最強ジャンプ ゴールデンカムイ。 ゴールデンカムイ最新第168話灯台守の老夫婦の感想(ネタバレ含む)と考察。灯台の光に助けられた杉元たち。灯台の下に住み続ける老夫婦に起こった悲劇を知った杉元は……。

ゴールデンカムイ最新第168話灯台守の老夫婦の感想(ネタバレ含む)と考察。灯台の光に助けられた杉元たち。灯台の下に住み続ける老夫婦に起こった悲劇を知った杉元は……。

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作者: 連載: 概要 にて2014年8月から連載中のサバイバルバトル漫画。 のを舞台にした珍しい作品であり、あまり知られてこなかった開発途上の北海道史を垣間見ることが出来る。 数々の文献と取材、監修に基づいてその風習や文化が細やかに描写されており、独特の食文化からなる(ジビエ)レポートも見所。 一方で息をするように登場する アクの強すぎる変態や緩急が激しすぎる シリアスとギャグ、頻繁に描かれる 男の素っ裸など読者の処理能力を超えるどころか ひき逃げして破壊していくスタイルに多くの読者がドン引きの末に魅了され新たな変態を量産している。 「和風闇鍋ウエスタン」の肩書き通り、面白い要素が絶妙なバランスで調和したごった煮漫画である。 ストーリー 最大の激戦地203高地を生き延びた元陸軍人・は、戦死した親友の願いを叶えるため、大金を求めてかつてゴールドラッシュにわいたで砂金を集める生活をしていた。 そんな彼に、の一派が集めた埋蔵金とその在り処を示す刺青を彫られた 24人の脱獄囚の話が舞い込む。 千載一遇のチャンスに歓喜したのも束の間、刺青に執着した為に(ヒグマ)に襲われ危機に陥る杉元。 彼を救ったのはの少女だった。 彼女もまた、その埋蔵金と因縁がある事を知った杉元は、彼女に手を組もうと持ちかける。 埋蔵金の在処を示す 刺青人皮を巡って陰謀と策略が渦巻く一大サバイバルバトルが開幕した! 登場人物 【杉元一派】 (ウシヤマタツウマ) CV: 入れ墨を持つ脱獄囚の一人。 天才柔道家であり 不敗の牛山と恐れられた。 網走監獄の服役すらも生ぬるいと言うほど並外れた体力と筋力を持つ。 その実力は暴れ馬や羆を倒すほど。 性欲旺盛で定期的に女を抱かないと凶暴化する。 アシㇼパからは 「チンポ先生」と呼ばれている。 (ツルミチュウイ) CV: 帝国陸軍第七師団第27聯隊に属する歩兵小隊の中尉。 情報将校 第七師団の冷遇から軍へのクーデターを企てており、その資金となりえる埋蔵金を狙い杉元・土方らと対立する。 非常にカリスマ性があり、その魅力にとり憑かれた度がすぎる 崇拝者も多い。 日露戦争での負傷で脳が少し欠損しており、興奮すると額のプロテクターから 変な汁が漏れる。 (エドガイヤサク) CV: 夕張の外れで工房を営む若き職人。 鶴見中尉に懐柔され刺青人皮の偽物製作を行う。 【網走監獄の囚人】 刺青を彫られた囚人は全部で24人いるという。 24人のうち、「33人殺しの津山」「茨戸で回収された刺青」「夕張で死亡した炭鉱夫」は死亡して 刺青人皮になった状態で登場する。 アイヌの一行を惨殺し金塊を奪い取った張本人。 囚人曰く、顔がないために「のっぺら坊」と呼ばれているらしい。 実際、その顔は頭部も含め全面火傷によって悍ましいものになっている。 収監後、隠した金塊の在処を仲間に伝える為、牢を共にした囚人に在処を示したを彫り「逃げ出したものには金塊を半分やる」と脱獄をうながした。 刺青は全員合わせてひとつの暗号となっており、囚人達は脱獄に成功し街へと散っていったが、その裏には冷酷な秘密が隠されていた。 後藤のおっさん CV: 刺青を持つ脱獄囚の一人。 杉元のことを気に入り、酒に酔ってうっかり刺青人皮の噂話を漏らす。 網走には酔って妻子を殺したことから投獄されており、酒癖が悪いのはもともとのようである。 名も知らぬ雑魚 CV: 刺青を持つ脱獄囚の一人。 暗号の秘密に気づいた囚人同士が殺し合いを始めたのを見て、訳もわからず逃げ出してきた男。 杉元に捕まって情報を聞き出されている途中、尾形に頭を狙撃されて命を落とす。 情報通の白石にすら「おぼえてねえな たぶん雑魚だ」と吐き捨てられた哀れなヤツ。 33人殺しの津山 刺青を持つ脱獄囚の一人。 相当凶悪な人物であったらしく、捕えるために第七師団から3人もの犠牲を出すも、最終的には鶴見中尉によって仕留められた模様。 剥がされた皮は鶴見の手で縫い直され、以降シャツのようにして彼に着用されている。 (アネハタシトン) CV: 刺青を持つ脱獄囚の一人。 動物学者で自然をこよなく愛する…のだが、自己評価の低さをこじらせ「自然と一体化する」という名目で家畜や野生動物や辺りの木々を相手にを繰り返し、その果てに我に返ると自己嫌悪から対象を惨殺していた 作中屈指の変態。 