適応障害甘え。 適応障害について

適応障害で会社を休職→退職した経験談を話そうと思うんだ|さかまたナギ|note

適応障害甘え

適応障害はしばしば「甘え」だと誤解されてしまうことがあります。 適応障害はその疾患概念が分かりにくいため、甘えと誤解されやすい側面があることは確かです。 「適応する努力もせずに病気だなんて、それはおかしいんじゃないか」と批判する方の気持ちも分からないわけではありません。 しかし適応障害の「適応できない」という事がどういった状況を指しているのかを正しく理解して頂ければ、適応障害はただの甘えではないという事が分かって頂けるはずです。 適応障害を誤解して「甘えだ」「努力が足りない」と叱ったところで誰にも何のメリットもありません。 それどころか当人をより精神的に追い詰めてしまったり、職場のメンタルヘルス環境をより悪化させてしまったりと害ばかりになります。 今日は適応障害が甘えではない理由と、そもそも病気とはどんな状態を言うのかというのを改めて考えてみましょう。 1.適応障害は甘えなのか? 「適応障害なんて、ただの甘えだ」と批判されることがあります。 果たして適応障害は甘えなのでしょうか。 結論から言ってしまえば、適応障害は甘えではありません。 適応障害を「甘えだ」と考える方の言い分多くは、「環境に適応する努力もせずに、安易に病気に逃げるのはズルいのではないか」というものです。 確かに誰もが環境に適応するために努力をしています。 人は皆、それぞれ違う価値観を持っています。 全く同じ人生を歩む人などいないのですから、生きていく中で形成される価値観だって皆それぞれ異なるはずです。 そのため、ある環境に身を置けば、その環境と自分の価値観は必ず異なる部分があるため、どんな人であっても必ずストレスが生じます。 ある環境に身を置けば、誰だってストレスを感じるのです。 そして誰もがストレスに耐え、努力や工夫をすることでその環境に少しずつ適応しているのです。 皆は頑張ってなんとか適応しているのに、あの人は適応する努力もしないで病院に行って「適応障害」という病名をもらって休職している。 更に自分の好きな職場に異動させてもらっている。 そんなの不公平だ、というわけです。 こう批判したくなる気持ちは理解できない事はありません。 不満を感じる理由も十分理解できます。 しかしこの不満は、適応障害に対する誤解から生じているものです。 適応障害というのは、ある環境の価値観と自分の価値観が大きくかけ離れており、それが本人の努力だけでは修正不能であった時に診断されるものです。 つまり、その環境に適応するための本人なりの努力を十分に行ったと医師が判断し、それにも関わらず適応に失敗しているのが適応障害なのです。 このような場合は、それ以上本人だけで努力を続けさせるのではなく、第三者による介入を行い、適応のお手伝いをすべきです。 ある環境に身を置いて、それに適応する努力もせずに「この環境は合わないからイヤだ」と逃げているだけであれば、確かにそれは適応障害とは言えません。 この場合は「甘え」と言ってもよいでしょう。 しかしそういった状態を適応障害と診断しているわけではないのです。 適応障害の難しいところは、「適応するための一定の努力」がどれくらいのものなのかを具体的な指標で示せない事です。 努力は数値化できませんので、具体的な数値として表すことは難しく、診察した医師が個々に判断していかざるを得ません。 このような曖昧さも「適応障害は甘えだ」と誤解されやすい原因の1つなのでしょう。 しかし皆さんに知って頂きたい事は、適応障害というのは合わない環境からすぐに逃げている人に対して付けられる病名ではなく、合わない環境に対して一定の努力を行った上でも適応できない方に対して付けられる病名だということです。 2.そもそも病気とはどんな状態のことを言うのか 適応障害が「甘え」か「病気」かを考えるに当たって、そもそも「病気」というのはどういう状態を指すのかを改めて考えてみましょう。 「病気」という概念は人が作ったものです。 