コロナ 世界 グラフ。 世界中で日本だけ「コロナ感染のグラフがおかしい」という不気味 絶対的な死者数は少ないのだが…

MIT Tech Review: 新型コロナ、世界の最新データが見られるサイト10選

コロナ 世界 グラフ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行に関する詳細情報を得ようとWebをチェックしたことがあれば人なら、少なくとも1つか2つのダッシュボードを見かけたことがあるはずだ。 新型コロナウイルスの感染地域、最新の感染率や死者数、新たな症例が確認された国やアウトブレイクが見込まれる地域の内訳などの情報を、インタラクティブな地図やビジュアルを使って可視化したランディングページのことだ。 すべてのダッシュボードが同じように作られているわけでないし、すべての人が同じダッシュボードにアクセスできるわけでもない(たとえば米国の対イラン制裁により、)。 他では見られない独自データを示すダッシュボードもあれば、操作しやすいもの、とにかく見た目が美しいものもある。 その中でも人気が高いのが、だ。 この感染情報マップの作成に取り組んだ博士課程学生のエンシェン・ドンは、「感染症の発生から収束までの一連のライフサイクルを監視したいと思いました」と話す。 ダッシュボード作成チームはこれほど注目を集めるとは考えもしなかったが、公開以来、新型コロナウイルスの感染範囲と影響に関するリアルタイムの更新情報を入手したい人が利用する主要な情報源となっている。 このようなダッシュボードの設計は、「アウトブレイク」を示す大きな円をあちこちに描画したマップを作成すればいいというものではない。 表示するデータの正確性と一貫性を確保するとともに、ユーザーの懸念や不安を考慮する必要もある。 例としてドンは、クルーズ船ダイヤモンドプリンセスを下船して米国に送還された感染者の表示を挙げる。 この患者は当初、1つの点として表示され、その点はカンザス州の中心に配置されていた。 しかし、カンザス州の住民に不評だったため、ジョンズ・ホプキンス大学はこの点をクルーズ船の停泊地に戻すことにした。 些細なことに思えるかもしれないが、当事者コミュニティからの苦情や無用な心配をできるだけ抑えながら、適切な情報を提示するために必要となる膨大な作業量が浮き彫りとなる例だ。 新型コロナウイルスのダッシュボードは、感染者のプライバシーを侵害するのではないかとの懸念が多くの人から表明されてきた。 たとえば、シンガポールの保健省が運営する公式ダッシュボードには、1人1人の入院患者に関する詳しいデータ(年齢、性別、居住地、勤務地、患者が訪れた場所など)が表示されている。 だが、シンガポール保健省のデータを利用したダッシュボードを運営するコーディングのオンライン・コースを提供している「アップコード・アカデミー(UpCode Academy)」のZP・リーCEO(最高経営責任者)は、データに示されている場所は人口密度が非常に高いため「Webサイトに表示されているすべてのデータを使っても、患者を正確に識別することはほぼ不可能です」と述べている。 以下に、Web上で見られる新型コロナウイルス関連ダッシュボードのおすすめ(または、あまりおすすめではない)ランキングを紹介しよう。 日を追うごとにダッシュボードは増え続けているので、完全なリストからはほど遠いものだが、新型コロナウイルスが世界に広がり続ける現在、ブックマークすれば役立つはずだ。 最新の情報ではない可能性があります。 UpCode Academy は、優れたダッシュボードは必ずしも派手である必要はないことを証明している。 このダッシュボードは、シンガポール保健省のダッシュボードから提供されるデータを取捨選択している(新型コロナウィルスの症例データについては、そのまま使っている)。 だが、驚くほど分かりやすいデザインで操作性に優れ、非常に識見に富んでいる。 症例情報は美しいチャートとグラフにまとめられ、性別、年齢、国籍、および都市の場所ごとに内訳と傾向を確認できる。 感染者の回復までの平均日数も知ることもできる。 また、1月からのシンガポール全土における新型コロナウイルスの症例数が時系列でまとめられている。 