あちこちで動物を殺して回わり、牧場主に大怪我をさせて投獄された。 脱獄後も犯行を繰り返しアイヌの怒りを買う。 (トニアンジ) CV: 刺青を持つ脱獄囚の一人。 収監中に違法な鉱山での苦役に駆り出され、硫化ガスで視力を失ったのガンマン。 脱獄後は廃旅館に潜み、同じく苦役で盲目になった仲間と共に夜ごと旅人の荷物を奪って生活している。 視力を失った代わりに常人以上の嗅覚と聴覚を身につけており、カンカンと舌を鳴らしてその反響音からソナーのように辺りを探り、健常者以上の感知力をもつ。 岩息舞治(ガンソクマイハル) 刺青を持つ脱獄囚の一人。 自己表現の手段として暴力を用いる危険な男。 筋骨隆々の巨漢で、その実力は殴り合いでなら牛山にも勝つことがあったほど。 脱獄後は樺太に渡り、屈強なロシア人と賭けスチェンカ 集団での殴り合い競技 に精を出していた。 コミュニケーション手段が暴力であるという致命的な一点を除けば性格はむしろ善良的。 土井新蔵(ドイシンゾウ) 刺青を持つ脱獄囚の一人。 かつての京都で派の刺客として暴れ回り「人斬り用一郎」として恐れられていた。 樺太アイヌの女性と結婚してコタンに身を寄せていたが、土井に恨みを持つ和人に妻を攫われ、その和人を殺してしまったことから網走に投獄されてしまう。 脱獄後はコタンに戻るも、妻の最期を看取ってからはすっかりボケてしまい、近くの漁場で日雇い労働者となっている。 関谷輪一郎(セキヤワイチロウ) 刺青を持つ脱獄囚の一人。 元家畜獣医。 様々な毒物の扱いに長けた毒殺犯。 娘を落雷によって亡くし自分だけが生き残った事で、 相手が運を呼び込むかを見ようとするようになり、毒物を用いた勝負で 運の無い人間を30人も殺害してきた。 【その他】 CV: アシㇼパの父。 樺太アイヌとポーランド人のハーフ。 仲間のアイヌと共に和人に対抗する為の武器を手に入れようとしていたが、のっぺら坊に殺され金塊を奪われたとされる。 アシリパにアイヌや狩猟の知識を教えた人物で、アシㇼパの青い目は彼から引き継いだものである。 レタㇻ 絶滅したの生き残り。 かつてアシㇼパに助けられて以降兄弟の様な関係であり、アシㇼパが危険になると助けに現れる。 実は伴侶のエゾオオカミと子供を儲けていた。 CV: 釧路周辺に住むアイヌ男性。 二瓶鉄造とは旧知の仲。 二瓶の村田銃を受け継いだ谷垣を動物へのの犯人と勘違いしてしまう。 樺太アイヌの少女。 アシㇼパと違った意味でしっかりしていて、そろばんでお金の計算もできる。 ヘンケ 祖父 と犬橇用の犬を飼っていたことから、鯉登少尉に雇われて一行の樺太巡行に同行する。 テレビアニメ 、テレビアニメ化が決定したことが発表された。 アニメーション制作は劇場アニメ『』で新設された 『ジェノスタジオ』が担当。 から同年6月まで、、、、にて放送された。 第2期はから同年12月まで放送されている。 放送局は1期と同一。 また、放送曜日は時代劇専門チャンネルを除いて(ちなみに金曜日に放送)月曜日に合わせられている。 なお、時代劇専門チャンネルが新作アニメの放送を請け負うのは、の「」以来。 さらに、、、、でも放送された事がある。 原作漫画の残酷描写や変態描写から本当にアニメ化できるのか(監督曰く、 作者「「映像化、やれるもんならやってみろ」というつもりで描いてまいりました」との事)心配の声があったものの、強烈なものを除いて概ね原作通りに制作された。 しかし、話数や諸般の都合から泣く泣くカットされたり、改変されたエピソードも多数存在する。 作中一の変態 が登場する回については 内容が内容なだけにアニメ制作の早期からカットが決まっていたらしいが、コミックス23巻の同梱DVD 『支遁動物記』として収録が決定した。 カットされたエピソードのうち、 『茨戸の用心棒』と 『怪奇!謎の巨大鳥』、 『恋をしたから脱獄することにした』と 『恐怖の猛毒大死闘!北海道奥地に巨大蛇は存在した!』、の名カップル? が登場する 『モンスター』はコミックスの同梱DVDとしてアニメ化された。 をはじめ多数の言語、が飛び交う本作だけに「言葉」への拘りは素晴らしく、アイヌ語には原作でもアイヌ語監修を担当している 中川裕氏が原作に続き監修を担当している。 鯉登少尉の 弁にも監修がついており、谷垣の過去を描いたエピソードでは殆どのキャストが 出身者、もしくは 指導者で占められていた。 2019年7月7日には第3期の制作が決定し、2020年秋に放送予定。 放送終了日の翌日ぐらいから1週間限定で公開されている。 アニメーション制作はジェノススタジオではなくのグループ企業内のアニメスタジオ事業部 が行っている 関連イラスト.

