クアトロ ラガッツ ィ。 クアトロ・ラガッツィ 上 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

店員の感じは良くない

クアトロ ラガッツ ィ

天正少年使節は、知ってるようで知らない世界であった。 中浦ジュリアンの史跡を昨年たまたま通りがかりにたずねなかったら、この本を読んではいなかった。 しかし本の厚さにたじろぎながらも、読み始めると一気に読めた。 作者が美術が専門であるだけに、出てくる登場人物の衣装の色や形への言及も細かく、これだけでも今までの歴史書にはない視点であり、読みながら、華やかなローマやフィレンツェでの使節の様子が映画のように目に浮かぶ。 それだけにまた、少年達の運命の過酷さは痛ましい。 時代という大きな歯車は、信長も秀吉も家康も飲み込み、地球規模での歴史の流れに、だれも逆らえなかったのかもと苦い思いを抱く。 「渾身の」という形容詞がぴったりはまる力作。 まずは、凄まじい程の文献の博捜(著者が実際に当たった第一次文献のリストを見るだけで、溜息が漏れる!)、互いに矛盾し、錯綜する膨大な資料の校合と考証(引かれている膨大な資料は、しばしば文化的背景が、価値観が、思想信条が異なり、利害が対立し、あるいは記憶違い、あるいは情報の精度が異なり、云々といった事情により、それこそ目が眩むほど互いに噛み合わない!)が、圧倒的。 気が遠くなるような資料を噛み砕き、ここまで鮮やかに整理してみせる力量は、とてつもない。 しかしながら、もっと凄いのがこれら資料の読み込みと熟考。 文字通り、資料を通じて中世末期から近代の始まりにかけての、我々とは全く違う意識のもとに生きていた様々な人々の人物像が、血の通ったものとして、生き生きとよみがえる。 そして、これら一人一人の人物の希望、情熱、絶望が、同時に巨大な変革期にある世界史の非情な転換の中に、ダイレクトに位置づけられる! 著者の思索は、こうした近代世界との衝突の中に投げ込まれた人々に共感しつつ、今日の我々自身の自画像に到達する。 歴史とは何か、歴史を思索するとはいかなることか、そして我々は一体何者なのか? こうした実存的な思索は物凄い、の一言! 惜しくも先日亡くなった著者の、運命的といって良い著作! 分厚くて、内容も濃くて、読むのに相当苦労したけれど、それだけ読み応えがあった。 人物などを克明に描くというミクロの観点と、世界史、日本史を総合的に捉える、マクロの観点が、見事な相互作用をもたらしていた。 こういう複合的観点の持ち方は、さすがイコノロジーの大家と思う。 中身も、歴史、宗教、東洋と西洋の出会いなどの複合的テーマが、重なりなんともいえない重厚感。 キリスト教的な話では、昔読んだ、遠藤周作の「沈黙」とか「わたしが棄てた女」を思い出させた。 人間の弱さの中にこそ神が宿る、みたいな。 とはいえ、宣教師側に関しては、権力と結びつく宗教のおろかさみたいなことも描かれていて、バランスが取れている。 ところどころにでてくる、若桑氏の主観的言葉も印象深い。 348ページの言葉だけ引用。 >人間の価値は社会において歴史に名を残す「傑出」した人間になることではない。 それぞれが自己の信念に生きることである。 若桑みどり「クワトロ・ラガツッイ」です。 圧倒的な迫力で、信長から秀吉、家康あたりの時代を、天正少年使節を軸として、考察しています。 信長からの日本の歴史と欧米各国の思惑が交じり合うこの時代を熱く表しています。 本書は天正少年使節の書に止まらず、戦国時代から安土桃山時代、江戸時代までの日本の歴史を総括しています。 そしてその日本の歴史は世界列強の考えの中に取り込まれています。 島国の日本だけではいれなくなってきたのです。 その世界と日本を繋いだのが、キリスト教布教のために日本にきた宣教師達なのです。 自分の信じる道を伝えに来た彼らの存在が、「世界」の中に日本を取り込んだのです。 そしてそれは日本が鎖国政策を行うと、意図せずに「急先鋒」となった彼らを、打ち消すことになったのです。 そこに棄教や殉教といった悲しい物語が起こるのです。 日本と世界が出逢ったときの「差異」を埋めることができなかったからの悲劇です。 その悲劇は天正遣欧使節の少年4人にも当てはまります。 ローマまで渡り、時の法王に接見した彼ら。 日本というものを世界に知らしめた初めての存在です。 日本を発ち、8年の長きを異国で過ごした彼らが戻った祖国は、キリスト教を弾圧し始めていたのでした。 そこからの彼らは歴史に翻弄されるのです。 あるものは志半ばにして、死を迎え、あるものは国外に追放され、また棄教したものもいます。 そして日本で弾圧の中、信仰を捨てずに殉教したものもいます。 もし、歴史が違っていたら。。。 と考えずにはいられない世界です。 また宗教の人間に与える影響を考えさせられます。 様々な人が登場します。 自分だったら、と考えて見ることも大切でしょう。 大きな世界観の書です。 大作ですが私は5日間の夏休みで読了しました。 この時代の歴史のある側面を細密に切り取った書です。 歴史ブームといわれる昨今、本書を読まずして、戦国時代を語る資格はありません、と断言できる書です。