長所: すっきりとしたデザインで操作しやすい。 データから得られる見通しを提供。 感染場所を表示。 各症例の既知の詳細情報を提供。 短所: シンガポール国内のデータのみ。 プライバシーの問題がある。 NextStrain は多くのユーザーにとって専門性が高すぎるが、新型コロナウイルスの遺伝子変異について学びたい科学者や強い好奇心を持つ人にぴったりのダッシュボードだ(「」を参照)。 ネクストストレインは、新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」のゲノム解析をしている世界中の研究機関からあらゆるデータを取り込み、系統樹として表現している。 ネクストストレインの分子疫学者のエマ・ホドクロフト博士は、「私たちの取り組みは現時点では確かにあらゆる方面から注目されています」と話す。 「このエピデミック(局地的流行)が続くとしたら、(中略)我々は公衆衛生機関とのさらに緊密な連携が可能です。 識見から最も恩恵を得られるのは公衆衛生機関ですから」。 長所: 極めて優れたビジュアル表現とアニメーション。 独自のデータを掲載したダッシュボード。 短所: 極めて専門的な情報。 ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学科学センター は、にアイデアを得て、新型コロナウイルスのダッシュボードを作成した。 アクセス数は2億件を超え、世界のほぼすべての国からのアクセスがある。 新型コロナウイルスの世界的な広がりを調べられる極めて包括的なダッシュボードの1つだ。 感染者が確認された国や場所に的を絞って情報を得ることができ、さらに現在治療中の患者数も確認できる。 また、地図の選択肢も数多く用意されている。 世界中の他の多くのダッシュボードが、このデザインを参考にしている。 ただ、このダッシュボードはまだ開発途上だ。 これまでに3回改訂され、以前のバージョンでは特定の場所での大流行の規模を示す円の大きさ区分に問題があった。 文字サイズは小さく、黒と赤を基調する色合いは新型コロナウイルスに不安を抱くユーザーにはいただけない。 また、特定の症例や特定の場所での新型コロナウイルスの感染経緯について詳しく知る方法はない。 長所:世界的な感染状況が分かる。 ほぼリアルタイムの更新。 モバイル版がある。 短所:不安を煽る配色。 操作性はややぎこちない。 任意の場所の感染拡大の経緯に関する情報はない。 thebaselab が展開している「」は、全世界の新型コロナウイルスの感染者数をほぼリアルタイムで確認できる。 赤色のデザインはやや無用な警戒感を起こさせるが、すっきりとした白い背景色とうまく調和している。 このダッシュボードはジョンズ・ホプキンス大学と同様、これまでに感染者が確認されているすべての国の既知の症例統計をまとめて表示している。 また、ベースラボはダッシュボードの仕組みと、新型コロナウイルスと他の深刻な伝染病の流行との比較に関連した独自記事を公開している。 長所: すっきりとしたデザイン。 優れた配色。 ページ読み込み速度が速い。 短所: 縦長すぎるレイアウト。 合間に配置された記事が不自然で、気が散ってしまう。 シンガポール保健省 は、1. で紹介したアップコードのダッシュボードの情報ソースだが、こちらの見栄えはお世辞にもいいとは言えない。 確認された各症例について、症例確認日、患者の年齢、入院場所、居住地、勤務地、患者が訪れた可能性のある場所などが分かる。 これを透明性が高いと称賛するか、プライバシー侵害だと不快に感じるかは人それぞれだが、シンガポール全土に新型コロナウイルスがどのように広がっているかを理解するのに非常に役立つデータであることは間違いない。 ただ残念なことに、このダッシュボードではデータを簡単に掘り下げることはできない。 豊富な症例データがあるにもかかわらず、最も基本的な数値と傾向線のみで表現されているからだ。 長所: 各症例の既知の詳細情報を提供。 シンガポールの現状を理解しやすい。 短所: 地図がなく、データ表現に乏しい。 見た目がいまいち。 プライバシーの問題がある。