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前話第167話 白くらみのあらすじ マタギの知恵 雪上に吹き荒れる大風を受け、立ち往生するばかりの杉元たち。 必死に地面を掘って雪と風を少しでも避けようとするが、度重なる雪によって固まった地面を掘ることが出来ない。 結局、杉元たちはほんの少し掘った状態に過ぎない浅い穴に伏せてこの猛吹雪をしのぐことを決めるのだった。 そして、ここまで自分たちを運んできた橇を壊し始める。 一方、杉元たちを必死に探す月島軍曹。 そんな彼に、鯉登少尉がこのままだと自分たちも危険と声をかける。 鯉登少尉と月島軍曹は一旦杉元たちの捜索を止め、エノノカの祖父の駆る橇に乗り、猛吹雪からの避難するために、さきほど見えていたという建物へと向かう。 「どうだ?」 浅い穴の上で身を屈め、毛布を被る杉元。 やはり杉元と同様に毛布に包まったチカパシ。 杉元が谷垣に訊ねる。 スポンサードリンク 「ついた」 杉元と向かい合う形で同じように座る谷垣。 杉元と自分の間に薪を円錐状に並べ、火を点けようとしていた。 「やった」 薪は火を上げて燃えていく。 「おい何やってんだ!?」 谷垣がその薪を雪で埋め始めたのを杉元が咎める。 「どうして消すんだ」 谷垣は、橇一台分の薪はすぐに燃え尽きるが、こうやって埋める事でゆっくりと燃やすことが出来る。 この上に横になる事で少しでも長く暖を取る事が出来るのだと杉元に説明する。 「さすがマタギの谷垣さんだぜ」 谷垣の行動を褒める杉元。 だがそれに対する谷垣の返答は、これでは穴が浅すぎて風よけにしかならないと危機感に満ちたものでしかなかった。 スポンサードリンク 「お前らちょっと来いッ」 谷垣はここまで橇を引いて来てくれた犬たちのリードを引き、自分たちの周りに呼び寄せる。 「樺太犬の掛け布団だぜ」 杉元に身を寄せ、チカパシを抱えるようにしている谷垣を、丸くなった犬たちが囲む。 「リュウたち大丈夫なの?」 チカパシの問いかけに谷垣は、この犬たちは寒さに強い犬だから大丈夫だと答える。 それよりももうすぐ日が暮れる中で自分たちがどれだけもつか、と谷垣はこの先の見通しの不安さを口にする。 スポンサードリンク 鯉登少尉たちが避難した場所は…… 先に見えていた建物へ辿り着いた鯉登少尉たち。 そこは牛舎だった。 誰かが住んでる、と鯉登少尉。 それを受け月島軍曹は、住民を探すのは後にして今は火を起こして暖まりましょう、と声をかける。 「杉元たちはどうする?」 「谷垣がいるから簡単には死なないと思いますが…」 白い息を吐きながらやりとりする鯉登少尉と月島軍曹。 猛吹雪は続く。 「け」 谷垣が、体温維持のために食べるのと食べないのとでは大きく違う、と一つしかないカネ餅割ってチカパシの口に入れる。 杉元もまた分けてもらった少しばかりのカネ餅を咀嚼しながら、前にも同じものを食べたことがある気がする、と呟く。 杉元は寒さによる睡魔に襲われ若干朦朧としていた。 スポンサードリンク 「それはない」 はっきりと否定する谷垣。 「俺の地元の秘伝のモチでしかも味付けも俺が少し変えたものだから」 「そうなのか…おかしいな」 確かに食べたことがあるんだけど、と杉元。 ダァーン 風の音に紛れ、遠くで銃声らしき音が響く。 「おい今の…銃声か? それとも波の音か?」 杉元の呟きに、谷垣は、猛吹雪の中ではたとえ互いに声をかけ続けてもはぐれてしまうほど方向感覚が狂うのだと答える。 「音の方角に正しく行けるとは限らない」 銃声は杉元たちに自分たちの位置を知らせようとしていた月島軍曹によるものだった。 効果があるのかと疑問に感じている様子で排莢していると、光源を持った人物の接近に気付く。 スポンサードリンク 親切なロシア人 「(どうしたんだ?)」 住人のロシア人が月島軍曹たちに呼びかける。 「(仲間が近くで迷っている)」 ロシア人に対し、端的に答える月島軍曹。 ロシア人は一瞬の間の後、ついてこい、と叫ぶ。 呆然としている月島軍曹と鯉登少尉に向かって、急げと繰り返す。 