その概念ははっきり決まっているものではありませんが、一般的に「このまま放置しておけば、その人に重大な問題が生じる可能性が高い心身の状態」を病気だと考えます。 血圧が高い方に「高血圧症」の病名を付けるのは「このまま血圧が高い状態が続くと、将来脳梗塞になったり心筋梗塞になったりといった重大な問題が生じるよ」ということで、そうならないために食事指導や生活指導をしたり、お薬によって血圧を下げたりするわけです。 肺に炎症が生じて苦しい思いをしている方に「肺炎」という病名を付けるのは、「このまま放置してしまうと、呼吸出来なくなってしまい、命に関わってくる危険があるよ」ということで、そうならないように、抗生物質を投与したり、点滴をしたりするのです。 同じように考えれば、適応障害はこの「病気」という概念を十分満たしていることが分かります。 ある環境に対して、その人なりに適応しようと頑張ったけども、適応できずに心身が疲弊してしまった。 これが適応障害ですが、この状態を続けていればいずれ心身が壊れてしまう危険性は高いと考えられます。 ストレスに押し潰されてしまい、心身症やうつ病などを発症したり、社会に対して過剰な恐怖を持ってしまう恐れもあります。 そのため、医療による適切な介入をし、適応できるように援助していく必要があるのです。 3.適応障害を甘えと誤解するデメリット 適応障害の病態を誤解し、「甘え」だと考えてしまっている方はまだまだいらっしゃると感じます。 しかし適応障害を甘えと誤解してしまう事は多くのデメリットがあります。 そのため出来るだけ多くの方に「適応障害は甘えではないんだ」という事を知って頂きたいと思っています。 では適応障害を「甘え」だと誤解している方が多いと、どのようなデメリットが生まれてしまうのでしょうか。 みなさん、何かを一生懸命頑張ったのに、残念ながら結果が出なかったことってありませんか? 「一生懸命勉強を頑張ったけど、入試に落ちてしまった」 「一生懸命仕事を頑張ったけど、成果が出なかった」 生きていれば、こういった事も経験するでしょう。 この時、「それってただの甘えだよね」と冷たく言い放たれたら、あなたはどのように感じるでしょうか。 大きく傷付き、自信をなくしてしまうと思います。 やる気も余計なくしてしまうでしょう。 結果は出なかった事に対しては、確かに反省するところもあるかもしれません。 でも「頑張った」ところは評価してもらいたいものですよね。 「頑張っていない」=「甘え」なら分かりますが、「結果が出ない」=「甘え」と判断されてしまうと、それ以上頑張る事も出来なくなってしまいます。 適応障害の方に「甘え」という扱いをすることは、これと同じように適応障害の方をただ傷付け、余計に自信を無くさせてしまう行為なのです。 適応できなかったという事に対しては、確かにその人の価値観や考え方に改善が必要なところもあるかもしれません。 しかし適応するために自分なりに精いっぱい努力してきた人に対して「甘え」と切り捨てるのはあまりに乱暴ではないでしょうか。 一生懸命努力してきたところは評価しつつ、「では適応するためにはどのように考え方を変えていけばいいだろうか」「適応するためにはどのような工夫が有効だろうか」と言う事を専門家(精神科医)を考えていく事が、当人にとっても周囲にとっても、一番有意義な解決法でしょう。 適応障害を正しく知れば、周囲の方も患者さんをただ傷付けるだけの接し方はしなくなるでしょう。 周囲が正しく接することが出来れば、それだけで適応障害の治りだって早くなるのです。 4.適応障害から甘えに移行しないよう注意は必要 適応障害は甘えではありません。 これはここまでのお話で理解して頂けたでしょうか。 最後に適応障害は甘えではないのだけど、適応障害から次第に「甘え」に変わっていってしまう危険はありうるという事をお話しさせてください。 そうならないよう、本人・治療者・周囲の人も注意が必要で、そのような傾向がある場合は、周囲の人も指摘をしてあげても良いでしょう。 適応障害の治療は大きく分ければ、• 自分が環境に適応できるように訓練する• 環境が自分に合うようにする(異動、転職、退職など) の2つの方向があります。 