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新聞各社の新型コロナウイルスのグラフを比較してみた

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新型コロナウイルスのニュースが連日続いている。 日本ではまだ死者数が少ないものの、世界を見渡せば数百万人の感染者が出ており、10万人以上の人が死んでいる。 日本でも、陽性者が増え続けており、医療崩壊が叫ばれている。 日々刻々と状況が変わる中、多くの新聞系ニュースサイトを中心に、新型コロナウイルスの特設ページが作られている。 こうした特設ページは、過去には選挙の際によく作られていた。 状況が変わるたびに数字が更新されてグラフが変化する。 その表示方法は各社で異なる。 選挙の時には、ある程度似通っていたこうしたビジュアル化だが、新型コロナウイルスではかなり見た目が異なっている。 どういった情報に注目して、どんな情報を出していくのか。 その視点により作り方は違う。 新聞系ニュースサイトを中心に、様々な視点で情報が出されている今回の新型コロナウイルスのビジュアル化を見ていこう。 朝日新聞 まずは、朝日新聞社のニュースサイトであるから見よう。 こちらでは、ニュースと有用な情報をまとめた『』と、日々の情報をグラフ化した『』というページを用意している。 情報は上から順に「国内での感染判明例(陽性、死亡)」「都道府県別(感染数を地図上に円で表示)」「陽性・死亡者数(類型、日ごと)」「入院・退院者数(各日時点、日ごと)」と並んでいる。 最も最上位に置かれている情報は、国内での陽性数、死亡数。 次に都道府県での状況。 後半にまとめられている陽性・死亡者数、院・退院者数については、折れ線グラフで日々の変化が示されている。 新型コロナウイルスのビジュアル化で特徴的なのは、時系列でデータを扱えるようにしているメディアが多いことだ。 陽性・死亡者数を見ると、徐々に上昇カーブが急になっている。 入院・退院者数の入院中の値を見ると急激に増加しているのが見てとれる。 グラフ化された情報は、分かりやすく危機的な状況を知らせてくれている。 『』という特設ページを設けており、最新のニュースや基礎知識、予防方法などの項目がタブで並んでいる。 この中に、情報をビジュアル化して表示してくれる『』という項目がある。 情報は上から順に「各国感染者数の人口比」「新型コロナウイルス 国内感染者数」「新規感染者数の推移(都道府県)」「新型コロナウイルス世界感染者数」「感染者数の国別推移」「新型コロナウイルス感染者・回復者・死者の総数」「各国の死者数」「中国以外の各国が感染者500人突破するまでの日数比較」となっている。 朝日新聞デジタルが身近な危機をビジュアルで知らせるという意図で作られているのならば、読売新聞オンラインは世界情勢を俯瞰して見ることに重きが置かれている。 各国の情勢から世界の動向を見るには、こちらの方が適しているだろう。 しかし、生活者の視点で情報を得たいという欲求には答えてくれない。 この二社は、新型コロナウイルスのビジュアル化について、顕著な視点の違いを持っている。 また、『チャートで見る日本の感染状況 新型コロナウイルス』というページで、情報をビジュアル化している。 このページは3ページに分割されており『』『』『』が用意されている。 『国内の感染状況』では、情報は上から順に「新規感染者数」「首都圏とその他の新規感染者」「首都圏とその他の累計感染者数」「感染者、退院した人、死者の数」「都道府県別の人口10万人あたり感染者数」「PCR検査の実施人数」「年代別の感染状況」「年代別の人口10万人あたり感染者数」と並んでいる。 これらには全て、文章による解説が付いている。 数字だけでなく、どこに注目すればよいのか示されている。 また「首都圏」「年代」という情報が他社とは異なり加わっており、読者層を反映した情報を提示しているのが分かる。 『世界の感染状況』では、「世界全体」と「国別」と大項目が用意されている。 「世界全体」では「新規感染者数」「新規死者数」「累計感染者数」「感染者、回復者、死者の数」とグラフが並んでいる。 また「国別」では、「累計感染者数の増加ペース」「累計死者数の増加ペース」「新規感染者数」「新規死者数」「累計感染者数」「累計死者数」「感染している人の数」「致死率」「人口10万人あたり感染者数」とグラフが並んでいる。 こちらにも、全てのグラフに文章による解説が付いているため、意味を読み取りやすい。 『世界マップ』では、世界地図上の感染者の推移を、時系列でたどれるようになっている。 日本経済新聞の『チャートで見る日本の感染状況』は、より多角的な情報を出しつつ、その情報を「読み取る」ことに重きが置かれている。 情報をただグラフ化するだけでなく、それをどう読み解けばよいのか文章を添えることで、判断の基準にして欲しいという意図を感じる。

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世界中で日本だけ「コロナ感染のグラフがおかしい」という不気味 絶対的な死者数は少ないのだが… (2ページ目)

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コロナ感染者数・死者数、日本だけ「増加ペース」が一向に落ちない 主要感染国の感染者数推移の対数グラフをまとめたのが図表1だ。 Y軸(縦軸)の目盛りが100人、1000人、10000人と10倍ずつ増えていくのが対数グラフの特徴だ。 米国と日本では感染者数の規模は大きく異なっている。 グラフの最終日である5月4日時点で米国が118万人に対して日本は1万5000人と100倍違う。 普通のグラフでは米国の推移は追えても、日本の推移はX軸(横軸)に張り付いた横ばいの線にしか見えないだろう。 対数グラフの場合、軌跡線の傾きが直線の場合は、指数関数的な増加、すなわち、ねずみ算式の倍々ゲームで増えていることを示している。 図表中に、参照線として「黒の点線」で、累積感染者数が「1日目100人から始まって、2~3日に2倍のペースで増え、25日目からは1カ月に2倍のペースで増えるようにペースダウンした場合」の軌跡線を描いた。 この参照線より傾きが急であるなら拡大テンポもより高いことを示し、より緩やかなら拡大テンポもより低いことを示す。 こう理解した上で各国の軌跡を追うと、欧米諸国(米国、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスなど)では感染拡大と収束へ向かう右方向に折れ曲がる動きが相互に非常に似ており、参照線に近い形で推移していることが分かる。 もちろん、米国は人口規模が3億3000万人と6000万~8000万人の欧州諸国の数倍大きいので感染者数の規模も異なっているが、拡大テンポと収束へ向かう横ばい化傾向はよく似ているのである。 世界で日本だけ「横ばい化」せず、「右肩上がり」の不気味 さらに興味深いのはこうした欧米諸国と東アジア諸国との対照的な推移パターンである。 感染の発生地である中国、そして次に感染が拡大した韓国は、感染100人を超えてからの経過日数別の推移でみると、当初はほぼ欧米諸国と同様の拡大テンポが続いたが、欧米諸国よりかなり早い段階で横ばいに転じている点が目立っている。 中国の人口規模は特段に大きいので人口当たりの感染者数の推移で見れば、感染拡大と収束へ向かうパターンについては中国と韓国は見かけよりもっと似ているということになろう。 一方、これらの海外諸国の推移と全く違うパターンで進んでいるのが日本である。 日本の感染拡大のペースは、これまでのところ、他国のように当初急速に拡大(いわゆるオーバーシュート)、そして一定の日数を経て、伸びが急速に落ちるといったパターンでなく、一貫して、「9日間に2倍ぐらいのテンポ」(図表1のグレーの点線)で増加している。 他国のドラスチックな変化とは明確に異なっているのである。

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