先程の牛舎とは別らしき建物に着いた一行。 階段を先導して登っていくロシア人の後をついていく。 その先の部屋には燈台のレンズがある。 「これは…」 ロシア人の持つランプに照らされた巨大なレンズに目を見張る月島軍曹。 スポンサードリンク 「しばらく使ってない」 ロシア人は、レンズの内側のススを拭け、と布を差し出す。 月島軍曹がレンズの内側を布で拭く間、ロシア人は灯油を入れる。 磨いていると月島軍曹から、透明になったレンズ越しに月島軍曹を見つめる鯉登少尉の姿が透けて見える。 ロシア人は給油し終えた光源に火を付けると、レンズを装着する。 「寒い穴の中にいると…塹壕を思い出すな」 谷垣が呟く。 「…」 杉元は半ば目を閉じ、今にも眠りに落ちようとしている。 スポンサードリンク 光 「眠るなよ杉元…! 死ぬぞ」 谷垣が杉元の方を見て声をかける。 「ああ…」 朦朧とした様子でありながらも杉元は目を薄く開ける。 その脳裏か、はたまた夢か、寅次との会話が始まる。 「寒いなぁ 寅次」 隣に立つ寅次が杉元を見つめる。 「帰りたいよ佐一…」 思い出す幼少時の寅次の泣き顔。 内臓を撒き散らし、今にも意識を失う寸前の寅次が呟く。 「帰りたい…」 スポンサードリンク 寅次、赤子を抱く梅子が一緒に写っている写真に、まるで二人の仲を切り裂くように血がこびりついている。 次々と倒れていく味方。 戦場は死体で埋め尽くされていく。 ロシア人は猛然たる殺気と共に、銃剣を携えて襲い掛かってくる。 杉元は、あるロシア軍人の喉元に銃剣を突き立て、また別のロシア人の目元に拳大の石を振り下ろす。 銃から外した剣をまた別のロシア人の腹に刺す。 戦場で、鬼神の如き働きをする杉元。 その目には狂気が宿る。 (杉元…) 血に塗れた杉元の肩に何者かの小さな手が置かれる。 スポンサードリンク 杉元はゆっくりと振り向く。 その双眸から涙が流れている。 (アシリパさん) ふと意識を撮り戻す杉元。 遠くに光を発見していた。 「光だ…」 空をぼうっと見つめている谷垣に、おい、と問いかける。 「見えるか? あの光…月かな?」 杉元に促され光を発見した谷垣は、網走潜入がちょうど二カ月前だから月があれほど大きいはずがないと答える。 鯉登少尉は燦燦と輝く燈台の光源の前でうろうろし、雪上を観察している。 月島軍曹はそんな鯉登少尉に光を遮るのでうろちょろしないでください、と注意する。 「瞬いてるッ」 「絶対に月の光じゃない」 光が明滅するの気付き、完全に睡魔から覚醒した杉元が叫ぶ。 「あれは…燈台の明かりだ!!」 スポンサードリンク 第167話 白くらみの振り返り感想 燈台=アシリパ あまりにも過酷な極寒の地。 猛吹雪が容赦なく体温を奪い去り、視界も、動きも制限して人をその場に張り付けにする。 視界が著しく悪くなるため、陸地にも関わらず燈台が設置されているのか、と思ったけど、よく考えれば杉元たちがいるのは海岸線だった。 つまり、やはり燈台は航海中の船の為のものということだろう。 たまたま燈台が近くにあった杉元たちは、単純にツイていたのだと思う。 ロシア人はレンズの内側にススがついているから拭けと月島軍曹に指示した。 漁の時期ではないから暫く動かしていなかったということなのかな。 しかしこんな猛吹雪があるような地では、船の為と同時に陸を行く人の為にも燈台の明りは必要ではないか。 実際、陸を行く人の為にも燈台を動かすことがあったりしたのだろうか。 スポンサードリンク 燈台の効果は非常に重要だと思う。 目指す方角が分かるのはもちろん、あの光の元に行けば何とかなるという意識が生まれることで、まるで目指す方角が分からず弱っていた意識を力強く鼓舞し奮い立たせる効果がある。 まさに命の光だわ。 杉元は朦朧とする意識の中で、戦場で親友を失い、自らもロシア兵との血みどろの戦いに埋没し、人間性を失いかけていた。 それがアシリパの存在によって繋ぎとめられたのを、猛吹雪で視界が極めて悪く、立ち往生する中に差した燈台の光に重ねているのは上手い演出だと思った。 