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小さい財布「小さいふ。 」を創り続けるクアトロガッツ。 「小さいふ。 ペケーニョ」のスペックを超えた手に馴染む感覚 「小さいふ。 ポキート」のどこにでも入る超極小サイズ そして大容量の「小さいふ。 コリーナ」 根強いファンを持つ「小さいふ。 コリーナ」がさらに進化しました 「小さいふ。 コンチャ」は「カードがたくさん入る小さいふ。 」 コンチャとはスペイン語で貝(貝殻)という意味 ころんとした丸みを持ち 小さいだけじゃない その人の生活に寄り添い 使いやすく手に馴染み 必要なだけ小さく そんな小さいふもアリなんじゃないかと思います。 6mm)のてのひらサイズ。 コンチャ(貝)の名のとおりころんとした曲線は、男性・女性問わず誰の手にも馴染みます• 厚みは約2cm、使い込むほど肌に馴染みさらに薄くなります。 カードポケットは折畳式の3カ所、名刺もちょうど入る便利サイズです• カードポケットは折畳式の3カ所、名刺もちょうど入る便利サイズです• 折畳の裏側にも、小さいながらたっぷりしっかり• 折畳の裏側にも、小さいながらたっぷりしっかり.

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クアトロ・ラガッツィ 上 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

クアトロ ラガッツ ィ

略歴 [ ] アシスタントディレクターとして広告業界で働くかたわら写真撮影を学び、にシルヴィオ・ソルディーニ監督の中編『 Paesaggio con figure』で映画撮影監督としてデビュー。 監督作『 Lamerica』(1995年)で初のを獲得した。 シルヴィオ・ソルディーニ、、の監督作品を数多く手がけている。 フィルモグラフィー [ ]• Paesaggio con figure(1983年)• Giulia in ottobre(1984年)• Cuore in gola(1988年)• Antonio e Cleo(オムニバス映画『 Provvisorio quasi d'amore』中の一篇)(1988年)• L'aria serena dell'ovest(1990年)• Morte di un matematico napoletano(1991年)• Ultimo respiro(1992年)• Manila Paloma Blanca(1992年)• Nero(1992年)• Un'anima divisa in due(1993年)• Miracoli. Storie per corti(1994年)• Lamerica(1995年)• Lo zio di Brooklyn(1995年)• 愛に戸惑って L'amore molesto(1995年)• Un eroe borghese(1995年)• Luna e l'altra(1996年)• Correre contro(1996年)• I vesuviani(1997年)• Testimone a rischio(1997年)• アクロバットの女たち Le acrobate(1997年)• もうひとつの世界 Fuori dal mondo(1998年)• L'albero delle pere(1998年)• Pane e tulipani(1999年)• Tipota(1999年)• Preferisco il rumore del mare(1999年)• 明日、陽はふたたび Domani(2001年)• Le parole di mio padre(2001年)• Brucio nel vento(2002年)• 愛という名の旅 Un viaggio chiamato amore(2002年)• 愛の果てへの旅 Le conseguenze dell'amore(2004年)• Le chiavi di casa(2004年)• 愛はふたたび L'amore ritrovato(2004年)• Mi piace lavorare Mobbing (2004年)• Ovunque sei(2004年)• 野良犬たちの掟 Romanzo criminale(2005年)• La guerra di Mario(2005年)• L'amico di famiglia(2006年)• まなざしの長さをはかって La giusta distanza(2007年)• L'ora di punta(2007年)• Il divo(2008年)• Fuga dal call center(2008年)• ジュリアは夕べに出かけない Giulia non esce la sera(2009年)• Magari le cose cambiano(2009年)• まっさらな光のもとで Lo spazio bianco(2009年)• Copia conforme(2010年)• ラ・パッショーネ La passione(2010年)• 至宝 ある巨大企業の犯罪 Il gioiellino(2011年)• This Must Be the Place(2011年)• ある海辺の詩人 小さなヴェニスで Io sono Li(2011年)• バッグにはクリプトナイト La kryptonite nella borsa(2011年)• Medici con l'Africa(2012年)• L'intervallo(2012年)• ふたりの特別な一日 Un giorno speciale(2012年)• La grande bellezza(2013年)• L'intrepido(2013年)• 初雪 La prima neve(2013年)• Il Natale della mamma imperfetta(2013年)• Nessuno siamo perfetti(2015年)• Youth - La giovinezza(2015年)• Viva la sposa(2015年)• Un bacio(2015年)• LORO 欲望のイタリア Loro(2018年)• Io sono Tempesta(2018年)• 撮影賞• 2017年: 『』 (リミテッドシリーズ/テレビ映画部門)• 1995年:『 Lamerica』• 2000年:シルヴィオ・ソルディーニ『』• 2005年:『愛の果てへの旅』• 2006年:『野良犬たちの掟』• 2009年:パオロ・ソレンティーノ『』• 2012年:パオロ・ソレンティーノ『』• 2014年:パオロ・ソレンティーノ『』• ナストロ・ダルジェント撮影賞• 1995年:『 Lamerica』• 2002年:シルヴィオ・ソルディーニ『』• 2005年:ジャンニ・アメリオ『』、『愛の果てへの旅』、『 Ovunque sei』• 2012年:パオロ・ソレンティーノ『』• 2013年:パオロ・ソレンティーノ『』• 2015年:パオロ・ソレンティーノ『』• 2017年:ジャンニ・アメリオ『ナポリの隣人』、ファビオ・グラッサドニア&アントニオ・ピアッツァ『シシリアン・ゴースト・ストーリー』• バーリ国際映画祭撮影賞/ジュゼッペ・ロトゥンノ賞• 2009年:『』• 2010年:『まっさらな光のもとで』• 2012年 :ある海辺の詩人 小さなヴェニスで』、パオロ・ソレンティーノ『』、アンドレア・モライヨーリ『至宝 ある巨大企業の犯罪』• チャック・ドーロ撮影賞• 1996年:『愛に戸惑って』、ダニエーレ・チプリ&フランコ ・マレスコ『 Lo zio di Brooklyn』• 1999年:『いつか来た道』、『もうひとつの世界』• 2007年:『 L'amico di famiglia』、ジャンニ・アメリオ『星なき夜に』• 2012年:パオロ・ソレンティーノ『』、『ある海辺の詩人 小さなヴェニスで』、イヴァン・コトロネオ『バッグにはクリプトナイト』• イタリア・ゴールデングローブ撮影賞• 1993年:『 Morte di un matematico napoletano』• 2002年:シルヴィオ・ソルディーニ『』• 2013年:『』 脚注 [ ] [].

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