この時、後者の治療法を選ぶときには注意が必要です。 適応できない環境を自分に合うようにする、という治療法は間違った治療法ではありません。 前者の治療法が理想的ではありますが、現実的にはしばしば後者も選択される治療法です。 しかし適応できない事に対して、環境を変えるという方針に安易に流れるようなクセがついてしまうと、いつの間にか「適応障害」が「甘え」に変わっていってしまう事もあります。 「この環境も自分に合わない」 「ここもダメ」 が安易に繰り返されるようになってしまうと、次第に適応する努力を忘れてしまう事があるのです。 こうなってしまうと、これは適応障害ではなく「甘え」と捉えられても仕方なくなってしまいます。 環境を変えるという選択肢自体が間違っているわけではありません。 しかし、安易に環境を変えることを繰り返してしまうと、それは将来的には自分自身のためにはなりません。 環境を変えるという選択肢を選ぶ場合は慎重に判断する必要があるのです。 これは当人自身も気付かない事があります。 客観的にみて、あまりに安易に環境に適応する事から逃げている様子がある場合は、「それだと逃げているだけになっちゃわないかな」「退職するという手段は本当にダメだった最後の手段にした方がいいんじゃないかな」と指摘してあげても良いでしょう。

次の

適応障害について

適応障害甘え

*当記事は「医者と学ぶ心のサプリ」から許可を受けて転載しています。 私たちは生きている中で、 多くの人とかかわりあって生きていきます。 みなそれぞれの家庭や仕事、趣味などをもっていて、 コミュニティーの中で生きています。 そういった組織の環境は、常に同じではありません。 時間の経過の中で変化し、私たちはその変化にうまく適応しながら生活しています。 ですが環境の変化に対してうまく適応できないと、 ストレスから心身の不調が生じて適応障害となってしまいます。 このようにお伝えすると、「本人が甘えているだけだ」と 誤解されてしまうかもしれません。 メンタルが強い人でも、どうしても価値観が合わないことがあれば 適応障害となってしまうことがあります。 このような適応障害ですから、 家族や職場の身の回りの方が発症することもあるかと思います。 適応障害の方に対して、周囲の接し方はどのような形が理想なのでしょうか。 ここでは、適応障害が決して甘えではないということをお伝えしたうえで、 周囲の家族や友人、職場での接し方についてお伝えしていきたいと思います。 1.適応障害と甘えの違いとは? 適応障害では、本人なりに上手く適応できないことの ストレスで心身に症状が生じます。 決して甘えではなく、 むしろ自分自身でも「甘えではないか」と 自責的な患者さんが多いです。 適応障害は、本人が環境に上手く適応できないことで発症します。 ですからその多くは環境変化の時に発症し、 しばしば周りからは甘えと誤解されてしまいます。 周りの方から見れば、 「それくらい我慢して割り切るしかないよ…」 「どうしてそんな些細なことで…」 といったように受け取られてしまい、 本人の甘えと誤解されてしまうのです。 確かに適応障害では、本人の要因が大きくて発症することもあります。 ですが決してストレス耐性が低いというわけではなく、 ストレスに強い人でも どうしても受け入れられないことはストレスになります。 周りからは一見すればよいことであっても、 本人には変化に適応できずに適応障害を生じてしまうこともあります。 職場で昇進したり、待望の子供を授かったり、 玉の輿にのった時などに適応障害になることもあるのです。 適応障害という病気は、本人と環境の価値観が合わず、 そのストレスから心身に様々な症状が認められる病気です。 適応障害と診断されるということは、 病気として治療をしたほうがよいということになります。 病気と考えるための線引きとして、• 想定以上に症状がひどい• 生活上に支障が認められる このどちらかが認められることと診断基準に記載されています。 