杉元にとってアシリパがどれだけ大切な存在と認識しているのかが改めてよくわかる。 スポンサードリンク 谷垣のマタギとしてのサバイバル知識 さすがは東北阿仁マタギ。 折角起こした命のかがり火とも言える焚火を埋めて長持ちさせるとか普通はまず思いつかない。 月島軍曹の銃声にも、猛吹雪の中では方向感覚が狂ってしまい正しい方向にいけるとは限らないと冷静にその場にとどまり続ける。 これらは雪国のマタギに受け継がれてきた知恵なんだろうな。 そしてカネ餅が出てきた。 谷垣を象徴する重要なアイテムの一つだけど、ここで活躍したか。 カネ餅を食べて、これは以前食べたことがあると杉元は言った。 その言葉を谷垣は否定する。 しかし杉元の舌及び記憶が正しい。 谷垣は203高地で杉元から何か食べ物を持っていないかとの無心を受けた時の事を覚えてなかったらしい。 もしくはあげた人物を杉元と認識していなかった。 スポンサードリンク この時杉元から、谷垣がそれまで探しに探していた賢吉の情報を得て一目散に賢吉の元に向かうので、谷垣の記憶から杉元の事など吹っ飛んでいたとしてもおかしくはないと思う。 ちょっと脇道にそれるけど、203高地での戦いにおいて、ゴールデンカムイの登場人物が度々ニアミスしてるのが面白いんだよなぁ。 杉元や谷垣などレギュラーの登場人物だけじゃなく、第七師団の兵士もきちんと203高地での戦いで描写されている。 あと、犬布団が超可愛かったなぁ。 作中の解説にあったけど、樺太犬は極寒の吹雪の中でも3~4日は寝ることが出来、60日間もの絶食も可能らしい。 犬ってのは単に人間に忠実で可愛いだけじゃなく、本当にすごい動物だと思った。 スポンサードリンク 親切なロシア人 鯉戸少尉、月島軍曹、エノノカ、おじいちゃんが何とか辿り着いた牛舎の持ち主。 このロシア人は燈台の管理人だろうか? 見ず知らずの月島軍曹たちのためによく動いてくれたよなぁ。 あと少し燈台の明りが灯るのが遅かったら杉元たちは凍死していたかもしれない。 少なくとも、戦地の悪夢を見ていた杉元は意識を失っていたと思ってよいだろう。 空を見ていた谷垣もチカパシも結構ヤバかったと思う。 今回出てきたロシア人も、皇帝を暗殺した主犯の一人であるキロランケに対しては敵意があるのかな……。 スポンサードリンク もうキロランケ達は先に行ってしまったのでこのロシア人とキロランケが出会うことはないけど、もしこのロシア人が国から派遣された燈台の管理人とかだったらキロランケが国境に近づいてきているという情報を得ていたかもしれない。 でもそうだとしたら、怪しげな東洋人の為に動くかな。 キロランケと何か関係があると思われて掲載されてもおかしくはない。 正体はただの親切なおじさんかな。 燈台の光を目指して杉元、谷垣、チカパシもこのロシア人のいる建物を目指し、合流するだろうし、次回それが分かるわけだ。 まぁ、多分親切なおじさんだろう。 キロランケ追跡関連で何か情報は得られるかな。 スポンサードリンク 167話の感想記事は上記リンクをクリックしてくださいね。 第168話 灯台守の老夫婦 鯉戸少尉たちと合流した杉元たち その後、杉元たちは燈台の灯りを目指して進み、そこにあった小屋に入って鯉登少尉らのグループに合流する。 鯉登少尉は、猛吹雪の中を決死の思いで進み、何とか生き残ったことで放心状態の杉元たちを無視し、テーブルで優雅にお茶をする。 暖炉の元にいるロシア人の老夫婦の言葉を訳す月島軍曹。 ペチカの上がこの部屋で元も暖かい、と杉元らに体を温める様に勧める。 あっという間にペチカの上部のスペースに集まる杉元、谷垣、チカパシ。 それを見て、虫みたい、と笑う鯉登少尉。 月島軍曹は、命拾いしたな、と杉元たちに声をかける。 杉元たちをこの小屋に導いたあの燈台は、日露戦争以降は使われていなかったのだという。 この人たちがいなかったら今頃は、と月島軍曹は老夫婦に向き直る。 「(ありがとう)」 スポンサードリンク 翌日。 杉元はエノノカの祖父が自分たちの犬橇を作ってくれるのを手伝っていた。 