 実はジョーも海水浴場でランニングをしていたのですが、穏やかな家族の団欒の風景を見て、どこかショックを受けてしまいます。 破滅に向かっていく自分と、家族のために生きようとする彼。 双方の対照的な生き方を暗示している場面です。 ホセはパーフェクトボクサーです。 ジョーを判定で負かしています。 彼とは、始めから相性が悪かったといえるでしょう。 第2位 「グッドラック イエローシープ」 (『あしたのジョー』17巻より引用) ジョーがハワイでの、東洋チャンピオン初の防衛戦で、観客席にいたホセに向かって拳を突き入れてきたときに、簡単に受け止めて言った時のセリフ。 挑発にも無礼にも顔色一つ変えずに対処するその姿は、まさに王者の貫禄です。 第1位 「イッタイ…ジョーヤブキハ… 廃人二ナッタリ…死ンダリスルノガ恐ロシクナイノカ? 彼二悲シム人間ガヒトリモイナイトイウノカ…」 (『あしたのジョー』20巻より引用) 最後の対決の際、自分のコークスクリューパンチを受けてもジョーが自分に立ち向かってくるのに、驚いた時のホセのセリフです。 家族のために生きようとする自分とは違い、ただくすぶった己の命を燃え尽きようとしてボクシングに打ち込むジョー。 その姿は、彼にとって理解不能の存在であります。 試合終了後は白髪となるまで彼に戦慄を覚えた、パーフェクトボクサーが崩れていく瞬間でもあります。 『あしたのジョー』登場人物の魅力を紹介!世界チャンピオン、ホセ・メンドーサ 初登場は、テレビ局がジョーのために主催した祝賀パーティ。 ホセは急に現れると彼の肩をつかんで「グッドラック!!」と言って立ち去っていきました。 その後ジョーが上着を脱ぐと手のひら型のあざが肩についていたのです。 彼は、痛くはなかったけれどもすげえ力と思っていたと言っており、どこかトリックスターのような男として登場しました。 意外ことに、最後の戦いで彼は打たれ弱いという弱点を露呈してしまいます。 ここで少年院時代にジョーが戦った、青山というキャラクターを思い出してみましょう。 虚弱体質の彼は、段平からフットワークと上体そらしの技術をつかった「コンニャク戦法」を教わります。 この後、ジョーは彼の戦術を模倣して、フットワークと防御の重要性を学びます。 いってみれば「明日のために」のその4なのですが、段平によると鼻っ柱の強い奴に教えるのは難しいが、青山のように臆病だが向上心は強い者にはうってつけなのだそう。 もしかしたらホセは若いころは、青山のような人物だったのかもしれません、臆病で打たれ弱いからこそ、パーフェクトなボクサーになったともいえます。 コンニャク戦法はなんとメンドーサ戦でも出てきており、この戦術がいかに有効的かがわかります。 ゴロマキ権藤の名言もご紹介!(声優:大塚周夫) 「ジョーが一つ一つおそろしいパンチを覚えていくたびに ジョー自身も一つ一つふしあわせにのめりこんでいくことや」 (『あしたのジョー』3巻より引用) 少年院でジョーのクロスカウンターの練習台になった後に、ベットで倒れこんだ時のセリフ。 2人は少年鑑別所で出会い、最初は殴り合いをしていましたが、その後は親友となります。 少年院退院後に丹下ジムに入会し、「マンモス西」というリング名でボクサーになりました。 しかし残念ながら、ボクサーとしては今一つ。 減量中にうどんを食ってしまい、後にジョーから「うどん野郎」と言われて殴られる羽目となります。 しかし商才は高く、勤めていた林屋を繁盛させ、従業員を何人も抱えて車を購入できるほどの豪商になるのです。 彼のことを小物扱いする人が多いようですが、実は気立てがよく、頭の切れる男。 上記のセリフも、ジョーが後に打たせて戦うファイティングスタイルのために廃人になっていくことを暗示しているようです。 林紀子の名言もご紹介!(声優:小沢かおる) 「矢吹くんが 矢吹くんが リングのゆめをすてきれないでいることはよくわかるけれど なにもボクシングばかりが人生じゃないわ」 (『あしたのジョー』11巻より引用) 力石戦後、ジョーが頭部を打てないという致命的な欠点が露呈。 その影響で、段平はジムをたたみ、ジョーと西は林屋の正式な従業員として雇われることに。 その際の、紀子のセリフです。 周囲から「のりちゃん」の愛称で慕われている、健気でやさしい彼女。 ジョーに思いを寄せており、時折彼をデートに誘いますが、ボクシングにのめりこんでいる彼は聞く耳をもちません。 彼女が彼をボクシングから引き離したかったのは、彼の身を案じているだけでなく、自分に振り向いてほしかったからかもしれません。 一方ジョーは、彼女にデートに誘われた時「西と行って来いよ」と言っています。 西も彼女に思いを寄せていたのです。 しかし2人に気を使って、そうした感情をおくびにも出そうとはしませんでした。 彼は自分より西の方が、紀子を幸せにしてくれると思ったのかもしれません。 やがて西と紀子がつき合うようになると、彼は2人の仲を邪魔しないように距離を置くようになります。 そして2人の結婚式の日、彼はパンチドランカーへの不安に悩まされながらも祝福するのです。 そのくらい彼にとって、彼らは大事な友人でした。 しかし紀子は、最後に冷たいまなざしを向けています。 彼女はまだ、彼に未練があったのでしょうか。 いかがでしたか?本作が名作であるゆえんが、名言をとおして少しでもわかっていただけたら幸いです。

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