適応障害の患者さんは、 ストレスから心身に何らかの症状が認められることがほとんどです。 何とか適応しようと頑張って結果、 ストレスに体がついてこれなくて症状が認められているのです。 ですから適応障害は、甘えではありません。 本人の要因が大きかったとしても、 その人なりに適応しようと努力しているのです。 適応障害になってしまう方は、 どちらかというと自分を責めてしまうことのほうが多いです。 「自分は甘えている」と感じてしまって相談できず、 症状を悪化させてしまうことが少なくありません。 本当に甘えてしまう人は、症状を大げさにアピールしたり、 他罰的で環境を批判したりすることもあります。 2.適応障害の原因と治療を理解する 適応障害の治療では、 原因として本人の要素と環境の要素のどちらが大きいかを 見極めることが大切です。 そのうえで、本人と環境の両面から治療を行っていきます。 適応障害の方への接し方を考えるにあたっては、 適応障害がどのような原因で発症し、 どのように治療していくのかを理解していく必要があります。 適応障害は、環境に上手く適応できないことが原因です。 どうして環境に適応できないかというと、 本人の価値観や特性と環境が求めている価値観や特性に大きなズレがあるためです。 自分が理想とする環境になることは少なく、 環境が変化すれば誰でも多少のストレスはあります。 新しい環境で求められる価値観、 特性にできるだけ近づこうと努力し、そして適応していきます。 適応障害ではそれが上手くできないのです。 ですから適応障害では、• 本人の要素• 環境の要素 の2つがあります。 どちらかだけのせいではなく、 程度の差はあれ両方の要因があります。 ですから適応障害の治療には、• 自分が環境に適応できるようになっていく• 環境を自分が適応しやすくしていく という2つのアプローチがあります。 本人の要素が強い適応障害の方は、 自分自身の問題点に目を向けなければ根本的にはよくなりません。 それに対して環境の要素が強い適応障害の方は、 環境調整をすれば再発することは少ないです。 ですから適応障害では、 まずは適応障害の原因を知っていく必要があります。 そのうえで、本人と環境の両面から治療を進めていきます。 本人の要素が強い場合は、環境調整というよりはむしろ、 本人の適応力を高めることが大切です。 そして環境の要素が強い場合は、環境調整を行いつつ、 本人が改善できることも考えていきます。 このように適応障害の治療では、原因を踏まえながら、 本人と環境の両面から治療を進めていきます。 3.適応障害の周囲の基本的な接し方 適応障害は、その原因が解消されると 比較的すぐによくなることが多いです。 適応障害だからと構えずに、普段とかわりなく接してください。 適応障害は、その原因となっている環境との不適応が解消されれば、 比較的すぐに良くなる病気です。 状態がよくなれば後にひきずる精神疾患ではなく、 普通の人と同じになります。 しかしながら適応障害と診断されると、 周囲の人はどのように接したら良いのか、 わからなくなってしまうことも少なくありません。 心身に不調が明らかな場合は、 無理をさせない方が良いというのはわかります。 適応障害がある程度よくなってから、 どのように接すればよいのかがわからなくなってしまいます。 これは適応障害に限ったことではなく、精神疾患に広く見られます。 身体の病気だったら明確なのですが、 心の病気は目に見えずにわからないので、 どう接すればよいのかわからなくなってしまいます。 それでは、あなたが適応障害から回復された患者さんだったら想像して、 以下の2つの対応を考えてみてください。 出来るだけ無理させない接し方• これまでと同じ普通の接し方 あなただったら、どちらの接し方を望みますか? ストレスを与えてしまったら適応障害を再発してしまうのではないかと、 腫れものを扱うかのようにびくびく接してこられたら、 どのように感じますか? 「自分のことはみんな扱いづらいんだ」 「自分はもう期待されていないんだ」といった感じを受けてしまいませんか? 