すぐに完成した犬橇を見て、ありあわせの材料で作った橇にしては出来過ぎ、とテンションを上げる杉元。 谷垣はあの時犬橇の隊列を乱したリュウが、実は前を走っていたヘンケの橇について行こうとしていたのだと口にする。 疑ってごめんな、とリュウの顎を両手でもみくちゃにするように撫でる杉元。 リュウのことを優秀な犬だと言い、それどころか立派な橇犬にもなれると褒めたたえる。 リュウはライバル視している犬橇のリーダー、イソホセタに向けて視線から火花を飛ばすのだった。 鯉登少尉が、自分の右手の掌に金槌がくっついていると月島軍曹に助けを求める。 スポンサードリンク この寒さの中、素手で金属に触ればそうなる、と答える月島軍曹。 無理矢理剥がすと手の皮が破れると言い、誰か小便かけて融かしてやれ、と指示する。 「オレ…出るぜ」 杉元がその指示に応じて立ち上がる。 「手ぇ出しな」 杉元は外に逃げた鯉登少尉を追いかけている。 おばさんは炉で何やら調理をしていた。 金槌が手から離れた鯉戸少尉を笑顔で見つめている。 スポンサードリンク ロシア料理に舌鼓 おばさんの作った料理がテーブルに並ぶ。 月島軍曹は、杉元が驚いている赤い汁物はボルシチで、赤いのはビーツの色素だと説明する。 『美味しい』はロシア語でなんていう? というチカパシの質問に、月島軍曹は『フクースナ』と答える。 『フクースナ』と口々に呟く杉元たち。 その光景をニコニコと見つめる老夫婦。 月島軍曹は老夫婦の、いつもふたりだけなので賑やかな食事はうれしい、という意思を伝える。 ご家族は他にいないの? と杉元が何気なく切り出す。 続けて、あの写真は娘か? と鯉戸少尉が壁にある写真に指さす。 その写真には一人の若い女性。 老夫婦の顔から先程までの朗らかな笑顔が消え、深刻そうな表情で黙ってしまう。 スポンサードリンク 待ち続ける どうしたんだ? と杉元が問う。 月島軍曹は、おじさんが説明しているのをじっと聞いていた。 そして、おじさんから聞いた話を説明し始める。 夫婦と娘は三人で日露戦争が勃発する前から燈台守として暮らしていた。 ある日、彼らの前にロシア軍の脱走兵が現れ、彼は暫く燈台に住み続ける。 しかし突然、大切なひとり娘を連れて消えてしまったのだという。 娘は見つからず、軍や政府にも捜索を依頼するが動いてくれない。 その後、日露戦争が起こる。 おじさんは、日本軍が樺太に上陸した時に日本軍に燈台を利用されないよう、事前にロシア政府から燈台を破壊する為の爆薬をもらっていた。 しかしおじさんは娘を探してくれなかったロシア政府に怒りを抱いていた。 その結果燈台を破壊することなく、素直に日本軍に明け渡したのだった。 それからしばらくして、日本軍はさらに前線の北の地に新たに燈台を建設する。 そうして現在のここの燈台は不要のものとなったのだという。 スポンサードリンク このご夫婦は娘の帰りをこの燈台でずっと待っているそうだ、と話を締める月島軍曹。 月島軍曹が語り騙り終える頃には、おばさんはさめざめと泣いていた。 そのおばさんをおじさんが抱き締める。 その光景に食事をする手が止まる杉元たち。 エノノカはボロボロと泣いている。 月島軍曹も何か思いつめたような表情で黙っている。 杉元は、老夫婦が娘のことがあって燈台がここに残り、そのおかげで自分たちの命が救われた、と呟く。 そして娘の写真を見つめてから、振り返って老夫婦に訊ねる。 「この娘さんの写真 一枚借りていってもいいか?」 スポンサードリンク 出発 「(色々とありがとう)」 出発直前、月島軍曹が老夫婦に挨拶をする。 「(お願いします 娘を見つけてください)」 おばさんは目に涙を浮かべながら、杉元の手を取る。 オイ杉元、と杉元に向かって呟く月島軍曹。 杉元は、分かってる、と言い返し、行く先々で聞いて回ることくらいは大した負担にはならないと月島軍曹を説得する。 「本来の目的が最優先だが何も恩返しせずにサヨナラはできねえよ」 杉元はおばさんに、娘の写真を抜いて代わりに額に自分の写真を入れておいた、と伝える。 