「変わってしまった現実」に対してうまく適応できず、 それが原因で調子を崩してしまうこともあります。 このように想像してみると、 「いつもと変わらずに普通に接してくれること」のほうが 気持ちが楽だということがわかっていただけると思います。 自分のことをあまり気遣われたくないというのが、 多くの心の病気の患者さんの気持ちです。 ですから適応障害の患者さんに対しては、 「いつもと同じ家族や友人、同僚や上司」として接してくれることが、 もっとも基本的な接し方です。 4.適応障害の方への接し方は治療ステップで変わっていく 適応障害では、心身の状態がつらいときは共感的に接してください。 落ち着いて来たら、少しずつ現実的な相談などもすすめてください。 適応障害の治療では、 本人の要素と環境の要素の両方に 目を向けていく必要があることをお伝えしていきました。 しかしながら症状がつらいときに、 いきなり本人の要素に目を向けていくことはできません。 まずは心身の状態を落ち着けることを大切にして、 必要があれば環境調整などをしていきます。 落ち着いて来たら、本人の要素にも目を向けていきます。 このように治療を進めていくため、 周囲の方の接し方も2つのステップに分かれます。 順番にご説明していきます。 つらい症状のなかでは判断力が低下してしまって、 正しく事実を認識して判断することができなくなっています。 お薬を使ったり、必要に応じて環境調整することによって、 症状を和らげて心身を落ち着ける必要があります。 適応障害の原因として本人の要素が大きかったとしても、 自分を見つめるということは大きなエネルギーを必要とします。 正常な判断力がないときでは、 むしろストレスとなって状態は悪化してしまいます。 ですから周囲の方の接し方も本人に寄り添い、 共感的であることが理想的です。 「そんなことがあるんだ。 大変な中やってきたんだね」 「仕事のことは気にしないで、まずはゆっくり休んでね」といった形です。 背中を押すつもりであっても、本人に期待をこめたり、 努力をうながすことは避けてください。 「もう少し我慢すれば慣れてくるよ」 「もう少し何とかできる部分があると思うよ」 「みんな待っているから早く良くなって帰ってきてね」 こういった接し方は本人にプレッシャーとなり、 焦りにつながってしまいます。 これまでを振り返りながら、自分自身と向き合い、 そして環境にどのように向き合っていくのかを考えていく必要があります。 もちろんストレスはかかりますので調子をみながらにはなります。 ですが患者さんも、正常な判断力を取り戻して現実的に考えることができます。 とはいっても、一方的に押し付けたり、 責めたりするということではありません。 現実と向き合うのはストレスがかかることなので、 本人の頑張りを支えて、背中を押すくらいがよいです。 そして本人と現実的なことについて、 少しずつ話をしていくことはプラスになります。 話しをするだけで本人の中での考えが整理されますし、 本人のことを考えたうえで周りの人が考えを伝えることは意見になります。 その時に意識していただきたいのが、 youメッセージとiメッセージです。 「あなたは~である」ではなく、 「私は~だと思う」と主語を変えて伝えていただきたいのです。 「あなたは〇〇〇がダメだよ」ではなく、 「私は〇〇〇にしていったほうが良いと思う」といった方が、 相手にすんなりと伝わりやすいです。 困難なことからは目をそむけたくなってしまいますし、 現実から逃げてしまう選択肢をしてしまうこともあります。 こういったときは引き算で考えてしまっていることが多いので、 足し算での考え方を促してみるのも方法です。 「いろいろな人に迷惑をかけたし、 これからも上手くやっていく自信はないし、 会社からも期待もしてもらえないだろう。 だから仕事をやめるしかない…」と相談されたとしたら、 「最悪会社を辞めてしまえばよいと考えれば、 体調は少しずつよくなっているし、理解してくれる人もいる。 やってみてから考えるのはどう?」などといった形です。 