そしてアシリパの写真を見せて、もしこの燈台にこのアイヌの女の子が立ち寄ったら、『杉元佐一が生きてる』と伝えてくれと笑顔で頼む。 犬橇で出発する杉元、チカパシ、谷垣。 「よし行け!! トホトホトォー!!」 娘の写真の代わりに杉元の写真がある。 その写真に写る杉本の表情は明らかに変で、おまけに手つきは怪しげで、見るものに複雑な感情を抱かせるのだった。 それを見て呆然とする老夫婦。 スポンサードリンク 第168話 灯台守の老夫婦の感想 主人公杉元 老夫婦にとっては久々の客人たち。 相当賑やかで愉快な彼らを前に、老夫婦はきっと楽しい思いをしていたのだろう。 しかしそれも大事な娘が行方不明という事実の前には簡単に悲しみに変わってしまう。 きっとおばさんは思い出しては泣いているんだろうな。 その身になって考えると実に辛い。 そんなおばさんを支え続けるおじさんも辛いわな。 娘が自らの足で帰還するとしたら、この燈台を目印にやってくるはず。 そう思ってここに住み続けて、しかし未だに帰ってこないというのは、ただただ悲しい。 毎日娘が帰ってくるんじゃないか? と心のどこかで期待して、でも今日もやっぱり帰って来なくて、という繰り返しはきつい。 杉元は今、他のことに関わっている暇は本来ないんだけど、でも助けを差し伸べたいと思って実際娘の写真を借りていった杉元の気持ちは良く分かる。 老夫婦は命の恩人。 そんな人たちが困ってるならお返しに助けになりたいと思うのが人間だと思う。 月島軍曹も、オイ杉元、というだけで留めたということは、その気持ちが分かってるんだわ。 スポンサードリンク でも杉元がいち早く反応しただけで、もし杉元が言わなくても誰が老夫婦の助けになることを提案していたかな? というとそれは違うような気がする。 やはりこれは杉元だから提案出来たのだと思う。 谷垣とか鯉登少尉、月島軍曹が冷たいと言いたいのではなく、杉元が熱過ぎるだけ(笑)。 ゴールデンカムイに限らず、やはり主人公は表面上はどうあれ、心の奥底は熱いという事で共通していて欲しい。 その点、やはり杉元は主人公なんだなと思う。 でも他のメンバーも心の奥に熱いものがあるから、各々、主人公を張れるくらいの魅力はあると思う。 スポンサードリンク オチ(笑) しかし杉元の最後の写真はさすが。 見事にオチをつけてきた(笑)。 おばさんに、あの空っぽの額に俺の写真を入れておいたから、と言った時、なんかあると予感したんだよなあ。 ラストページでその予感が見事に炸裂したのには笑った。 てっきり谷垣みたいに裸でポーズをとってる写真かと思ったけど、田本は谷垣以外の裸には興味がなかったっぽいな(笑)。 でもその代わりにあの杉元のジャガーポーズ(?)は被写体として意味不明なんだけど(笑)。 なんで田本はあんな写真を撮ったんだろう……。 いや、ひょっとしてこれ杉元に撮らされたんじゃないか? あのノリノリの表情を見ると、そっちの方が納得がいく。 この額、よく見ると写真の見える部分の四方にハートがあしらってある。 それがまた杉元の邪悪な表情とジャガーポーズとのミスマッチを生んでいるというか……。 でも被写体はともかく、写真の構図きちんとしてる(笑)。 スポンサードリンク 杉元たちには、ぜひ早く娘さんを見つけてあげて欲しい。 でも娘が帰宅したら、杉元の写真はかえってこのままになるかも? 今度は杉元たちが恩人になるわけだし。 この家を訪ねてきた人に、この写真の人が娘を救ってくれたんですよ、と言うのか……。 シュールだ(笑)。 灯台の灯りまでも取材 公式ツイッターで見たけど、前回も出てきたような灯台のランプについて、実はそれを実際に所有している方とお会いして、実物を取材して描いているそうだ。 今回も、第二等不動レンズや第六等閃光レンズの絵があるけど、これも取材の成果なんだろうな。 野田先生はとにかく取材力が半端じゃない。 このリアリティが面白さを生んでいるんだなあ。 岸辺露伴……というか、そのキャラを生み出した荒木先生の言葉になるんだろうけど、確かにリアリティは面白さを生む源泉の一つだと思う。 今後も取材の成果があちこちに見られるだろう。 それらを余さず味わえるよう、じっくり読んでいきたい。 以上、ゴールデンカムイ第168話のネタバレを含む感想と考察でした。 次回、169話の感想記事はこのリンクをクリックしてくださいね。