とくに適応障害を繰り返している人や、 回避傾向が強い人は、現実から逃げてしまいがちになります。 それは「甘え」といったものではなく、仕方がないことです。 現実的な相談に乗っていく中でこういった傾向が認められた場合は、 本人の気持ちを受け止めながらも、 現実に向き合えるように背中を押すのが本人のためにもなります。 5.適応障害の方への誤解しやすい接し方 適応障害では、本人のストレス耐性のせいだと誤解されたり、 精神疾患は何があるかわからないと誤解されてしまうことがあります。 適応障害を正しく理解した接し方をしていただくことが、 何よりの治療になります。 適応障害の患者さんへの接し方は、 基本的には普段通りに接することになります。 そして治療にはステップがあり、まずはゆっくりと休養し、 症状が落ち着けば現実的な部分に目を向けていきます。 ですから周りの方の接し方も同様で、 心身の体調がよくなければ無理をさせずにそっとしておき、 調子が戻ってくれば普通に接していただくのが理想です。 適応障害の患者さんに接するにあたって 誤解されやすいことを具体的にみていきましょう。 以下の3つをよく誤解されています。 適応障害は甘えで、本人のストレス耐性の低さが原因だ• 適応障害は治ったといっても、いつ再発するかわからない• 適応できないこと=本人のストレス耐性が低いと誤解されがちですが、 適応障害で問題となるのはストレスの質です。 毎日残業してもへっちゃらな人が、 苦手な上司の下では不適応になってしまうこともあります。 仕事もバリバリこなすし社交的な人でも、 単調な仕事ばかりの業務では不適応になってしまうこともあります。 このように適応障害は、 それぞれの価値観によってストレスのかかり方は変わります。 人はそれぞれ異なる価値観を持っていて、十人十色です。 周りからは些細に思えることでも、 当人にとっては耐え難いことだってあります。 そのことを理解してくださると、本人への接し方も変わるかと思います。 症状が落ち着けば後に引きずることはなく、普通の生活ができます。 適応障害に限らず精神疾患は、 「いつ再発するかわからない」と考えられてしまいがちです。 このため、責任のある仕事は任せられないなどといった レッテルを張られてしまうこともあります。 ですが適応障害は、原因に折り合いがつけば普通に生活できる病気です。 調子が落ち着いてきたら、 これまでと同じような期待も持ちながら接していただければと思います。 症状が酷いときにはキツイことをいうべきではありませんが、 症状がよくなってくれば普通に接していただいてよいのです。 ミスがあれば事実を指摘して叱るべきですし、 適度にはっぱをかけるのは差し支えありません。 うつ病では励ましはNGといいますが、 適応障害で状態が回復されている方には適度な励ましも大切です。 うつ病では病的な気分の落ち込みから正常に判断できず、 何事も悲観的に考えてしまいます。 ですが適応障害で回復された方は、正常な判断力に戻っています。 本人の適応力を上げていくためには、 背中を押してくれる存在はプラスになります。 このように適応障害では、 誤解された接し方をされることが少なからずあります。 適応障害という病気を正しくまわりが理解し、 適切な接し方をしてくださることが何よりの治療になります。 まとめ 適応障害では、 本人なりに上手く適応できないことのストレスで 心身に症状が生じます。 決して甘えではなく、むしろ自分自身でも「甘えではないか」と 自責的な患者さんが多いです。 適応障害では、心身の状態がつらいときは共感的に接してください。 落ち着いて来たら、少しずつ現実的な相談などもすすめてください。 適応障害では、本人のストレス耐性のせいだと誤解されたり、 精神疾患は何があるかわからないと誤解されてしまうことがあります。 適応障害を正しく理解した接し方をしていただくことが、 何よりの治療になります。 過去記事紹介•

次の

「新型うつ」と「甘え」を見分ける方法

適応障害甘え

適応障害は甘えですか?怠けですか? 27歳女です。 以前症状の悩みを知恵袋にて質問させていただきましたが、そういう回答を受けました。 病院に行くまでは、グループでナンバーワンの売上をあげていた店の 店長という仕事にすべてを賭け、遊びや趣味よりも仕事を優先し、通常でも10時間以上、繁忙期は2時間の睡眠だけとり、あとは仕事をしているという生活を6年半続けていました。 性格も明るく楽天的で、真面目で責任感も強い性格でした。 学生時代はスポーツ強豪高のキャプテンもしていたので根性と体力にも自信があったので、女だからって負けたくなかったのです。 まさか自分がこんな状態になるなんて、自分でも信じられませんでした。 適応障害と不眠症だと診断された後は『頑張らなくていい』『もっと甘えて』と言われたのに、少し症状が改善してきて仕事も徐々に出来るようになってきましたが、結構無理をしてしまいます。 『仕事に行くからには全力でやらないと』と、まわりに迷惑をかけてる分、挽回しなくちゃと焦りもあり、家に帰ると身体も心も疲れきり動けなくなってしまいます。 次の日の朝起き上がれなくて仕事にいけない。 悪循環が続いています。 うちは裕福ではないので働かなければ生きていけないのに、 働きたいのに上手く自分をコントロールできず、情けなくて・もどかしくて、加えて会社や仕事仲間に休んでしまい迷惑をかけている事に申し訳なく思い。 いつクビを切られるか恐怖も感じています。 そんな自分を毎日責めてしまいます。 頑張った結果、体調を崩したのに甘え、怠けと言われるのは、さすがに傷つきます。 同じ経験された方いますか?頑張らないってどうしたらいいのでしょうか? そのような事を疑問に思うのは、甘えや怠けと言われたのでしょうかね? 短な人がとか、自分がとかじゃないと、理解されずらいですよね。 例えば、癌などは命に関わる病気。 見た目で、身体のハンデがある人も、直ぐに分かります。 だから、理解されるんですね。 焦らない方がいいです。 焦って悪くなると、休む事になるなら、マイナスになります。 結果、悪循環。 なら、最初からゆっくりペースでいいのじゃないでしょうか? ゆっくりペースなら、マイナスにはならないと思いますよ。 ゆっくりプラスにしていくのが、良いと思います。 そして、元気だった頃と同じように戻そうと、思わない。 だって、今まで無理してきた結果なのですから。 今日は、これだけで来たから良かった。 これだけしか出来なかったから、次はクリア出来たらいいなーと。 これ以上迷惑を掛けたくないなら、こんな感じでどうでしょうか? 疲れきって、辛いではなく。 こんなに、疲れるまでよく頑張ったなーと褒めてあげて下さい。 偉そうな事を言いましたが、私は真逆で頑張りたく無い。 このまま穏やかに過ごしたい。 お弁当を作らないといけないなら、朝は寝坊しないか、段取り良く出来るか、間に合うか。 と、いった不安感があったりもします。 家の側までしか、出れないなら、そこまで行って、行けるかなと感じたら、少し進む。 無理かななら、また今度としています。 甘えじゃなくて、ゆっくりがいいかもしれませんね。 長々となりましたが。 甘えや怠けじゃありません。 病気の一つです。 私の場合は、甘えと名前と病気かもしれませんが。 やっと、私と同じ性格で適応障害の方を見つけました。 あなたの文を、読んでなんか私と一緒の人がいるんだなぁーってすごく涙が出るくらい感情が高まりました。 私も、今適応障害という判断を受け休職中です。 あなたは、すごい方だと思います。 仕事の為に、努力して何事にも頑張って、自分が迷惑をかけていると感じておられるなんて…。 病気になるくらい、体力と心身ともに疲れてらっしゃったんですね?それとも、何か辛いことごあったんですか?… 甘さでも、怠けでもありません。 私も、店長になるために頑張った結果、適応障害になってしまいました。 原因は、店長によるパワハラです。 適応障害は、責任感がある人がかかりやすいみたいです。 このカテゴリーは特に、大体、どんな答えが欲しいか見えるような問いかけが多いです。 死にたいです、で始まって、最後は、どうしたらいいですか?だったり。 うつ病は甘えですか?