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ゴールデンカムイ最新第168話灯台守の老夫婦の感想(ネタバレ含む)と考察。灯台の光に助けられた杉元たち。灯台の下に住み続ける老夫婦に起こった悲劇を知った杉元は……。

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強さランキング第6位 牛山辰馬 柔道家であり、入れ墨を持つ囚人。 その強靭な肉体と性欲を持つ牛山辰馬は体術に置いてピカイチ。 事実、杉元と組み合った時に、地面に根っこが張っているようだと言わしめています。 そんな彼をアシリパさんはちんぽ先生と呼んでいます。 家が崩壊しても、女ひとりを救出してしまう、そんな不敗の牛山こと、ちんぽ先生は、たまには女を抱かないと気が狂ってしまうそうです。 強さランキング第5位 永倉新八 元新撰組にて、北海道にて隠居していた永倉新八。 歴代の同士である、土方歳三の誘いに乗り行動をともにします。 土方歳三と同じ、本当に存在していた人間なのですが、史実によると、彼にはすごいエピソードだらけ。 晩年、ヤクザに絡まれた永倉は持っていた杖で一喝したらしいです。 日清戦争が勃発した際には、齢55にして抜刀隊に声をあげました。 断られてしまいましたが。 そんな彼、本作でも無双しております。 剣にいきた人間であるため、基本的には銃は使いません。 今後も彼の活躍を少しだけ期待しております。 強さランキング第4位 緒方百之助 孤高のスナイパーである緒方。 元第七師団の上等兵でありましたが、鶴見中尉に謀反を企てておりました。 三十年式歩兵銃を使用した狙撃は、2000m離れていても狙えるらしい。 杉元との近接戦でやられて、顎を砕かれたのち、坊主をやめてオールバックに変更。 そんな彼、実は深い理由があり、父親と母親を殺しているのです。 強さランキング第3位 鶴見中尉 第七師団を率いて、金塊を探す鶴見中尉。 たまに頭から変な汁が出てしまう彼ですが、彼の夢は北海道を金塊を元に支配すること。 戦争で死んでいった仲間たちの命を尊ぶ描写があったと思えば、奇人となりの、命を次々と奪って行く姿も。 現在の金塊を探す勢力の中で、一番軍事力に長け、武器も順風に配備できています。 ちなみに写真お背景は芥子の花ですね(アヘンの原料)。 彼の異人ぶりを表しています。 強さランキング第2位 土方歳三 史実では、五稜郭の戦いで死んだはずの土方歳三。 生きていた設定にして、囚人たちを逃がした張本人でもあります。 彼もまた金塊によって国を作ろうと考えております。 おじいちゃんといえども、凄すぎる無双っぷり。 未だ彼は、作中の戦いにて傷を負っていない印象です。 新撰組元副長で野心家。 そんな土方ですが、好物はお茶漬けに沢庵を細かく切って入れたもの。 やっぱりおじいちゃんなんだなとほっこりさせられます。 強さランキング第1位 杉元佐一 惚れた女のために、金を必要とする本作主人公。 不死身の杉元。 この漫画は決して主人公最強!なんていうものではないんですが、それでもやっぱり1位は杉元。 何をおいてもm、まぁ死なない(主人公なので当然かもしれませんが)。 惚れた女の梅子のため、そして一緒に行動するアシリパさんのため、彼は今日も戦い続ける熱い男なのです。 強さランキング まとめ 今後もいろいろな奇人や強者が登場するであろう本作、個人的には奇人を期待しています!アシリパさんの父親がアシリパさんに託したこと、金塊の秘密、そして新たな戦い。 今後も目が離せません。 ご愛読いただきまして、ありがとうございました!.

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