で始まってたり。 とにかく何か反応が欲しいだけだったり、そうじゃないよって言って欲しいのが一目瞭然なんですよね。 そんなときもあると思いますけど。 ただ、答えが出ようのない泥沼にはまりに行ってる人は黙って見てるのもできなくて。 質問者さんなりにやろうとはしてらっしゃるんでしょうけど、それがはまってないから、不調が出てきたりしちゃってるわけですよね? 適応障害は甘えではないけど、適応できないことで問題があるのは変わりません。 甘えかどうか問うて、甘えじゃないよって言われても何にも解決しないのですよね。 「できない」というのが、しようとしないものなのか、どうしたらいいか気付けないものなのか、能力的・性質的に無理なのか、色々あるのではないかと。 もっと周りに甘えなよ、と他人は言うけれどその仕方や度合いがわからない、とか。 基本的に人に頼るのが嫌いで自分でやりたい、とか。 遠慮がちな人、真面目な人っていうと聞こえはいいのだけど度を越せば、自分で自分の可能な範囲を把握して調整できないだけって話にもなりますので。 ここら辺、「うつ病は真面目な人がなるんだ」って言葉を見かけると恥ずかしくて仕方ないんです。 自分が、融通効かない、人に助けてもらうってどうすることかわからなかった人間だもんですから。 言い訳させてもらえば家庭環境のせいもあったけど、そんなん言ってても始まりませんからね。 困ったのは昔のことでなくて、そのとき、なのですから。 周りに猶予を与えてもらうのではなく、自分で見つけて手を抜く!です。 それでペースを崩さないようにする。 それは誰しもやってることなので悪くはありません。 ただし、周りへの影響は小さめがいいです。 意図的に手を抜かないから、突如仕事を休んで大きな迷惑を振りまくのです。 手を抜くことを罪悪と感じるのは、先の回答者さんもおっしゃってますが、自分を過大評価してるってことなんですよ。 ここまでは自分のテリトリーだけど、この先は無理。 というラインを自分で作れてないってことだから。 限界手前のラインを作ることは、自分に不可能なことがあるということを受け入れることなんです。 それができないってことは、自分を過大評価してるということと同じなんです。 よく、これが納得いかない人がいて、不快に思われるみたいですけどね。 非難の意味はないですよ。 自分もそうなんで 笑 手を抜いてうまくいかないなら、質問者さんには無理な仕事なんですよ。 誰だって短期間なら全力出せますけど、続いたら息切れしますもの。 わからないならわからないなりに試していくしかないですし、自分で納得するようにしていくしかないですよ。 不調が強いときには無理してもろくなことがないので主治医との相談をしっかりと。 適応障害は甘え・怠けではありません。 今は受診して回復期にいるようですね。 投薬と十分な休養が必要なのですが、ついがんばってしまい、 翌日は起きられないという悪循環。 ここまで気が付いているのだし、 あとはがんばらないことを体得すればいいのですね。 がんばらないというか、無理しないということです。 あなたはたぶん、精いっぱいやるのがふつう、という感覚なのでしょう。 それは立派だしすごくいいことですが 適応障害になったのだから、少し加減が必要ということです。 たしかに首になったら困るし迷惑かけたくないし元の自分に戻りたいでしょうが それはしっかり治ったら、ということにしましょう。 今は 疲れすぎるまでやってはいけない、疲れそうというところでやめておく、 うまく明日につながるような体力配分を知る。 適応障害のことを周囲に理解してもらい、しばらくは疲れすぎないように仕事を調整しながらやらせてほしい、 治ったらまたバリバリ頑張りたいと伝えてください。 ムリすることでまた悪化してはさらに困ることになりますよ。 欠勤する方が会社には印象がよくないのでは。 自分のためにも会社のためにも、今はしばらく充電と思い 回復したらまた戦力になると宣言してみてください。 甘えでも怠けでもなく、適応障害という状態をよく理解して うまく逃がしていくことがポイントですよ。

次の